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第5章 すべては夢になりにけり
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「えっ」
柚は、そんなことまでは、知らない。
「ジュンヤくん…」
困ったように、ジュンヤを振り返る。
ジュンヤも、よく事情が吞み込めないけれど、柚のことを守らないと
いけない、という使命感で、
「たぶん、そうなんだと思います」
まっすぐに、その男に向かって言う。
「やっぱり、そうかぁ」
その人は、大きくうなづくと…
「たぶん、ガラスの靴がどこにあるのか、わかると思うよ」
いきなり二人に向かって、そう言い出す。
「えっ、ホント?」
思わず柚が、口をはさむと
「あぁ、そうだ」
にっこりと微笑んで、柚に向かってうなづく。
(さぁ、どうしよう?
この人の言うことを、信じるのか?
本当に、この人は…知っているのだろうか?)
判断に迷ったジュンヤは、その人のことを、じぃっと見つめる。
するとその人は、まっすぐに柚の方を向くと
「ボクもかつて…ガラスの靴の持ち主を、探したことがあるんだ」
静かに、そう話し出す。
柚はチョコンと、その人の隣に座ると
「それって、シンデレラのこと?」
物怖じをすることなく、その人のことを見上げた。
柚は、そんなことまでは、知らない。
「ジュンヤくん…」
困ったように、ジュンヤを振り返る。
ジュンヤも、よく事情が吞み込めないけれど、柚のことを守らないと
いけない、という使命感で、
「たぶん、そうなんだと思います」
まっすぐに、その男に向かって言う。
「やっぱり、そうかぁ」
その人は、大きくうなづくと…
「たぶん、ガラスの靴がどこにあるのか、わかると思うよ」
いきなり二人に向かって、そう言い出す。
「えっ、ホント?」
思わず柚が、口をはさむと
「あぁ、そうだ」
にっこりと微笑んで、柚に向かってうなづく。
(さぁ、どうしよう?
この人の言うことを、信じるのか?
本当に、この人は…知っているのだろうか?)
判断に迷ったジュンヤは、その人のことを、じぃっと見つめる。
するとその人は、まっすぐに柚の方を向くと
「ボクもかつて…ガラスの靴の持ち主を、探したことがあるんだ」
静かに、そう話し出す。
柚はチョコンと、その人の隣に座ると
「それって、シンデレラのこと?」
物怖じをすることなく、その人のことを見上げた。
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