考えすぎない

やりたいことを気持ちよくやるためのコツ

2019.01.23 公式 考えすぎない 第38回
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仕事でもプライベートでも、私たち日本人はその勤勉さゆえなのかつい考えすぎてしまうことが多いように思います。しかしそうした日々の悩みは、ほとんどが“考えすぎ”を原因としています。この“考えすぎるクセ”を改善すれば、もっとラクに生きることができるはず……この連載では、「考えすぎずに生き、もっと幸せになる」ための方法を紹介していきます。 

やりたいことをやる

考えすぎると悩ましい気分になり、やる気や元気が低下して、やりたいことができなくなります。長い時間考えすぎると、それだけやりたいことをやれる時間が減ってしまうということもあります。

やりたいことがやれるかやれないかが、悩ましい生活にしてしまうかどうかの一つの分岐点なのです。

逆に、やりたいことがないから考えすぎてしまうとも言えます。悪い言い方をすれば、ヒマな人が考えすぎやすいのです。

本当にやりたいことがあるのなら、「いつまでもこんなことを考えているより、○○をやろう」と考えられるはずです。

やりたいことをやるように心がけることが〝考えすぎ〟の防止に役立つのです。

やりたいことに夢中になれれば、悩みを忘れることができます。また、やりたいことをやれば少しは楽しめるはずです。楽しむことで気分がよくなれば、悩み事を思い出すのを防ぐ効果もあるのです。

やりたいことをやれるように考える

悩みを抱えた時に考えすぎないようにするために、「やりたいことをやろう」と心がけることができるといいのです。

やりたいことができないのは、やれない理由(言い訳)を考えすぎるからかもしれません。

やれない理由を克服する方法を考えれば、やりたいことをやれるはずです。

たとえば、「時間がない」「忙しい」という場合には、生活の中になんとかやる時間をつくる方法を考えたり、一回は短時間でも長い期間かけてやる方法を考えてみる。

たとえば、「経済的な余裕がない」という場合には、節約や他の事を削ることによって「やりたいことをやる資金をなんとか生み出せないか?」「できるだけお金をかけないでやる方法はないか?」などと考えてみる。

たとえば、「反対している人がいる」という場合には、ねばり強くお願いしてみたり、なんとか説得する方法を考える。

本当にやりたいことなら、やらない言い訳を考えるより、なんとかやれるように一所懸命に考えたほうが(自分のために)いいでしょう。

やりたいことをやれるように考えるもう一つの方法は、「やりたい気もちを大切に」考えることです。「本当にやりたいのか?」と自分のやりたい気もちを再確認してみるといいのです。また、それをやることで得られるものを想像してみることです。やりたいことが思うようにできた時の喜びを想像してみるのもいいでしょう。

やりたい気もちが増せば、それだけ決断しやすくなります。

迷った時に、バランスよく考えてばかりいないで、自分のやりたい気もちを大切にして、やれる方向で一度考えてみるといいのです。

現実には、いくら考えてもやれないことはあります。でも一所懸命に考えたのなら、その時は「しかたがない」と思いやすいでしょう。

でもまた時がたてば、状況も自分も変わります。簡単にあきらめずに、自分のやりたいことを何度でもやれるように考え直してあげたほうがいいでしょう。

やりたいことをやれるように一所懸命に努力した結果、やれるようになったことはいっそう「やれる喜び・幸せ」を感じられるでしょう。

やりたいことができないのは

「やりたいことができない」という人は、いくつかのやりたいことができないのでしょう。

やりたくても、今の自分にはできないことがあります。それはしかたがありません。

でも、やりたいことは探せば他にもあるはずです。いくつかのやりたいことができないだけで、「やりたいことができない」「夢をあきらめた」などと言って、やりたいことを何もしない(探そうとしない)のは、自分のためによくないでしょう。

自分にできるやりたいことを探して、やれるように努力することが大事なのです。

やりたいことだけをやって生きよう、自分にできないことをやろうということではありません。今の自分にできそうなやりたいことを、とりあえず一つやればいいのです。

夢や生きがいなどの大きなやりたいことはすぐには見つからないかもしれません。そういうものが見つかるまで、「やりたいことがない」と何もやりたいことをしないで、つまらない時間を過ごしてしまうのはもったいないでしょう。

大きなやりたいことが見つかるまでは、小さなやりたいことをやればいいのです。そのほうが楽しいし、うまくできればそれなりの達成感や自信を得ることもできます。その延長に大きなやりたいことが見つかるかもしれないのです。

小さなやりたいことをやりながら、大きなやりたいことを探していけばいいのではないでしょうか。

やりたいことがあるのなら

自分のやりたいことがはっきりしていれば、イヤな気もちになった時に、心を切り替えるために役立てることができます。

「こんなこと(を考えてイヤな気もちになっている)より、他にやりたいことがあるのではないか?」と自問してみれば、すぐに思いつくはずです。そしたら、次のように考えることができます。

たとえば、小さいことに〝くよくよ〟〝イライラ〟しそうな時には、「こんなことを考えているヒマがあったら、やりたいことをやろう」。

たとえば、イヤな人のことをふと考えてしまっても、「あんな人のことを考えるより、好きな人のことを考えよう/やりたいことをやろう」。

たとえば、考えてもしかたがないことをつい考えてしまった時にも、「こんなことよりも、○○を大切にしよう」。

たとえば、堂々巡りのヘタな考え方を自分がしているのに気づいたら、「このことをこれ以上考えるより、限られた時間とエネルギーをやりたいことに使おう」。

こんなふうに考えれば、〝考えすぎ〟をストップすることができます。

少しでも自分がやりたいことがやれるようになり、それを自覚して〝やりたいことがやれる幸せ〟を感じて生活できるようになれたら、悩みや問題はあってもそれなりに幸せに暮らせていると思えるでしょう。


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プロフィール

本多時生
本多時生

1956年7月、神奈川県生まれ。電気通信大学卒業。ソフト開発の仕事の傍ら、20代後半より「人の幸せに関する研究」をライフワークとしてはじめ、1996年には「幸せのホームページ」を開設、現在までほぼ毎日更新を続けている。

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