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彼に隠れて彼女の彼と2
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「ふう。杏奈ちゃんごめんね…紗夜ほんとうるさいよな、酔うと特に」
「ううん。伊織くんに会えたからきっと嬉しかったんだよ」
「まぁそれはいいんだけどさ…2人じゃない時にああいうのされるのほんと恥ずかしいんだよね」
そう言いながら伊織くんが缶ビールを新たに開けてごくごくと喉を鳴らした。1本飲みきる位の勢いで。
「まぁ紗夜は元々甘えたがりなところあるし…あたしにも抱きついてくるよ、久々に会った時とか」
「そう言われてみれば見たことあるかも…」
「さっきもキスされたし」
「まじで?」
「うん。唇じゃないけど」
…うん。何とか会話は出来そうだ。伊織くんも話そうとしてくれているのが伝わってくるし。お互い気を遣って変な空気だけれど…
でも、いい機会だ。伊織くんはあたしからすれば一番接点が少ない人だけれど、仲良くなる事が出来れば4人でいることに変な気を遣わなくてよくなるかもしれない。
「…でもああやって寝られると色々…」
伊織くんがぼそっと呟いた。
「え?」
「いや、何でも!」
「何か言いかけてなかったっけ?気になる」
「…いや、あいつが」
「紗夜が?」
「うーん…酒入ってるから言うけど!いっつもあいつがあんな感じだから何も出来ない…っていう」
「…えっと…エッチ出来ないってこと…?」
ということを、言ってるんだよね。伊織くんが気まずそうに俯いてるし…
「そんなに、毎回?」
「そういうわけじゃないけど…あいつ社会人になってから飲みすぎなんだよ」
「まあ元々お酒好きだしね…それに、伊織くんと一緒だと嬉しくて、つい飲みすぎちゃうとか」
「まぁ…俺の事が好きってのは伝わるんだけどあぁいうのが多いと…」
「そうそう、紗夜は伊織くんのことが大好きなんだよ!でも潰れられてばっかりは嫌だもんね…飲み過ぎない様に見ててあげるしかないんじゃない?」
「うん、まぁ、そうだね…」
「…羨ましいけどな…」
次はあたしがぼそっと呟いてしまった。ちょっと飲みすぎかな…
翼くんのことは大好き。けれど体の相性は合わない…という程のことじゃないんだけれど…
あたしは自分で性欲が強いと思っている。会えば毎回したいし、何回でもしたい。けれど翼くんはそんなに欲がない、というか淡白で。それなりにするけれど会う度というわけでもない。
会う度にするなんて、体目当てみたいで嫌だという人もいる。だからもし翼くんがそういう人だったら、と思うと言い出しづらい。
翼くんは優しいし、かっこいいし、いい人だし。文句のつけようがない、あたしには勿体無い相手だと思うくらいだ。けれどそこだけはもうちょっと何とかしたいなって…
「何が羨ましいの?」
「え…っと…」
「この際2人だからぶっちゃけちゃおうよ」
「…あ、ええっ、と…翼くん、あんまりそういう欲がないというか…」
「あー、そうなんだ」
「うん…」
「あんまりエッチしてないってことだよね」
「そう…」
「そうか…」
「だからってどうしようもないし…仕方ないよね」
「どうしようもないってことはなくない?」
「じゃあどうしたらいいの?もっとしたいって言えないから悩んでるし」
「そうだね…」
「そうなの…」
「なんかごめん…」
「ううん…こっちこそ」
「…」
…2人とも黙ってしまい、部屋には静寂が訪れた。ぶっちゃけたは良いけれど、アドバイスのしようのないあたしの悩みに伊織くんは戸惑っているのだろう。
それに、伊織くんなりにアドバイスしようとしてくれてたかもしれないのに、ちょっとムッとして言葉を返してしまった…
ぷしゅっ。気まずい空気をかき消すための様に伊織くんが缶ビールを開ける音がまた聞こえた。あたしも、ボトルからワインをグラスに注いだ。
せっかくさっきまで話せてたのに。
***
「いいよいいよ、伊織くん疲れてるでしょ」
「いや杏奈ちゃんに任せっきりは悪いし!」
「いいのに…」
気まずくてキッチンに逃げて洗い物を始めたはいいけれど伊織くんも付いてきて、押し問答の末あたしが洗い終えたお皿やグラスを伊織くんに渡して、伊織くんがそれを拭いてくれる、という流れになった。
「あっ」
手が滑り、危うくお皿を落としそうになり手を差し伸べると伊織くんがキャッチしてくれた。
と同時に距離が近付いて、そのまま伊織くんの方に倒れ込んだ。
「わ、ごめん…」
「杏奈ちゃん」
伊織くんがそのままあたしを抱きしめた。
「伊織くん…?」
「ごめん、キスさせて」
「ちょっと伊織く…」
待って。そう言う前にもう唇が触れ合っていた。
「ん…」
どうしたの、そう口を開きかけると舌が入ってきた。
「ん、ん!」
あたしを抱きしめる力が強くなる。どうして?何が起きてるの?
