明石家さんま&ヒロミが絶賛する高学歴芸人ネイビーズアフロ、なぜ大物に気に入られる?

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ネイビーズアフロ プロフィール|吉本興業株式会社」より

 関東では霜降り明星を筆頭とするお笑い第7世代のすさまじい快進撃が繰り広げられているが、実は関西にも、それに匹敵する実力を持つ若手芸人がいることをご存じだろうか?

 それは、ボケ・皆川勇気、ツッコミ・はじりの2人からなるネイビーズアフロ。2人とも国立の神戸大学に通っていた高学歴芸人で、霜降り明星と同期のコンビだ。普段はよしもと漫才劇場(関西の若手の劇場)をメインに活動しているが、近年テレビ番組にも出演するようになり、ボケの皆川の特技を武器に、次々と大物芸人を虜にしている。

「あいつ世渡りうまいな~、恐ろしいな~」

 4月6日に放送されたバラエティ番組『痛快!明石家電視台』(MBS)では、関西の若手芸人100人を集めて、あらゆるイチバンを調査する「さんちゃん芸人牧場 イチバンは誰だ 第5弾」が放送された。

 番組開始早々、初出場のネイビーズアフロにスポットが当たると、皆川が神戸大出身ネタと得意のヨイショで明石家さんまを持ち上げた。「コネ使うのとヨイショうまいな」とさんまを感心させ、先月のギャラのイチバンを探る際にも、しっかりさんまをヨイショして、「あいつ世渡りうまいな~、恐ろしいな~」と言わしめた。

「先月、先輩に奢ってもらった回数イチバンは誰だ!」では、前回48回でイチバンに輝いた吉本新喜劇の清水啓之を抜かして皆川が52回でイチバンに。アインシュタインの河井ゆずるが「漫才劇場の先輩とは行ってないよな?」と確認すると、皆川はブラックマヨネーズの吉田敬やフットボールアワーの後藤輝基などに奢ってもらっていると話す。

 先輩芸人が喜ぶツボを押さえたヨイショを披露する皆川に対して、アインシュタインの稲田直樹が「楽屋で(先輩の情報を)覚えているところを見る」と明かすと、「覚えているときもあるけど、本当に好きな人の情報は勝手に入ってくる。その最たるものがさんま師匠」と皆川。

 その後も、相手に関連した数字の計算からヨイショする「よいしょ計算クイズ」でさんまを持ち上げると、村上ショージから「お前、今夜空けとけよ」、さんまからは「お前、肉好きか?」と声をかけられる。その後も皆川のヨイショは続き、最終的に「肉」は「ふぐ」に格上げされた。

ヒロミの心もわしづかみにした“ヨイショ芸”

 エンディングでも、「(お前らを)放ってる放送局がわからへんわ」と大絶賛されたネイビーズアフロ。さんまの心をしっかりつかんで爪痕を残せたわけだが、実は彼らは、2月11日放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演した際にも、ヒロミの心をわしづかみにしている。

 前出のよいしょ計算クイズで、ヒロミを「お笑い界の総理大臣」に例えて「レギュラー決定!」と言わせたのだ。

 このお笑い戦国時代で頭角を現した関西のルーキーは、果たしてどんな活躍を見せてくれるのか? 関東同様、関西の若手芸人たちにも注目したい。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)