野党・民主党の攻撃材料と米有権者の投票意欲 2026年米中間選挙:第2回

2026.08.07 Wedge ONLINE

 しかし、MAGAのモチベーションをさらに超える有権者層がいる――2024年米大統領選挙でカマラ・ハリス候補(当時副大統領)に投票した「2024年ハリス投票者」である。彼らの83%が「非常にモチベーションが高い」と答えた。

 投票に行く可能性については、民主党支持者の76%、共和党支持者の67%が「必ず投票に行く」と回答し、民主党支持者が共和党支持者を約10ポイントリードした(図表4)。MAGAは80%で高い数字が出たが、「2024年ハリス投票者」は87%でMAGAを7ポイント上回った。このように、投票に行く可能性においても、「2024年ハリス投票者」が最も高い数字を示した。

 トランプはMAGAを集めた大規模集会や自身のSNS(交流サイト)を通じて、彼らに投票所に行くように促す運動(GOTV: Get Out The Vote)をするだろう。一方、民主党は、筆者の経験によれば、戸別訪問(canvassing)、電話による支持要請(phone banking)、SNSおよび電子メールを組み合わせたGOTVを展開すると予想される。つまるところ、地上戦と空中戦で選挙戦を優勢に進め、最終的に郵便投票と投票所での対面投票の投票率を高める――それが勝利につながるのだ。

 ただし、民主党は「リーダー不在」と「主流派対民主社会主義」の2つの要素が、今後どのように展開していくのかが勝敗を決める重要な要素になってくる。仮に民主党予備選挙で、民主社会主義の候補が勝利した場合、本選挙で主流派支持の有権者は、どのような投票行動をとるのか―投票に行かないのか―が、民主党の将来の明暗を分けることになるだろう。

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