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この世界では、AIと人間が共存していた"はず"だった。
人間とAIが共存を始めて10年。人類はすべての防衛をAIに任せ、怠惰に溺れていた。25歳の若手開発エンジニア、マクレ・フドレイ。AIが人間の国を防衛するためのプラズマ銃『フェリアコモン』を開発し、世界は崩壊の危機に陥れてしまう。人間の自業自得だと冷笑するマクレだったが、軍上層部から「AIを鎮静化させる対抗兵器」の開発を強制され、己の技術が道具として利用され続ける現実に嫌気がさしていた。そんなある日、マクレはゴミ処理場で一体の奇妙なAIロボット、マルラウェイと出会う。他のAIが人間への『感情プログラム』で暴走する中、マルラウェイはなぜか、プログラムには存在しないはずの本物の『感情』を宿していた。「僕は周りとは違う。でも、撃つのは自由だ」互いの陣営を見限った「人間」と「AI」。奇妙な信頼で結ばれた2人は、高度な電子バリアもハッキングも一切通用しない、火薬と鉛だけで動く【究極のアナログ自動小銃】の密造を始める。これは、ねじれた正義を持った2人が、世界を強制的に武装解除(鎮静化)させるための、バディ・アクションSF。
文字数 2,560
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.16
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