「あ…」
伊織くんがあたしを抱きしめながら手が太もも、付け根、お尻に上がってくる。
「ゃ…伊織くん…」
もう一度キスをしながら、伊織くんの手が次は胸を触り始める。
「もぅ…だめ、伊織くんっ…」
「俺の事嫌い?」
「…嫌いとかの問題じゃないじゃん…」
ひそひそと伊織くんの耳元で呟く。けれど伊織くんの手は止まらない。
「ね、だめ…戻れなくなるよっ…」
「でも俺の気持ちももう戻れなくなってるし」
「あ!」
伊織くんがあたしの服の下で素肌に触れ、ブラジャーのホックを外した。
その手はすぐ前に来て、胸を直で触り始めた。
「…あ…っ…」
だめ、だめ。言葉で言えない代わりに伊織くんの手を止めようと腕を掴むけれど力が入らない。
「だめ…声出ちゃ…」
「…我慢して…」
「ん…」
声を出すな、そう言われて我慢しているけれど伊織くんの手があたしの胸を触り続けて…そのうち乳首を摘み、指でかりかりと軽く引っ掻き始めた。
何この状況!あたしは翼くんの彼女で、伊織くんは紗夜の彼氏なのに。もっと強く引き離さなきゃ。なのに振り解けない。
「!」
伊織くんはあたしの服を捲りあげ、少しかがんで乳首を舐めた。
「…っっん…」
…どうしよう。
翼くん、助けて。でも起きちゃ嫌…こんなところ、見られたら…
助けて。…あたし今、めちゃくちゃ感じてるの。どきどきして、ダメなことなのに求められてるのが嬉しくて、このまま最後までされちゃうって困りながらほんとはやめて欲しくないとも思っちゃって、どうしたらいいかわからないの。
「ううん。伊織くんに会えたからきっと嬉しかったんだよ」
「まぁそれはいいんだけどさ…2人じゃない時にああいうのされるのほんと恥ずかしいんだよね」
そう言いながら伊織くんが缶ビールを新たに開けてごくごくと喉を鳴らした。1本飲みきる位の勢いで。
「まぁ紗夜は元々甘えたがりなところあるし…あたしにも抱きついてくるよ、久々に会った時とか」
「そう言われてみれば見たことあるかも…」
「さっきもキスされたし」
「まじで?」
「うん。唇じゃないけど」
…うん。何とか会話は出来そうだ。伊織くんも話そうとしてくれているのが伝わってくるし。お互い気を遣って変な空気だけれど…
でも、いい機会だ。伊織くんはあたしからすれば一番接点が少ない人だけれど、仲良くなる事が出来れば4人でいることに変な気を遣わなくてよくなるかもしれない。
「…でもああやって寝られると色々…」
伊織くんがぼそっと呟いた。
「え?」
「いや、何でも!」
「何か言いかけてなかったっけ?気になる」
「…いや、あいつが」
「紗夜が?」
「うーん…酒入ってるから言うけど!いっつもあいつがあんな感じだから何も出来ない…っていう」
「…えっと…エッチ出来ないってこと…?」
ということを、言ってるんだよね。伊織くんが気まずそうに俯いてるし…
「そんなに、毎回?」
「そういうわけじゃないけど…あいつ社会人になってから飲みすぎなんだよ」
「まあ元々お酒好きだしね…それに、伊織くんと一緒だと嬉しくて、つい飲みすぎちゃうとか」
「まぁ…俺の事が好きってのは伝わるんだけどあぁいうのが多いと…」
「そうそう、紗夜は伊織くんのことが大好きなんだよ!でも潰れられてばっかりは嫌だもんね…飲み過ぎない様に見ててあげるしかないんじゃない?」
「うん、まぁ、そうだね…」
「…羨ましいけどな…」
次はあたしがぼそっと呟いてしまった。ちょっと飲みすぎかな…
翼くんのことは大好き。けれど体の相性は合わない…という程のことじゃないんだけれど…
あたしは自分で性欲が強いと思っている。会えば毎回したいし、何回でもしたい。けれど翼くんはそんなに欲がない、というか淡白で。それなりにするけれど会う度というわけでもない。
