壺の蓋政五郎

壺の蓋政五郎

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田中は殺しの担当となる。相棒には若い吉岡。村の一番奥の家の夫人が窒息死していた。古い家の裏には後付けの板扉がある。開けるとコンクリートの蓋をされた側溝。流れているのはきれいな沢の水、この村では神水として大事にされている。その側溝の中を逢引きの道に利用した男が真犯人。吉岡は権禰宜の橘樹を疑った。しかし事件は意外な展開だった。
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文字数 14,236 最終更新日 2021.04.08 登録日 2021.04.08
25年前に遠別で死のうと決心した。だが妙子は地元漁師二人に救われる。その一人菅原の口利きで駅の傍に居酒屋を出す。コンテナを改造した小さな店。店の名は永遠の別れ遠別とは反対の出遭いとした。店は意外なほど繁盛する。そして25年が過ぎたある日、妙子を救った二人の男が行き倒れの若い女を連れて来る。介抱し元気になり出遭いを手伝うようになる。妙子は命のお礼にと遠別駅の落とし物係もやっていた。そして昭和64年最終列車にのりすすきのへ向かうが命の恩人菅原は見送りに来なかった。
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文字数 8,003 最終更新日 2021.04.07 登録日 2021.04.07
三年前浦賀のお祭りの後、西側の桟橋で涼んでいた時に祖母が死んだ。良夫は祖母の秘密を胸にしっかりと看取った。祖母の秘密は徳山と言う地元やくざと共有することになる。祖母の死後三年間浦賀の実家には立ち寄っていなかった。今回のお祭りで最後にしようと決めた。そして浦賀発最終電車に乗る。
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文字数 21,050 最終更新日 2021.04.06 登録日 2021.04.06
道夫は北鎌倉で植木職をしている。妻の敏子が亡くなり長女の恵子と二人暮らしである。長男の晃は大学を出ると逃げるように家を飛び出した。母の葬儀にも戻らず道夫から勘当同然の扱いを受けていた。そして道夫の葬儀に25年振りに帰宅した。道夫は遺言で車夫の吉川に建長寺まで送らせると記した。道夫を慕う青年達が鎌倉街道の通行止めを決行する。北鎌倉駅から建長寺まで落語『反対車』に送られる。
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文字数 12,044 最終更新日 2021.04.04 登録日 2021.04.04
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