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伯爵家の塩貿易を管理する『サーレ公館』。主である伯爵の姿を見た者は一人としておらず、届くのは時折投函される命令の手紙だけ。「お前は四十八歳だ」――そう手紙に書かれていれば、そう信じるしかない。無意味な作業とありもしない規則に縛られ、感情を殺して生きてきた侍女長マルグリットの前に、ある日、遠方の国から王子ガスパールが現れる。閉ざされた館に吹き込む、外の世界の風――救済か、それとも破滅か。
文字数 13,487
最終更新日 2026.09.22
登録日 2026.09.22
サンクレール王国の聖女ロゼットは、目に見える奇跡を起こせないという理由で、第一王子ルイや後輩聖女シルヴィアから「光るだけの役立たず」と罵られ、婚約破棄の末に追放されてしまう。しかしロゼットの祈りの光こそが、魔物から国を守り続けていた結界だったことを彼らは知らなかった。雪のなかドラグニル皇国の皇帝エリックに救われたロゼットは、その類まれな神気を尊ばれて念願のカフェを開き、彼の寵愛を受ける。一方、結界を失ったサンクレール王国は魔物の侵略で崩壊寸前。見苦しく命乞いをする元婚約者ルイを前に、ロゼットとエリックが下した決断は――。
文字数 26,232
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.04
クレアは同級生のオーウェンと家の都合で婚約した。オーウェンには幼なじみのイブリンがいて、学園ではいつも一緒にいる。イブリンがクレアに言う「わたしとオーウェンはラブラブなの。クレアのこと恨んでる。謝るくらいなら婚約を破棄してよ」クレアは二人のために身を引こうとするが……?
文字数 4,270
最終更新日 2023.02.02
登録日 2023.02.02
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