考えすぎない

いやなことをいかに楽しめるかで人生の幸福度は決まる

2019.01.09 公式 考えすぎない 第37回
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仕事でもプライベートでも、私たち日本人はその勤勉さゆえなのかつい考えすぎてしまうことが多いように思います。しかしそうした日々の悩みは、ほとんどが“考えすぎ”を原因としています。この“考えすぎるクセ”を改善すれば、もっとラクに生きることができるはず……この連載では、「考えすぎずに生き、もっと幸せになる」ための方法を紹介していきます。 

やるべきことをやろうという心掛け

誰にでもやるべきことがあります。仕事とか勉強とか家事とか育児などがそうです。他にも、人それぞれの人生の中でやるべきことがあるでしょう。

一つの悩みのせいでやるべきことをちゃんとやらないと、新たな問題を生んでしまったり、将来に大きな後悔を残してしまうことになりかねません。

大きい悩みがある時でも、「やるべきことをちゃんとやろう」と心がけることが大事です。

たとえば、一つの悩みのせいで仕事や家事をおろそかにしない。

たとえば、人づきあいで問題があっても、あいさつなど基本的なことをおろそかにしない。「相手が○○しないから、自分も○○しない」「相手が××だから、自分は○○しない」のような考えはよくないでしょう。

やるべきことがある場合には、そのことに「集中しよう」と考えたほうがいいのです。

やるべきことへの意欲を高めるために、やるべきことの価値や目的を思い出すのもいいでしょう。そのことは、「今の自分のため」や「将来の自分のため」や「自分の大切な人のため」などになっていることを思い出せば、そのことに対する心の姿勢が変わってくるはずです。

やるべきことをやっている際に、ふと抱えている問題について考えてしまうこともあるでしょう。それはしかたがありません。

そういう考えに気づいて、「このことはあとで考えよう」「今はやることに集中しよう」などと切り替えられるといいのです。

問題を大きくしないために、新たな問題を生まないために、イヤなことを忘れるために、今を大切にするために、将来のために、悩みはあっても「やるべきことをちゃんとやろう」と心がけることが大事です。

楽しむ工夫をする

もう一つ大事なことは、やるべきことをいかに工夫していかに楽しめるかということです。やるべきことをどうせやるのなら、イヤイヤやるよりも少しでも楽しめたほうがいいでしょう。

「楽しめるように工夫をしてみよう」と一所懸命に考えれば、きっと何か思いつくはずです。

楽しめるようなやり方を工夫する、そのことに関する楽しみを一つでも見つける、そのことをやる中で自分なりの楽しみをつくる、工夫することを楽しむ、というようなことができたらいいでしょう。

また、努力することでより楽しめるようになることもあります。たとえば、

・いい所を探す努力をする。「その良さがわかれば、それが楽しみになる」
・知る努力をする。「その事を知れば知るほど好きになる」
・時間と労力をかける。「手間ヒマをかけた分、楽しみも大きくなる」
・上達の努力をする。「うまくできるようになればなるほどおもしろくなる」

楽しめるようになるには少し時間がかかるかもしれませんが、少なくともイヤイヤやるのはやめたほうがいいでしょう。

たとえば、仕事をイヤイヤやらないほうがいいでしょう。イヤイヤやっていたらミスも出やすくなるでしょうし、いい仕事もできないでしょう。イヤイヤだと、ストレスを感じやすかったり、疲れやすかったりもするでしょう。何より、それだけ長い時間をイヤな気分で過ごすことになってしまいます。

やるべきこと(特に、長時間やること)を少しでも楽しめるようになれるといいでしょう。


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プロフィール

本多時生
本多時生

1956年7月、神奈川県生まれ。電気通信大学卒業。ソフト開発の仕事の傍ら、20代後半より「人の幸せに関する研究」をライフワークとしてはじめ、1996年には「幸せのホームページ」を開設、現在までほぼ毎日更新を続けている。

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