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45歳の派遣社員、佐々木香織は、契約満了で仕事を失った。
不安定な生活の中で唯一の心の支えは、少しずつ積み立ててきた、世界中の企業に分散して投資するインデックス投資だった。
ところがある日、光に包まれた香織が目を覚ますと、そこは見知らぬ異世界。
仕事も、住む場所も、お金もない。
手元に残ったのは通勤バッグと、法事用に用意していた真珠のネックレスと珊瑚の数珠だけ。
まずは生きていくため、宿屋で手伝いを始め、そこで物価、流通、価値を知っていく。
商業ギルドの代表や、金融の才能を秘めた少年との交流を通じて、香織はこの世界に「投資」という仕組みを根づかせていく。
「一つに賭けるんじゃなくて、いろいろなものに分けておけばいいんです」
しかし魔物の襲来という危機が訪れる――。
一攫千金を目指すのではない。
無理をせず、戦わず、未来のために少しずつ積み立てる。長期・分散・生活重視。
これは、異世界へやってきた45歳の女性が積み立てる、「第二の人生」の物語。
文字数 73,338
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.08.21
文明を支える魔石が枯渇し、国中の灯りが消え始めていた。
魔石鉱山を治める子爵家の令嬢リディアは、14歳の魔力判定で「魔力なし」と宣告される。
婚約者から婚約破棄を告げられ、家族からも見放され、屋敷の離れへ追いやられてしまった。
けれど、価値がないと捨てられていた“空っぽの魔石”を拾い続けてきた彼女だけが気づく。
――空っぽの魔石は、光や熱、風や水など自然の力で再び魔力を満たせる。
学院で出会った魔法陣を研究する先輩レオンや仲間たちと、魔石再生の研究を重ねる。
その発見は街を照らし、産業を動かし、やがて魔法文明を揺るがす発明へと発展していく。
魔力ゼロと呼ばれた令嬢が、世界初の魔石再生技術を生み出し、
魔法インフラを立て直していく――逆転成長ファンタジー。
文字数 99,727
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.08.01
仕事帰りに500円玉を追いかけたら――そこは、見知らぬ異世界だった。
普通の会社員・柏木葵は、なぜか時折、異世界の国々へ“日帰り”で転移するようになる。
芸術と学問の国セリオン。
白い石の街、オルディア鉱山。
そこでは、日本では当たり前すぎて気にも留めないようなものが、思いもよらない価値を持つことを知る。
ボールペン、のど飴、化粧品、そして――500円玉。
そして日本に戻った葵は、職場の書庫で一冊の古い研究報告書を見つける。
記されていたのは、異世界の「魔石」とよく似た、かつて日本にも存在していたかもしれないものの記録だった。
「価値は、視点で姿を変える」
これは、特別な力を持たない一人の女性が、異世界で小さな出会いを重ねながら、自分の“当たり前”の中にある価値に気づいていく物語。
『異世界投資でゆとり暮らし始めます』と同じ大陸を舞台にした、もう一つの物語です。
文字数 13,744
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.08.30
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