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第6章 魔法の靴
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内心本当に、ガラスの靴がここにあるのか、とジュンヤが疑っている。
「もちろん、あるよ!」
なぜか柚が、自信満々でそう言う。
(なぜ?)
キッパリと言い切る柚を見ていると、どうして?と思ってしまう。
「だって…あるんだもん」
やはり柚には、説明するのが難しいようだ。
「そうなの?」
どっちにしろ、とにかく見つけないと…
本当に、二人とも、帰れなくなってしまう。
がぜんジュンヤは、やる気に満ちて来る。
馬車は、再び小さな家の前で止まる。
勢いよく、荷台から飛び降りよう…とゴソゴソしていたが、
「ここって、やっぱり」
思わずジュンヤは、手を止める。
「あの家…だよな?」
まさか、見間違いではないか、ともう一度じっくりと見詰める。
別荘とはいっても、お城というよりは、普通の家だ。
さっき来た時に、舞い戻ったようで…
まさか、ふりだしに戻るとはなぁ~
何だか、キツネにつままれたような気分だ。
しかも先ほどとは、まったく同じように、その人はひっそりと
たたずんでいる。
「あそこにいるのが…本当に、シンデレラなのか?」
どうしても、信じられなかった。
「もちろん、あるよ!」
なぜか柚が、自信満々でそう言う。
(なぜ?)
キッパリと言い切る柚を見ていると、どうして?と思ってしまう。
「だって…あるんだもん」
やはり柚には、説明するのが難しいようだ。
「そうなの?」
どっちにしろ、とにかく見つけないと…
本当に、二人とも、帰れなくなってしまう。
がぜんジュンヤは、やる気に満ちて来る。
馬車は、再び小さな家の前で止まる。
勢いよく、荷台から飛び降りよう…とゴソゴソしていたが、
「ここって、やっぱり」
思わずジュンヤは、手を止める。
「あの家…だよな?」
まさか、見間違いではないか、ともう一度じっくりと見詰める。
別荘とはいっても、お城というよりは、普通の家だ。
さっき来た時に、舞い戻ったようで…
まさか、ふりだしに戻るとはなぁ~
何だか、キツネにつままれたような気分だ。
しかも先ほどとは、まったく同じように、その人はひっそりと
たたずんでいる。
「あそこにいるのが…本当に、シンデレラなのか?」
どうしても、信じられなかった。
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