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誰にも懐かなかった王女が、唯一心を許した人がいた。
癇癪持ちと恐れられた王子は騎士団長と出会い、人を寄せ付けぬ王女は謎多き公爵と出会った。
王女と公爵の距離はやがて王宮を騒がせる厄介な噂となり、王族兄妹を巡る風聞は、国の未来さえ揺るがしていく。
――そして王女の秘めた想いは、やがて国を揺るがす恋となる。
文字数 175,718
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.06.26
騎士団長は考えあぐねていた。
目の前の若造に、どうしても言わねばならぬことがあったのだ。
公爵の視線が騎士団長へ向く。
「閣下にお伝えしなければならないことがあります」
「はい」
「あるのですが」
「はい」
……言わねばならぬことがあるのだ!
これは、王女を甘やかしすぎる若き公爵へ、騎士団長が命懸けで苦言を呈した、とある日の王宮の一幕。
王族兄妹は噂に事欠かない 〜クセ者公爵の仮面の下〜
幕間となる一話完結の短編ですが、本作単体でもお読みいただけます。
当作品は他サイトにも掲載中です。
文字数 2,890
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.08
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