ズボラお金術

電気代やサブスク、払いすぎてるかも!?ズボラな人ほど今すぐ見直すべき固定費の罠

2026.08.25 公式 ズボラお金術 第8回
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世の中には、2つのタイプの人がいます。
1つは、お金が自然に貯まるタイプです。こういう人はなんとなく支出の管理ができ、収入に見合った暮らしができ、貯蓄もちゃんとでき、投資なんかにもチャレンジしたりして、普通に暮らしているだけでお金が貯まっていきます。
もう1つは、なぜかお金が貯まらないタイプです。贅沢をしているわけじゃないのに貯蓄は増えず、たまに支出が収入を超えてしまう月があったり。使っていないサブスクを解約するのが面倒で、放置していたり……。良く言えば「おおらか」、ちょっと悪く言うと「ズボラ」と言われてしまうような人です。

この連載では、こうしたタイプの違いを「変えられない性質によるもの」として割り切り、ズボラな人でも、無理せず、ラクに、ズボラなままで、お金が貯まっていく・増えていく方法を、ファイナンシャルプランナーの岩切健一郎さんに解説していただきます。
お金のプロでありつつ、自身がADHDの特性を持ち、お金のトラブルに見舞われた経験が豊富な岩切さんだからこそ知っている、ズボラな人でも今日からお金が貯まりだすノウハウが満載です。

「損しないプラン」を見つけて電気代を自動カット

前回は、固定費削減の際に心の邪魔をするバイアスや、固定費の筆頭である通信費の見直しについてお伝えしました。
「一回やれば自動で節約が続く」という恩恵は、通信費以外の固定費でも同じです。今回はさらに一歩進めて、電気代・保険・サブスクという、放置しがちな固定費を、無理なくスッキリ整えるコツを解説します。

電気代も、固定費の中では見直し効果が大きい項目です。
電力自由化によって、今は地域によってさまざまな会社、さまざまなプランが選べます。ただし、選択肢が多い分、面倒で放置しやすいのも事実です。

見直しの際には、過去一年間の電気代を把握することをおすすめしています。
一番使う月でいくらか、平均いくらか、多く使う時間帯はどこか。そういった情報が分かれば、自分に合ったプランを見つけやすくなります。
中にはポイントで支払いができたり、セット割ができたりするものもあります。
一方で、一定期間内の解約で違約金がかかるところもあるので、その点は注意が必要です。

毎月1000円でも安くなれば、年間で12000円です。
電気代は通信費ほど派手な節約ではないかもしれませんが、見直す意味は十分あります。特に最近は電気代そのものが上がりやすいので、放置のコストが大きくなりやすい領域です。

保険は「入っているか」ではなく「合っているか」

保険も、固定費の中ではかなり大きい部分です。
ただ、保険は少し厄介です。通信費や電気代と違って、安ければいいというものではないからです。保障が不足しても困るし、逆に過剰な保障を高い保険料で持っていても家計を圧迫します。

だからこそ、保険は「入っているかどうか」ではなく、「今の自分や家族に合っているか」で考える必要があります。
保障が大きすぎないか。逆に、本当に必要な保障が抜けていないか。貯蓄で備える部分と、保険で備える部分が整理されているか。
このあたりを確認すると、保険料は意外と見直す余地があることが多いです。

「安心のため」という言葉で考えるのを止めてしまうと、不要な固定費を払い続けることにもなります。
難しいからこそ、何となくで終わらせず、一回立ち止まって考えた方がいいところです。自分で判断が難しければ、保険募集人やFPに相談しましょう。

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プロフィール

岩切健一郎
岩切健一郎

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。1986年生まれ。29歳で適応障害とADHDの診断を受ける。コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながらフリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動中。自身が発達障害当事者であり、過去には借金を背負い生活が苦しかった時代も。「お金の専門家」でありながら「お金に苦労した当事者」という二つの視点を生かし、SNSやインターネットを通じて全国から寄せられる相談に応じている。自身の経験に基づいた当事者に寄り添うアドバイスには強い説得力があり、お金の苦手意識が強い人や発達障害当事者はもちろん、その家族からも厚い信頼を得ている。

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