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「…先生、当直室でオナニーですか? 不謹慎だなぁ」
大学病院の外科医・片桐 冴子(38)は、その美貌と完璧な手技から〝鉄の女医〟〝サイボーグ〟と恐れられている。
しかし彼女には、満たされない孤独を深夜の当直室での「独り遊び」で紛らわせる、誰にも言えない秘密があった。
ある夜、その現場を配属されたばかりの研修医・我妻 迅(24)に見られてしまう。
院長の息子でありながら、チャラついた態度で冴子を苛立たせていた彼。
だが、秘密を握った瞬間、彼は〝雄〟の顔を露わにする。
「黙っていてほしけかったら…僕の〝触診〟を受けてください」
実は前から冴子を狙っていた迅は、彼女の弱みにつけ込み、診察台の上で白衣を剥ぎ取っていく。
医療器具と指による執拗な愛撫。暴かれる後ろの穴。
経験豊富なはずの冴子が、年下研修医のテクニックによって、初めて〝女〟の喜びに目覚めていく――。
文字数 46,835
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.12.03
昼は氷のような冷徹上司。
夜はとろけるほど甘いバーテンダー。
――私が愛したのは、どっちの貴方ですか?
「君なぁ、顔がいいからって許されると思ったら大間違いだぞ!?」
地方支社の係長・桐沢 詩織(きりさわ しおり)は、その容姿端麗さゆえに社内で孤立していた。
真面目に仕事をしても〝枕営業〟〝顔だけ〟と揶揄され、部下のミスまで押し付けられる理不尽な日々。
心身ともに限界を迎えた雨の夜。
詩織は、路地裏に佇むバー〝Amber〟で、運命の出会いを果たす。
「…随分と、濡れてしまいましたね。…雨で、貴女の心も」
バーテンダーの穂積 静流(ほづみ しずる)。
彼の差し出すカクテルと言葉に救われた詩織は、酔った勢いで彼と一夜を共にしてしまう。
〝特定の彼女は作らないんです〟
そう線を引く彼に、詩織はプライドを捨てて縋りついた。
「…都合のいい時だけで、いいですから」
夜だけの、秘密の契約。
私の居場所は、彼の腕の中だけだった。
けれど、本社への栄転が決まった日。
詩織の前に現れたのは、冷徹な瞳をした〝営業部長〟としての彼だった。
「…貴女が桐沢係長ですか。噂は聞いています」
廊下ですれ違いざま、彼は詩織を他人として無視した。
昼間は、社長の御曹司であり氷のように冷たい上司。
けれど夜になれば、彼はバーテンダーとして詩織を甘く抱きしめ、囁く。
「…よく頑張りましたね。…こっちにおいでよ」
昼の拒絶と、夜の溺愛。
翻弄されながらも、詩織は彼の腕の中にしか〝居場所〟を見つけられなくなっていく。
これは、傷ついた二人が織りなす、切なくて甘い大人のオフィスラブ。
文字数 46,764
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.12.01
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