カギは仕事エリアのゾーニング!快適な在宅勤務環境をつくる2ポイント&3テクニック

 また、家族に対しても、仕事エリアにいる時は仕事をしている、仕事エリアにいないときは仕事をしていないと、状況を明確に示しやすくなります。

 仕事エリアを確保する上では、下記のことに注意してください。

(1)家族の生活の動線を塞がない

(2)仕事エリアとその外を明確に区切る

(3)仕事に必要な机、椅子などを用意する

(1)家族の生活の動線を塞がない

 書斎をお持ちの方なら何も問題ありませんが、書斎などなくても在宅勤務はやってきます。いくら仕事のためとはいえ、普段家族がくつろいでいるリビングの真ん中を仕事のエリアにしてしまっては、仕事のメリハリも付けにくく、家族のくつろぐスペースも奪ってしまうことになります。家族の生活の動線を塞がないよう、可能であれば仕事用の部屋を確保し、それができない場合は生活の動線を塞がないスペースを仕事エリアとして確保しましょう。

 仕事エリアとして確保したスペースは、家族に対して、そこが仕事用のスペースとなることをきちんと説明しておきましょう。

 ちなみに、我が家は、仕事部屋専用の部屋を用意することができませんでした。その場合は、日中あまり部屋にいない娘の部屋の一角をテレワーク用に借りることで解決。事務仕事のようなPCのみの仕事については、リビングのダイニングテーブルを仕事スペースとしています。このように、2つのエリアを目的別にわけることも効果的です。

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リビングエリアの仕事スペース
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オンライン用の部屋

(2)仕事エリアとその外を明確に区切る

 仕事のエリアが決まったら、そのエリアを何かしらで区切ることで、内側と外側を明確に分けることができます。パーテーションや衝立のようなもので仕切ることができれば、視界も区切ることができるので効果的に区切ることができます。

 そのようなものを置くことが難しい場合は、仕事のエリアの床に、ビニールテープなどで明確に線を引くということでもいいです。仕事エリアの内側と外側を明確に区切るという心理的な効果があります。小さなお子様がいるご家庭など、ある程度は部屋の中の様子に気を配らなければならない場合は、このように床に印をつけてみてはいかがでしょうか。また、我が家のように家具を上手に使い、仕事空間をつくるなどの工夫も効果的です。

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区切り

(3)仕事に必要な机、椅子などを用意する

 一部、リビングのソファーで仕事をされている方がいらっしゃるようです。リビングのソファーはデスクワークを長時間するように設計されていません。長時間仕事をしていると、姿勢が悪くなったり、背中や腰を痛めたりもします。

 机は、比較的安価でコンパクトな机がインターネットで販売されています。ニトリ島忠ホームズなどさまざまな販売店がインターネット通販でテレワーク向けの家具を販売しています。サイズ感さえ間違わなければ、自宅まで届けてくれるインターネット通販をオススメします。選ぶポイントは、折りたためること。

 椅子も机と同じく、インターネット通販で手に入れることができます。高さ調整がついていたり、ひじ置き、キャスターが付いていたりと、高機能なモノでも比較的安価に購入することができます。インターネット通販での購入であれば、高さ調整機能は必須ですね。

 仕事エリアの確保は、在宅勤務でとても重要となります。ぜひ妥協せずに、ワークライフバランスを保てるエリア確保を検討してみてください。

2.仕事で使うモノの定位置を決める。

 自宅にも、はさみやペンなどの事務用品はあるでしょう。それは通常、家族が共用で使用する位置に置かれているはずです。仕事で使うものは、家族が使うモノとは区別して、収納する定位置をきちんと決めましょう。例えば、はさみが使いたいのに家族が使っていたり、どこに置いたかわからずに探してしまったりすると、それだけで喧嘩のもとになったり、集中が途切れてしまうものです。