アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

第5章 ウォータギャング

125：海のちバズーカ4

アネゴ
「いや～堪能したわね」

アクア
「ええ、見ているだけでも楽しいですね」

そしていつ間にか復活した先生が…

先生
「誰かがもっと稼いでくれればもっと満喫できるのにの～」

YUTAKA
「ははは、頑張らないとな」

小さいモフモフの手で俺の足を腰を背伸びしてパンパン叩くYUTAKAさん。

「はあ～」

YUTAKA
「まあ、元気出せ 飯でも奢ってやろう」

「いえいえ、悪いですよ」

YUTAKA
「いいから、いいから」

　そういってYUTAKAさんは裏路地へと入って行く、
それからしばらく歩くと昔ながらの定食屋みたいな店が見えた。

YUTAKA
「おう！邪魔するぞ」

NPC
「あ！兄貴いらっしゃい」

　恰幅の良いお兄さんが俺達を迎えてくれた。

俺達は席に座りメニューを確認を見てみると、

　突撃赤魚の煮つけ定食
　爆裂ウニと刺身定食
　幽霊くらげの冷麺 などなど

やはり海鮮モノが多い。

YUTAKA
「遠慮せず頼みな」

「ありがとうございます」

悩んだ末に…

　俺→突撃赤魚の煮つけ定食
　アクア→幽霊くらげの冷麺
　アネゴ→爆裂ウニと刺身定食（共食い？！）
　先生はサンゴの欠片を注文していた。
　
 俺の料理は家庭的な醤油と砂糖っぽいタレに煮込まれた魚の煮つけ、付け合せはワカメのような海藻の酢の物とイソギンチャクのような生物の漬物そして…・

NPC
「兄貴の連れてきた客人だ！たんと食え！」

　目の前に山というよりタワーの様に積まれたご飯！

「あ、ありがとうございます」

お腹破裂するぞ…

　アクアさんは色とりどりの海藻とサンゴ？の枝っぽい綺麗なモノが乗っており、麺は透き通るような細い感じのモノだった、店主の話ではコレが幽霊くらげの足だそうだ。

NPC
「あとお嬢ちゃんにはサービスで寒天海藻のゼリーだ」

アクア
「綺麗ですね～ありがとうございます」

透明でキラキラした青いゼリーもオマケでもらった。

　アネゴの料理は尾頭付きのサバの様な青魚と海老、ウニが乗った船盛であった
　これは…魚が魚を食べるというシュールな…

アネゴ
「うん！新鮮ね」

NPC
「あたぼうよ！仕入先が特殊だからな！」

一方先生は綺麗なピンク色のサンゴの枝を食べている。

　先生
「このサンゴもなかなか良きモノじゃ」

NPC
「おう！分かるのかい、それはこの前道具屋から借金の方に…」

　YUTAKA
「サブ！口が過ぎるぞ」

NPC（サブ）
「ヘイ」

　なんか怖い言葉を聞いたが、聞かなかったことにして食事をした。
俺は山盛りのご飯を必死で書き込む。

数十分後…

「もう食えないです～」

アネゴ
「お腹パンパンね」

YUTAKA
「うん！若いな！」

アクア
「主 横になります？」

アクアさんが膝枕してくれそうな気配！
しかし！その夢は爆音によって砕かれた。

ドン！！

突如 店の入り口が吹き飛んだ！

YUTAKA
「何事だ！」


？？？
「おう！これは丁度良いとこに」

YUTAKA
「お前はサン五郎！コレはどういうことだ！」

サン五郎
「気軽に名前呼ぶんじゃねえよ！もうお前の手下でも無いんだからよ」

YUTAKA
「！？どういうことだ」

サン五郎
「ほとんどの仲間はYUKITO側に寝返ったんだよ！あんたの古い考えには着いて行けないんだよ！」

YUTAKA
「なんだと！」

サン五郎
「おう！みんなやっちまえ」

そういうと後ろから複数の黒服が武器を片手に入ってくる。

NPC（サブ）
「兄貴！ここは俺が抑えますから早く裏から！」

 店主は包丁片手に突撃。

YUTAKA
「すまねえ！みんなこっちだ」

　俺達は店の中を突っ切り裏手へ！

「ううう…お腹のコメが…くっそ！これでも食らえ！」

　俺はバックから自前のスモークボックスを投げつける！
これで少しは目くらましになるだろう。

　YUTAKA
「ここだ！ここの穴に入ってくれ」

　川沿いにあった水路の様なとこを指さすYUTAKAさん、
　俺達は慌ててそこへ飛び込むと…

　うおおおおおお！

　中は急な坂というかほぼ垂直に落ちて行く、　
一体俺達は何に巻き込まれているだ！