頑張らないでやる気を出すコツ

自分の「やる気が出る物」を探しておく

2018.04.23 公式 頑張らないでやる気を出すコツ 第4回
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「やる気が出る物」はだれもが持っている

こんにちは、感情コミュニケ―ション術専門家の沖本るり子です。今回は、どうしてもやる気が出ない時に自分の「やる気が出る物」を探しておく方法と、その活用法についてお話します。それは、日々の仕事やプライベートでうまくいかないことが続いたりして、やる気が出なくなりそうな時のために、自分の「やる気が出る物」を探しておくと、大きく役に立つからです。

自分の「やる気が出る物」は、自分にやる気があった時に身近にあったもので、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感で感じることのできる、あらゆる「物」が対象になります。例えば、仕事がうまくいっていた時に読んでいた本や見た映画、聴いていた音楽などの、自分自身に何かしらのプラスの感覚をもたらしたアイテムです。さらに、人から言われた言葉や食べた物、着ていた服という場合もあるでしょう。「やる気が出る物」は、やる気が出せなくなった時に見たり聞いたり食べたりするだけで、やる気があった時の心の状態を取り戻して、やる気を出させてくれるアイテムなのです。

もし、今のあなたが「自分には『やる気が出る物』なんてない」と思い込んでいるとしたら、それは勘違いです。自分の心の状態を変えてくれるアイテムは、だれにでも1つや2つはあるものです。ただ、それが自分にとって「やる気の出る物」だということを認識していないがために、活用できていないだけなのです。

実際に、以前私が行っていたEQ(Emotional Intelligence Quotient=心の知能指数)を活用したセミナーでは、受講者の方に自分の「やる気が出る物」を知ってもらうワークを行っていました。その中で、過去のやる気が出せなくなった時のことを思い起こしてもらうと、その時の自分は自覚していなかったとしても、「自分の好きなアーティストの歌を聴いたら、やる気が出たことがある」などと気づく方が多く見られました。

では、自分の「やる気が出る物」は、どのように探せばよいのでしょうか? 実は、やる気が出せない状態の時に、状況を変えたいからといって、やる気のある時のことを無理やり思い出そうとしてもなかなかできません。重要なのは、「やる気が出る物」は、やる気のある時に探しておくことです。自分の心の状態がよい時にこそ、アンテナを張っておいて下さい。とくに時間やお金をかけなくても、それは日常の中で見つけることができるものです。いつもの通勤中の風景の中にあるかもしれませんし、もしくはテレビから流れてくる音楽かもしれません。

また、自分の「やる気が出る物」は1つではないかもしれませんし、「物」自体が変わることかもあります。新しいアイテムが必要になった時のためにも、「やる気の出る物」は、常にいくつか見つけておくことが理想です。

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プロフィール

沖本るり子
沖本るり子

株式会社CHEERFUL代表。感情とコミュニケーションの上手な活用によって、人と組織を育成する専門家。数多くの企業研修を請け負う傍ら、合計7冊のビジネス書の出版実績も持つ。現在は主に人財育成をテーマとし、中小企業の組織活性化のサポートを行なっている。

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