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革命戦争編(親世代)
五十一話 交渉の裏に潜む悪意、ファジュルの選択
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スラムに一人の男が来た。
以前侵攻してきた王国兵の隊長ザキーだ。
傭兵は最初罠だと警戒したものの、ザキーは非武装。短刀のひとふりすら持っていなかった。
「国王陛下から和平交渉の信書を預かってきた。反乱軍の頭に渡せ。三日後にまた来る。それまでに返事をいただきたい」
信書は、スラムの拠点にいたファジュルの元に届けられた。
反乱軍ファジュルに告ぐ
イズティハル王国より反乱軍に停戦、和平交渉を申し込む。
玉座をおりることはしてやれないが、こちらの提案を飲むのならこれ以上スラムへの攻撃はしない。
その代わりそちらももう攻撃してくるな。
停戦の約束として、互いの妻を人質として差し出すことにしよう。
「そうすればこれまでの無礼を不問にしてやる、と。馬鹿にしているな」
ファジュルが怒りをあらわにして信書を投げる。
ガーニムが譲歩策として渡してきた信書には、貧民の扱い改善が一切記されていない。
ファジュルがただただ王になりたいだけなのだと思われているらしい。
貧民の今後なんてどうでもいいのだと読み取れる。
答えを出すのに三日も必要なかった。
火に油を注ぐだけだと、ガーニムはわかっていない。
「ガーニムめ! よくもマッカを人質に差し出せたものだな。私はこんな目に遭わせるためにマッカを育ててきたのではない!」
「もしアンナが生きていたとしても同じ扱いをしたんだろうね。本当に、心底軽蔑するよ」
ジハードが声を荒らげ、ヨハンはひどく冷たい声で笑う。二人とも、ガーニムへの憎しみが隠しきれていない。
妹の幸せを願うジハードにとって、妹を道具扱いされるのは最も許しがたい行為だ。
「ファジュル様。こんな交渉、応じる価値はありません」
「ああ。ガーニムの要求には応じられない。ルゥを渡すなんてもってのほかだ」
ファジュルが投げた信書に目を通し、ルゥルアは顔を曇らせた。
「ルゥルア、心配しないで。ファジュルは貴女を引き渡したりなんてしないわ」
イーリスがルゥルアの肩に触れて労る。
「ありがとう、イーリスさん。わたしは大丈夫よ」
ルゥルアはイーリスの手に自分の手を重ねる。
ファジュルが自分を人質として差し出すなんて、ルゥルアは微塵も思っていない。あちらに行ったが最後、死んだほうがましな目に遭わされるのは明らかだ。
「ひとつ、気がかりなの。こんな、反乱軍になんの得も無い条件を出したって、ファジュルが断るのはわかるでしょう。だから、ガーニムの目的は『ファジュルに交渉を蹴らせること』だと思う。断ることで何かされるように思うの」
「た……たとえば?」
イーリスがつばを飲み込む。
「反乱軍を犯人に仕立てて平民街を襲うとか、貧民を皆殺しにするとか。ファジュルが交渉を断ったことを後悔するように、たくさんの人を巻き込むんじゃないかな」
これまで王国軍は、スラムに火を放ち、軍隊を送り込んできた。さらに先日は水路を封じるため毒薬まで取り寄せたのだ。
ガーニムはこの先も、ファジュルの命を奪うためならなんだってやる。ルゥルアにはそう思える。
「う~ん。いくら何でもそこまでやらないよって否定できないのがあの陛下だよねぇ。いっそ交渉に乗り気なフリをして油断させるっていう作戦も」
「だからといって、ルゥをあんなやつのところに引き渡すなんて」
「あくまでもフリだよフリ。そこまで怒らないでよ兄さん。ガーニムなら本当に平民を巻き込んでの戦闘をやりかねないもん。兄さんだって市街地が戦場になるのは不本意でしょ。姉さんが大事なのはわかるけど、ガーニムの話を断固拒否して何人死ぬと思ってんのさ」
「落ち着かんか、二人とも。仲間割れなんてしていたらガーニムの思う壺だ」
ディーの意見を、ファジュルが即座に否定する。言い合いする二人をラシードが宥める。
ガーニムの提案を断ることにより、大勢の人が犠牲になる可能性が高い。
ルゥルアを守るために何十、何百の民が巻き込まれる。
こうして仲間内で意見が割れることまで、もしかしたらガーニムの手のひらの上なのかもしれない。
「ファジュル、ちょっと二人で話そう」
頭に血が上っているファジュルの手を引いて、ルゥルアは会議の輪から離れる。
