三日坊主には「できる限り小さな目標」がいい理由

この考えを提唱したのは、アメリカでやる気の研究をしているスティーヴン・ガイズという人物。彼は「体を鍛えたい」という目標のために、「1日1回、腕立て伏せをする」ということを設定しました。

ものすごくライトですね。そして事実、彼はその目標を達成し続けることができたのです。もちろん、毎日1回では終わりません。人間、一度でも始めてしまえばそのままやる気が継続しますので、1日10回や時には100回もやることができた日もありました。何にせよ、たくさんの回数の腕立て伏せを継続できたわけです。

これがもし、目標が「毎日100回腕立て伏せをやる」だったら、継続できなかったはずです。重要なことは「失敗するのが難しいほどの小さな目標」にすることなのです。

早朝ランニングを長年続けている人にその秘訣をたずねたところ、「とにかくランニングシューズを履くことだけを目標にしている。もしそれで気が乗らなかったらそこで終わりにしていいと決めたんです。でもシューズを履いたらそこでやめるのがもったいなくて、結局走っちゃうんですよね」と。

実は、小さな目標は「スタート」になるのです。先ほどの例でも「参考書に触る」という行為をしたら、実際にそれだけで終わることは、あまりありません。このまま終わるのも「なんかもったいないなぁ……」と感じるはずです。

とにかく「小さな小さな目標」を設定する、ということを覚えておいて下さい。

ズラララララッと並ぶ自分自身を想像しよう

「習慣」について考える時、あなたの「今の数分」は、「毎日の数分」だと考えてみて下さい。今日の行動は、そのまま明日から先、未来永劫に「コピー」されると考えるのです。

私自身は、起きたらまず「ストレッチ」と「読書」をするようにしています。日にもよりますが、それぞれ5分ずつくらいです。朝に読書をすると、気持ちが活性化して「よしっ! また面白い知識が得られた! この勢いで今日も頑張ろう!」と思えます。これを、この先毎日繰り返していくことができれば、それは「ほぼ毎日、すごいスタートを切れる」ということになります。これって無敵なのではないかと考えます。皆さんもご自身に合った「良い習慣」を身につけられるといいと思います。

今日、何かを頑張れば、未来のあなたたちも、同じことを頑張ってくれる。そう思うと、今のあなたは「孤独ではない」ということにも気づくはずです。

マイナスもプラスも、今日の行動は、これから先の「毎日」とつながっている。すべて、同じ行動がコピーされていく──。そのように考えて、あなたも今この瞬間を生きてみて下さい。必ず、あなたの今や、未来が変わっていくはずです。

小さな目標・進行状況・成果を目に見える形に

これまで習慣化の鍵となる「小さな小さな目標」についてお話ししました。今回はそれをさらに一歩進めて、私も実行している「継続できる仕組み」をご紹介していきましょう。

どんな形でもいいので、継続するためにはとにかく「記録」をつけましょう。あなたがその行動をどれくらい行なったかを、目に見える形で残しておくのです。

例えば、どんなに頑張って仕事をしても、その仕事の成果を実感できなかったり、リセットされてしまったりしては、やる気はどんどん失われてしまうでしょう。

「これだけやり遂げたんだ!」ということを明確に実感できると、人間の気持ちというのは上がっていくのです。私のオススメはマンガの話のような1週間の表にする方法です。これは、紙やメモ帳に手で書いてもいいですし、パソコンのテキストでもいいでしょう。スマホのメモ機能を使うのもOKです。私自身はテキストファイルを使って作成しています。