『周一郎舞台裏』7.シーン307 (2)アップ。
「重大な問題?」
「ああ。友樹君なんだが…」
「うん…?」
ばさばさっと目の前に2つの花束が差し出された。片方が白い薔薇を中心にかすみ草で取り巻かれた淡い色みの...
「ああ。友樹君なんだが…」
「うん…?」
ばさばさっと目の前に2つの花束が差し出された。片方が白い薔薇を中心にかすみ草で取り巻かれた淡い色みの...
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登録日 2016.12.15 21:46
『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(5)(個...
「ふ、ぅ」
涼やかな外気にあたり、汗に濡れた髪をかきあげてアシャは溜め息をついた。
熱っぽく絡みつく女達の視線には慣れてはいるが、久々にずっと浴びていると気...
涼やかな外気にあたり、汗に濡れた髪をかきあげてアシャは溜め息をついた。
熱っぽく絡みつく女達の視線には慣れてはいるが、久々にずっと浴びていると気...
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登録日 2016.12.15 21:45
『周一郎舞台裏』7.シーン307 (1)アップ。
「ん~」
高野は唸りながら、修一と垣の演技を首を傾げて眺めた。
「あ…ん…?」
隣に並んだ山本が同じように訝しげな声を上げるのに振り返る。
「何だよ、おい、高...
高野は唸りながら、修一と垣の演技を首を傾げて眺めた。
「あ…ん…?」
隣に並んだ山本が同じように訝しげな声を上げるのに振り返る。
「何だよ、おい、高...
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登録日 2016.12.14 22:44
『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(4)(個...
「旅から旅をしていたと聞いたが」
皇は警戒心の一つも見せず穏やかに尋ねてくる。
「ええ、いろいろなものを見て参りました」
背後で音楽が流れ、ダンスが始まった...
皇は警戒心の一つも見せず穏やかに尋ねてくる。
「ええ、いろいろなものを見て参りました」
背後で音楽が流れ、ダンスが始まった...
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登録日 2016.12.14 07:19
『周一郎舞台裏』6.シーン203(4)アップ。
(バレてる!)
修一はぎくりと体を震わせた。意識しているのかしていないのか、垣は修一が『演じている』と言い放っている。周一郎ではなく、『友樹修一』を今も演じて...
修一はぎくりと体を震わせた。意識しているのかしていないのか、垣は修一が『演じている』と言い放っている。周一郎ではなく、『友樹修一』を今も演じて...
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登録日 2016.12.13 20:57
『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(3)(個...
この人は、綺麗だ。
アシャが姿を見せた瞬間、周囲のどよめきとともにユーノは目を見張った。
もちろんユーノだけではない、広間にいる全てのものがアシャに目を奪...
アシャが姿を見せた瞬間、周囲のどよめきとともにユーノは目を見張った。
もちろんユーノだけではない、広間にいる全てのものがアシャに目を奪...
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登録日 2016.12.13 20:56
『周一郎舞台裏』6.シーン203(3)アップ。
慌ただしく過ぎ去る日々の中、数十本単位で公開される映画、それどころか、もっと大量に流れるネット画像に紛れて、これほど手間暇かけて作ったものも数秒で忘れ去られる...
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登録日 2016.12.13 00:17
『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(2)(個...
「……」
こんなところで目立つつもりはないが、仮にも皇宮、騒ぎが起こって万が一にもレアナが傷つくようなことは困る。アシャは目を細めて剣を抜いた。こじれるようなら...
こんなところで目立つつもりはないが、仮にも皇宮、騒ぎが起こって万が一にもレアナが傷つくようなことは困る。アシャは目を細めて剣を抜いた。こじれるようなら...
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登録日 2016.12.13 00:16
『周一郎舞台裏』6.シーン203(2)アップ。
「おはようございます、垣さん」
どうしてここに、とか、なぜここに、とか言う問いは、佐野には愚問以外の何ものでもない。必要な時に必要なタイミング、必要な状態で現...
どうしてここに、とか、なぜここに、とか言う問いは、佐野には愚問以外の何ものでもない。必要な時に必要なタイミング、必要な状態で現...
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登録日 2016.12.11 13:04
『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(1)(個...
広くゆったりとした石造りの浴室で、アシャは旅の疲れと汚れを落としている。
久しぶりの屋内、敵に命を狙われることもない。
体のあちこちに負った傷と逃亡で酷使...
久しぶりの屋内、敵に命を狙われることもない。
体のあちこちに負った傷と逃亡で酷使...
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登録日 2016.12.11 13:01
『周一郎舞台裏』6.シーン203(1)アップ。
たったったった。
軽い足音をたてて、一人の男が垣のアパートを目指して走っていた。
片手には咲き綻び始めた見事なサーモンピンクの薔薇の花束、春にはまだ間があ...
