長年あなたの心の奥深くに染みついた「ブレーキをかける言葉」に気がついたら、自分の中に「それでいいんだよ」と自分を受け入れ、認める自分を育てていきましょう。「安心安全モード」の自分を育てるのです。
「安心安全モード」の自分は、あなたのお守りのような存在です。いつもあなたの気持ちを理解してくれ、励ましたり応援したりしてくれます。
あなたにピッタリの「お守りキャラクター」をイメージしてみましょう。大好きなアニメのキャラクターでもいいですし、推しのアーティストでも構いません。古い友人でもいいですし、亡くなったおばあちゃんでもいいですね。太陽や風、空といった自然をイメージする人もいます。
先ほど例にあげたような「ブレーキをかける言葉」が頭の中に浮かんだら、「安心安全モード」の「お守りキャラクター」を呼び出します。「自分で決めていいんだよ」「失敗したって他の人に笑われたとしても、ボクは絶対に君を笑ったりしない」「どんなに些細なことだとしても、自分のやりたいようにやってごらん」「一人で心細いなら、ワタシも側にいるから一緒にやってみよう」というふうに、安心できる言葉を言ってもらうイメージをするのです。
「安心安全モード」の自分が心の中で育ってくると、他者評価や失敗を怖がらなくなります。本当の自分の進みたい方向に向かって安心して歩めるようになります。
最後に、「ブレーキをかける言葉」にとらわれず、本当の自分の声をキャッチして生きるための大切なワークをお伝えします。
このワークを続けると、ありのままの自分のことを受け入れ、うまくいかないことが起きたとしても「まぁいっか」「なんとかなる」「大丈夫」と思えるようになります。
方法はカンタン。毎日自分をほめる。これだけです。
ただし、ちょっとしたコツがあります。
まずは、その日一日あったできごとを思い出し、良かったことを一つピックアップします。
このとき自分に厳しい人は、つい反省会になりがち。「どうしてもっと頑張らなかったのか」「もっとできたはず」と自分を責める言葉が次々と浮かんでしまいます。それらの言葉は浮かんできてもスルーしましょう。
また、せっかく良いことがあったとしても「それくらい誰だってできる」「できて当たり前」「がんばっているうちに入らない」と過小評価する考えが浮かぶ人もいます。これも「ブレーキをかける言葉」の仲間ですから、浮かんできてもスルーしましょう。
その日の良かったこと、は、些細であればあるほど良いと思ってください。周りの人にスゴイと言われるようなことじゃなくてOK。
例えば、「今日は起きて歯磨きできたね」「休みの日なのに着替えたね」といった具合に、誰でもやっていること、できて当たり前のことを選ぶことをおススメします。
ほめる手順は、
①自分の名前を声に出して呼ぶ。
②その日にあった良いことを声に出して、
③最後にホメ言葉をつける。
このスリーステップです。
実は、私も声に出すのはかなり抵抗がありました。けれども、声に出した言葉を自分の耳で聞くと、頭の中で考えるよりも、ほめ言葉が脳にしっかりと届きます。自分の名前を呼ぶと、特に脳が「自分のことだ」とよく反応してくれますし、口で言って、耳で聞いて、手で書くと、何重にもほめ言葉が脳に届きやすくなりますので、最初は恥ずかしいですが、是非実践してみましょう。
特にありがちなのですが、うまくいかない例を示しておきます。
それは「今日は、自炊をしたね」と言うだけで、ほめたつもりになっている人です。これは出来事を言っているだけなので、ほめたことになりません。最後に「えらいね」「よくがんばった」「才能あるね」「さすがだね」「天才!」などホメ言葉をつけるようにしてください。
手帳に3行ホメ日記を書くと習慣になりやすいのでおススメです。
ノートに書き留める際も、必ず声に出して読んでください。「ゆうこちゃん、今日はゆっくりお風呂に浸かれてリラックスできたね。自分の体をいたわることができるなんて最高!さすがだね」というふうに毎日続けてみてください。
最初は違和感満載の人も、ひとまずやってみてください。心から自分のことをほめられなくても大丈夫。ホメホメワークを毎日続けていると、だんだん「ブレーキをかける言葉」の浮かぶ頻度が減ってきます。そして「自己肯定感」が上がります。「自己肯定感」のことを、私は「これが自分、これでいい、これがいい」という感覚であると位置づけていますが、まさに、感覚として実感できるようになってきます。
「安心安全モード」の自分を育て、ホメホメワークを続けていくと、「ブレーキをかける言葉」に惑わされることがなくなり、安定して本当の自分を見つけることができますね。