今どきの若手の育て方

今どきの若手は「自分」よりも「チーム」での成功を優先する

2019.07.11 公式 今どきの若手の育て方 第10回

「今どきの若手の育て方」より

二極分化したマネジメント手法

私の友人で、大手の自動車メーカーを辞めた若手がいます。
その若手はこんなことを言っていました。
「最近の若手の傾向として、横の繋がりは非常に強いと思います。しかし、縦の繋がりが弱いために、大きく成長する機会がない」と。
「特に企業の中では、縦との繋がりは非常に希薄です。お互い忙しいため、自己成長をもたらす関係性がつくりにくい。だから多くの若手に、さまざまな先輩方との接点をもってもらい、その若手に自身のやりたいことを実現する仲間になってもらいたい」とのことでした。
その若手は、今後上の世代の方と協力して、若手がやりたいビジネスを応援し、この会社に貢献したいと言っていました。
今後は、若手が「嫌だな」「違うな」と思う企業からは、人が離れていくでしょう。若手は自分自身の手で、他の若手の仕事をサポートすることができることに気づいています。つまり、多くの若手が起業する時代がくる可能性があります。

このような変化を踏まえて、今後の企業の発展は、世代を超えた仲間づくりができるかどうかにかかっています。
実は企業のマネジメントの変化は、研修にも変化を及ぼしています。
従来の上意下達型のリーダーシップ研修から、コーチング研修やサーバントリーダーシップを取り入れた研修が増えています。
理由は、今までのやり方では継続した成果が出ないことと、若手が育たない現実があるからです。研修を企画する企業担当者も、今の企業風土をどうやって変えるか、試行錯誤しているのです。

次回に続く


石田祐一郎「今どきの若手の育て方」書籍の詳細はこちら

ご感想はこちら

プロフィール

石田祐一郎
石田祐一郎

株式会社GO FRONTIER代表取締役。大学卒業後、婦人服アパレル企業に就職。いちスタッフから数店舗の店長を経て、マネージャーとして全国を回る。その後、課長に抜擢。ブランド存続の危機の中で、社員一丸となって業績を挽回。さらに商品部長を経て取締役営業部長となり、全社の古い企業体質を改善。退職後はコーチング、アドラー心理学、メンタルケアを学び、プロコーチとして独立。現在は年間150回以上登壇し、成果が出るマネジメントとコミュニケーションのコツを全国で伝えている。

著書

今どきの若手の育て方

今どきの若手の育て方

「今の若手はやる気がない」「すぐに会社を辞めてしまう」「いくら教育しても育たない」――。いわゆる「ミレニアル世代」と呼ばれる若手の育成に悩むリー...
出版をご希望の方へ

公式連載