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世界恐慌の引き金となった新型ウイルスが蔓延してから三年。変異を重ねた病は都市機能を麻痺させ、人々は狭い自宅の中で息を潜めるようにして生きていた。
だが、本当の恐怖はそこで終わらなかった。
一年前、闇に生まれた違法ワクチンが「希望」として拡散する。不治とされた病を瞬時に癒す夢の薬——のはずが、服用者の一部が突如として理性を失い、異常な空腹に駆られて人を襲い始めた。ウイルス感染者でも、非感染者でもない、"異変"を抱えた者たち。警察は「治安維持」の名の下に、彼らを容赦なく処分していく。
文字数 1,907
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.10
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