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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話7

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「これは!」

  アクア
「お爺さん大丈夫ですか!」

  俺達が慌てて中に入ると…

 お爺さん
「なんじゃ!うるさい」

  散らかった店内の奥にお爺さんは居た。

 「これは一体…」

  お爺さん
「何でも無いわ!」

 「いや、なんでもない状況じゃないでしょ」

  憤慨するお爺さん。

  お爺さん
「わしゃ!知らん」

  アクアさんがお爺さんの所へ近づき…

 アクア
「なんでもない状況では無いように見えるのですが、良かったら事情だけでも」

  そういうとさっきまで怒っていたお爺さんが急に静かになって…

 お爺さん
「それは…あのじゃな…ここでクリスを見たと言ってたからじゃな…何か手がかりがあるかと」

  急にモジモジしだしてなんか…

 アクア
「探し物ですか、宜しかったら手伝いますよ」

  お爺さん
「いや、それは…」

  そのとき!

  ガタン!

  物音がしてそちらを見ると一匹の猫が!少し大きな絵を口に咥えて出てきた。

 「なんだあれ!」

  そしてその絵をよく見ると…

 クリスの透かし絵

 「あ!あれクリスさんの絵って書いてあります!」

  お爺さん
「なんじゃと!あの絵は無くなったはずだ」

  その時!

≪緊急プググランドクエスト≫
 町中に泥棒猫!が発生お店の商品を盗み出しているぞ!
  捕まえて商品を取り戻そう!
  神社に逃げ込む前に取り戻した商品はゲットできるぞ!

 「えええ!なんでこんなクエストが!やばいみんな!捕まえろ」

  アクア
「はい!」


  アネゴ
「わかったわ!」

  猫のステータスは

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  泥棒猫
  レベル10
 HP50
 MP80
 スキル 影分身 ぬすむ スピードUP
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  雑魚ではあるが…

「こら待って!」

  アクア
「ああ!そっちに」

  とにかく早い!
  メタ○系かお前!

 「くそーーアネゴそっちいきました」

  アネゴ
「任せて!っって!なんか…ギャー!噛まないで」

  魚に反応したのかアネゴひと齧りしたが、
  まずそうな顔をしてそのまま外へ行ってしまった。

  アネゴ
「いろんな意味でショックよ!」


  なんか泣いてるアネゴ…あとでフォローするから今は!

 「みんな!追え~~~~!」

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