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猫は世界の記憶を管理する歯車の一部だった。
「あなたの瞳はまるで夏の夜を閉じ込めたようだ」
男は言った。男の傍は居心地が良かった。
だけど猫は狩らねばならない。
その魂。
しいては彼の「瞳」を。
文字数 2,031
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.08.15
耳は聞こえたし、口もあった。
ただ聞こえた音を声にする。
その能力が私にはとぼしかった。
私が話し出すと周りはおかしな顔をした。
そんな私が音楽と出会うお話。
文字数 10,003
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.08.12
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