仲間たちから少し離れた物陰で、ファジュルと向き合う。
ファジュルの表情は、怒りと不安と、いろんなものがないまぜになっている。
この怒りは、ルゥルアの身を案じるがゆえ。
「あのね。イズティハルの歴史上でも何回か戦争があって、停戦交渉が行われたことがあるでしょう。おじいちゃんが教えてくれたじゃない」
「……それが、今回のこととなんの関係がある?」
「交渉は互いの意見を何度も交換して、すり合わせてはじめて成り立つでしょう? だからこちらからも返信を出すの。ファジュルがガーニムに望むことをしっかり記す。それなら断っていることにはならないし、ガーニムの提案を受け入れていることにもならないよね」
ガーニムがあくまでも『停戦交渉』という形を取ってきたなら、同じく『交渉』で返す。
信書が返される以上、ガーニムは応えなければならない。
ガーニムが攻撃をもって返事とするなら、こちらも次なる手を打つだけ。
「ファジュルがわたしの身を案じてくれているのは痛いくらいわかる。でも、怒りに任せて交渉を蹴ったら、きっとまずいことになってしまう」
ルゥルアはファジュルの右手を両手で包み、青い瞳を見つめる。
「お願いファジュル。冷静になって」
「…………ルゥ」
ファジュルは泣きそうな表情で、ルゥルアの手を握り返す。
「そう、だな。俺が冷静に物事を見れなくなったら、たくさん犠牲が出るんだ。大切なことを忘れてしまうところだった」
もう、いつものファジュルだ。
優しくてあたたかい目がルゥルアを映す。
「ディーにも謝らないと。きちんと俺の間違いを指摘してくれたのに、怒鳴ってしまった」
「そういうのは本人にちゃんと言わないと」
「あぁ」
ルゥルアとファジュルは仲間たちのところに戻り、もう一度、今度は冷静に話し合いをした。
三日後、答えを聞くためにやってきたザキーに応えの信書を託す。
イスティハール・アル=ファジュルがイズティハル王ガーニムに求む
貧民に国籍を与え救済すること。
流民がイズティハルの民になることを許可すること。
スラムの環境改善。
妻を人質にする案は飲めない。そちらも妻を差し出すような真似をしないよう願う。
先に停戦交渉を持ちかけたのはガーニムの方だ。
交渉する姿勢を見せた反乱軍を攻撃するか否かは、ガーニム次第。
ファジュルたちにできるのは、このあと何をされても反撃できるよう備えることだけだ。
以前侵攻してきた王国兵の隊長ザキーだ。
傭兵は最初罠だと警戒したものの、ザキーは非武装。短刀のひとふりすら持っていなかった。
「国王陛下から和平交渉の信書を預かってきた。反乱軍の頭に渡せ。三日後にまた来る。それまでに返事をいただきたい」
信書は、スラムの拠点にいたファジュルの元に届けられた。
反乱軍ファジュルに告ぐ
イズティハル王国より反乱軍に停戦、和平交渉を申し込む。
玉座をおりることはしてやれないが、こちらの提案を飲むのならこれ以上スラムへの攻撃はしない。
その代わりそちらももう攻撃してくるな。
停戦の約束として、互いの妻を人質として差し出すことにしよう。
「そうすればこれまでの無礼を不問にしてやる、と。馬鹿にしているな」
ファジュルが怒りをあらわにして信書を投げる。
ガーニムが譲歩策として渡してきた信書には、貧民の扱い改善が一切記されていない。
ファジュルがただただ王になりたいだけなのだと思われているらしい。
貧民の今後なんてどうでもいいのだと読み取れる。
答えを出すのに三日も必要なかった。
火に油を注ぐだけだと、ガーニムはわかっていない。
「ガーニムめ! よくもマッカを人質に差し出せたものだな。私はこんな目に遭わせるためにマッカを育ててきたのではない!」
「もしアンナが生きていたとしても同じ扱いをしたんだろうね。本当に、心底軽蔑するよ」
ジハードが声を荒らげ、ヨハンはひどく冷たい声で笑う。二人とも、ガーニムへの憎しみが隠しきれていない。
妹の幸せを願うジハードにとって、妹を道具扱いされるのは最も許しがたい行為だ。
「ファジュル様。こんな交渉、応じる価値はありません」
「ああ。ガーニムの要求には応じられない。ルゥを渡すなんてもってのほかだ」
ファジュルが投げた信書に目を通し、ルゥルアは顔を曇らせた。
「ルゥルア、心配しないで。ファジュルは貴女を引き渡したりなんてしないわ」
イーリスがルゥルアの肩に触れて労る。
「ありがとう、イーリスさん。わたしは大丈夫よ」
