今どきの若手の育て方

「上司と飲む意味って…?」若手は会社の飲み会に「合理的理由」を求めている

2019.06.20 公式 今どきの若手の育て方 第7回

「今どきの若手の育て方」より

すべてに反発しているわけではない

仕事も同じです。その業務を行うことによる自分のメリットが感じられないと、積極的には動きません。なので、言われたことだけしかやらないということです。なぜなら、それ以上のことをする合理的理由がないからです。
若手を動かすには、しっかりとした「合理的理由」が必要です。昔のように、無条件に上司、先輩の言うことを素直に聞くことはなくなってきています。
それを力で押さえつけたり、動かそうとすると「パワハラ」になります。
若手にいい仕事をさせ、いい人間関係を築きたいと思うならば、合理的な説明ができることが、これからは必要になるのです。

また、若手対象のIT系のキャリアデザイン研修で、ある人に10年後の未来を話してもらいました。すると、その方からは、海外の事業所で新規事業を任されているようになりたいという、明確な目標が出たのです。
そこから、今の仕事でさらに成果を出すことの意味を理解し、今後の学ぶべき知識やスキルが明確になることで、俄然やる気が出たのです。
将来なりたい自分や、やりたいことが明確になると、それを目的とした行動をするための合理的な理由になります。

若手だからといって、すべてに反発しているわけではありません。
仕事も、プライベートも、ともに人生の幸せに繋がるなら、積極的にやる気を出すこともできるのです。

次回に続く


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プロフィール

石田祐一郎
石田祐一郎

株式会社GO FRONTIER代表取締役。大学卒業後、婦人服アパレル企業に就職。いちスタッフから数店舗の店長を経て、マネージャーとして全国を回る。その後、課長に抜擢。ブランド存続の危機の中で、社員一丸となって業績を挽回。さらに商品部長を経て取締役営業部長となり、全社の古い企業体質を改善。退職後はコーチング、アドラー心理学、メンタルケアを学び、プロコーチとして独立。現在は年間150回以上登壇し、成果が出るマネジメントとコミュニケーションのコツを全国で伝えている。

著書

今どきの若手の育て方

今どきの若手の育て方

「今の若手はやる気がない」「すぐに会社を辞めてしまう」「いくら教育しても育たない」――。いわゆる「ミレニアル世代」と呼ばれる若手の育成に悩むリー...
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