会う度にするなんて、体目当てみたいで嫌だという人もいる。だからもし翼くんがそういう人だったら、と思うと言い出しづらい。
翼くんは優しいし、かっこいいし、いい人だし。文句のつけようがない、あたしには勿体無い相手だと思うくらいだ。けれどそこだけはもうちょっと何とかしたいなって…
「何が羨ましいの?」
「え…っと…」
「この際2人だからぶっちゃけちゃおうよ」
「…あ、ええっ、と…翼くん、あんまりそういう欲がないというか…」
「あー、そうなんだ」
「うん…」
「あんまりエッチしてないってことだよね」
「そう…」
「そうか…」
「だからってどうしようもないし…仕方ないよね」
「どうしようもないってことはなくない?」
「じゃあどうしたらいいの?もっとしたいって言えないから悩んでるし」
「そうだね…」
「そうなの…」
「なんかごめん…」
「ううん…こっちこそ」
「…」
…2人とも黙ってしまい、部屋には静寂が訪れた。ぶっちゃけたは良いけれど、アドバイスのしようのないあたしの悩みに伊織くんは戸惑っているのだろう。
それに、伊織くんなりにアドバイスしようとしてくれてたかもしれないのに、ちょっとムッとして言葉を返してしまった…
ぷしゅっ。気まずい空気をかき消すための様に伊織くんが缶ビールを開ける音がまた聞こえた。あたしも、ボトルからワインをグラスに注いだ。
せっかくさっきまで話せてたのに。
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「いいよいいよ、伊織くん疲れてるでしょ」
「いや杏奈ちゃんに任せっきりは悪いし!」
「いいのに…」
気まずくてキッチンに逃げて洗い物を始めたはいいけれど伊織くんも付いてきて、押し問答の末あたしが洗い終えたお皿やグラスを伊織くんに渡して、伊織くんがそれを拭いてくれる、という流れになった。
「あっ」
手が滑り、危うくお皿を落としそうになり手を差し伸べると伊織くんがキャッチしてくれた。
と同時に距離が近付いて、そのまま伊織くんの方に倒れ込んだ。
「わ、ごめん…」
「杏奈ちゃん」
伊織くんがそのままあたしを抱きしめた。
「伊織くん…?」
「ごめん、キスさせて」
「ちょっと伊織く…」
待って。そう言う前にもう唇が触れ合っていた。
「ん…」
どうしたの、そう口を開きかけると舌が入ってきた。
「ん、ん!」
あたしを抱きしめる力が強くなる。どうして?何が起きてるの?
「あ…」
伊織くんがあたしを抱きしめながら手が太もも、付け根、お尻に上がってくる。
「ゃ…伊織くん…」
もう一度キスをしながら、伊織くんの手が次は胸を触り始める。
「もぅ…だめ、伊織くんっ…」
「俺の事嫌い?」
「…嫌いとかの問題じゃないじゃん…」
ひそひそと伊織くんの耳元で呟く。けれど伊織くんの手は止まらない。
「ね、だめ…戻れなくなるよっ…」
「でも俺の気持ちももう戻れなくなってるし」
「あ!」
伊織くんがあたしの服の下で素肌に触れ、ブラジャーのホックを外した。
その手はすぐ前に来て、胸を直で触り始めた。
「…あ…っ…」
だめ、だめ。言葉で言えない代わりに伊織くんの手を止めようと腕を掴むけれど力が入らない。
「だめ…声出ちゃ…」
「…我慢して…」
「ん…」
声を出すな、そう言われて我慢しているけれど伊織くんの手があたしの胸を触り続けて…そのうち乳首を摘み、指でかりかりと軽く引っ掻き始めた。
何この状況!あたしは翼くんの彼女で、伊織くんは紗夜の彼氏なのに。もっと強く引き離さなきゃ。なのに振り解けない。
「!」
伊織くんはあたしの服を捲りあげ、少しかがんで乳首を舐めた。
「…っっん…」
…どうしよう。
翼くん、助けて。でも起きちゃ嫌…こんなところ、見られたら…
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