軽い足音をたてて、一人の男が垣のアパートを目指して走っていた。
片手には咲き綻び始めた見事なサーモンピンクの薔薇の花束、春にはまだ間があ...
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登録日 2016.12.11 01:04
『ラズーン』第一部 1.二つの名の下に(1)
風が渡る。
固い織の飾り一つないチュニックの裾を、跨がった愛馬レノの白いたてがみを、波立つそよぐ草原にただ一人立つ、ユーノの額にかかる髪を巻き上げて。
目...
固い織の飾り一つないチュニックの裾を、跨がった愛馬レノの白いたてがみを、波立つそよぐ草原にただ一人立つ、ユーノの額にかかる髪を巻き上げて。
目...
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登録日 2016.12.11 01:01
『周一郎舞台裏』5.シーン305(2)アップ。
「こちらへ、修一君」
聞き覚えのある声と同時に、おそらくは車のヘッドライトだろう、目を射る光の中を横切って、1人の男がやってきて手を伸ばす。眩さに眼を細めて、...
聞き覚えのある声と同時に、おそらくは車のヘッドライトだろう、目を射る光の中を横切って、1人の男がやってきて手を伸ばす。眩さに眼を細めて、...
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登録日 2016.12.09 21:09
『ラズーン』第一部 1.二つの名の下に(4)...
あれほどくっついて離れなかったように思えた手から力が抜ける。するりと滑り落ちた手をそのままに、なぜかぼやぼや歪んだ視界で、ぼんやりと相手を見た。
「う……ん」...
「う……ん」...
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登録日 2016.12.09 20:56
『周一郎舞台裏』5.シーン305(1)アップ。
「カーットカットカット!」
伊勢は膨れっ面で喚いた。
「違うって言うのに! 友樹君、それじゃ、直樹と同じだろう!!」
「珍しいな…」
ひそっと山本が高野に囁い...
伊勢は膨れっ面で喚いた。
「違うって言うのに! 友樹君、それじゃ、直樹と同じだろう!!」
「珍しいな…」
ひそっと山本が高野に囁い...
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登録日 2016.12.08 23:47
『ラズーン』第一部 1.二つの名の下に(3)...
(カザド?)
咄嗟に腰の剣に手が滑りかけ、ようよう自制した。
こんなところで仕掛けてくるわけはないし、大人しく群集が取り囲んでいるわけもなかろう。
第一、...
咄嗟に腰の剣に手が滑りかけ、ようよう自制した。
こんなところで仕掛けてくるわけはないし、大人しく群集が取り囲んでいるわけもなかろう。
第一、...
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登録日 2016.12.08 23:44
『周一郎舞台裏』4.シーン119(3)アップ。
カチンコが鳴った。
「周一郎が?」
滝は周一郎が部屋にいないということを聞いて眉を寄せた。
「わかった、すぐに行くよ」
高野の姿が消え、ドアを閉めた滝は、...
「周一郎が?」
滝は周一郎が部屋にいないということを聞いて眉を寄せた。
「わかった、すぐに行くよ」
高野の姿が消え、ドアを閉めた滝は、...
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登録日 2016.12.07 08:47
『ラズーン』第一部 1.二つの名の下に(2)...
(わかってる)
素っ気なく応じて、ユーノはその声を切り捨てる。
(もう言うな)
目をぱっと開けて、ユーノはゼランを追ってようやく辿りつき始めた隊員達に笑いか...
素っ気なく応じて、ユーノはその声を切り捨てる。
(もう言うな)
目をぱっと開けて、ユーノはゼランを追ってようやく辿りつき始めた隊員達に笑いか...
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登録日 2016.12.07 08:43
『周一郎舞台裏』4.シーン119(2)アップ。
「…ん、…ふ」
(何だ…?)
妙に温かいな。
垣は小さく息を吐いて身動きし、目を開けた。ぼんやりと霞んだ視界は、時間とともに次第にくっきりと明瞭になる。
(え...
(何だ…?)
妙に温かいな。
垣は小さく息を吐いて身動きし、目を開けた。ぼんやりと霞んだ視界は、時間とともに次第にくっきりと明瞭になる。
(え...
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登録日 2016.12.06 23:55
『ラズーン』第一部 1.二つの名の下に(1)...
風が渡る。
固い織の飾り一つないチュニックの裾を、跨がった愛馬レノの白いたてがみを、波立つそよぐ草原にただ一人立つ、ユーノの額にかかる髪を巻き上げて。
目...
固い織の飾り一つないチュニックの裾を、跨がった愛馬レノの白いたてがみを、波立つそよぐ草原にただ一人立つ、ユーノの額にかかる髪を巻き上げて。
目...
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登録日 2016.12.06 23:52