迷えるオトナ女子のための自分らしさのトリセツ

「自分迷子」を終わりにしよう!忙しすぎる毎日の中で、本当の自分を取り戻す方法

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スマホを置いて、いったん立ち止まる

日頃は、パワハラっぽい上司の言動にやる気をそがれ、同僚との人間関係に疲れ、やってもやっても終わらない業務に追いつめられ、毎日残業、持ち帰りの仕事をしている人もいらっしゃることでしょう。帰宅すると、お風呂に入る気力もなく「明日の朝に入浴すればいいか」とそのまま寝てしまう人はいませんか。
日々、目の前のことに追われ、自分と向き合う時間もなくなると疲れすぎて、自分がどのような感情をもっているのかもわからなくなってしまいます。
そんなとき、あなたに真っ先にしてもらいたいこと。それは、「いったん立ち止まること」です。

疲れながら、流れてくる動画をただ眺め、SNSを追いかけているうちに、気が付いたらものすごく時間が経過しているあなた。
まずは、立ち止まり、スマホを置いて、息をふーっと吐き出します。ぐるりと周りを見渡してみてください。あなたは今、どこにいますか。
それでは今度は、目を閉じてみましょう。 

「マインドフルネス」を意識する

この「今、この瞬間に着目する」というありかたは、マインドフルネスといいます。
1979年にマサチューセッツ大学のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)博士が、ストレスなどを改善するためのプログラムとして開発しました。
わたしたちの心は、常に動いていて、あっちに行ったりこっちに行ったり一つのところにとどまることを知りません。さっき未来のことを考えていたかと思えば、過去のできごとを振り返ったりして、「心ここにあらず」の状態がしょっちゅうあります。

タスクに追われ、あれこれ頭の中が忙しいとき、いったん立ち止まり、頭の中に次々と浮かぶ「ひとりごと」に耳をすませてください。
先ほどまで見ていた動画の内容がしばらく浮かんでくるかもしれません。週明けに「あれしなきゃ、これしなきゃ」という思考が浮かんでくるかもしれません。
不安や、焦り、意欲のなさなど、どんな感情もありのままに感じてみましょう。ただ「そう感じているんだな」と否定せずに、受け止めるのです。

感情は、あなたの大切な一部です。そう感じてはいけない、というものはありません。
「やること」、つまり行動に追われ、ゆっくりと自分と向き合う時間を確保できず、自分を見失いそうになったら、とにかく、立ち止まってみること。
そして、あれこれと浮かんでは消える慌ただしい心の動きを感じてみてください。

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プロフィール

高井祐子
高井祐子

神戸心理療法センター代表。公認心理師。臨床心理士。アンガーマネジメントファシリテーター。主に認知行動療法、マインドフルネスを用いて個人心理療法をおこなう。20年のカウンセラー歴を持ち、2025年4月までに、のべ15,602名と関わる。オンラインカウンセリングでは、日本全国のみならず海外からの相談に対応、グローバルに「こころの専門家」として活動している。著書に『認知行動療法で「なりたい自分」になる』(創元社)、『「自分の感情」の整えかた・切り替えかた』(大和出版)、『ラクに生きるための「心の地図」』(ナツメ社)などがある。

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