ルゥルアはイーリスの手に自分の手を重ねる。
ファジュルが自分を人質として差し出すなんて、ルゥルアは微塵も思っていない。あちらに行ったが最後、死んだほうがましな目に遭わされるのは明らかだ。
「ひとつ、気がかりなの。こんな、反乱軍になんの得も無い条件を出したって、ファジュルが断るのはわかるでしょう。だから、ガーニムの目的は『ファジュルに交渉を蹴らせること』だと思う。断ることで何かされるように思うの」
「た……たとえば?」
イーリスがつばを飲み込む。
「反乱軍を犯人に仕立てて平民街を襲うとか、貧民を皆殺しにするとか。ファジュルが交渉を断ったことを後悔するように、たくさんの人を巻き込むんじゃないかな」
これまで王国軍は、スラムに火を放ち、軍隊を送り込んできた。さらに先日は水路を封じるため毒薬まで取り寄せたのだ。
ガーニムはこの先も、ファジュルの命を奪うためならなんだってやる。ルゥルアにはそう思える。
「う~ん。いくら何でもそこまでやらないよって否定できないのがあの陛下だよねぇ。いっそ交渉に乗り気なフリをして油断させるっていう作戦も」
「だからといって、ルゥをあんなやつのところに引き渡すなんて」
「あくまでもフリだよフリ。そこまで怒らないでよ兄さん。ガーニムなら本当に平民を巻き込んでの戦闘をやりかねないもん。兄さんだって市街地が戦場になるのは不本意でしょ。姉さんが大事なのはわかるけど、ガーニムの話を断固拒否して何人死ぬと思ってんのさ」
「落ち着かんか、二人とも。仲間割れなんてしていたらガーニムの思う壺だ」
ディーの意見を、ファジュルが即座に否定する。言い合いする二人をラシードが宥める。
ガーニムの提案を断ることにより、大勢の人が犠牲になる可能性が高い。
ルゥルアを守るために何十、何百の民が巻き込まれる。
こうして仲間内で意見が割れることまで、もしかしたらガーニムの手のひらの上なのかもしれない。
「ファジュル、ちょっと二人で話そう」
頭に血が上っているファジュルの手を引いて、ルゥルアは会議の輪から離れる。
仲間たちから少し離れた物陰で、ファジュルと向き合う。
ファジュルの表情は、怒りと不安と、いろんなものがないまぜになっている。
この怒りは、ルゥルアの身を案じるがゆえ。
「あのね。イズティハルの歴史上でも何回か戦争があって、停戦交渉が行われたことがあるでしょう。おじいちゃんが教えてくれたじゃない」
「……それが、今回のこととなんの関係がある?」
「交渉は互いの意見を何度も交換して、すり合わせてはじめて成り立つでしょう? だからこちらからも返信を出すの。ファジュルがガーニムに望むことをしっかり記す。それなら断っていることにはならないし、ガーニムの提案を受け入れていることにもならないよね」
ガーニムがあくまでも『停戦交渉』という形を取ってきたなら、同じく『交渉』で返す。
信書が返される以上、ガーニムは応えなければならない。
ガーニムが攻撃をもって返事とするなら、こちらも次なる手を打つだけ。
「ファジュルがわたしの身を案じてくれているのは痛いくらいわかる。でも、怒りに任せて交渉を蹴ったら、きっとまずいことになってしまう」
ルゥルアはファジュルの右手を両手で包み、青い瞳を見つめる。
「お願いファジュル。冷静になって」
「…………ルゥ」
ファジュルは泣きそうな表情で、ルゥルアの手を握り返す。
「そう、だな。俺が冷静に物事を見れなくなったら、たくさん犠牲が出るんだ。大切なことを忘れてしまうところだった」
もう、いつものファジュルだ。
優しくてあたたかい目がルゥルアを映す。
「ディーにも謝らないと。きちんと俺の間違いを指摘してくれたのに、怒鳴ってしまった」
「そういうのは本人にちゃんと言わないと」
「あぁ」
ルゥルアとファジュルは仲間たちのところに戻り、もう一度、今度は冷静に話し合いをした。
三日後、答えを聞くためにやってきたザキーに応えの信書を託す。
イスティハール・アル=ファジュルがイズティハル王ガーニムに求む
貧民に国籍を与え救済すること。
流民がイズティハルの民になることを許可すること。
スラムの環境改善。
妻を人質にする案は飲めない。そちらも妻を差し出すような真似をしないよう願う。
先に停戦交渉を持ちかけたのはガーニムの方だ。
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