海ぼうずさんは俺を愛でたいらしい

キルキ

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本編

35 海旅の末に おまけ

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旅行から帰った日はあまりにも草臥れていたから、風呂に入ることを忘れてそのままソファで寝てしまった。次の朝に目を覚ましたときは身体がベタベタで気持ち悪くて、食事の前に風呂に入ることにした。

いつものように自宅の浴槽の中、クラゲさんでゆったりしてると、クラゲさんの顔が近づいてくる。そのまま口に温かいものが当たった。

クラゲさんは、俺があの旅行の夜にしたキスが気に入ったようで、昨日から度々口づけて来るようになった。小さい顔を伸ばしてキスをしてくるその姿が可愛くて癒やされたが、大きい姿で口付けられると、このまま食べられてしまうんじゃないかと恐れる気持ちが出てしまう。

触れるだけのキスをしながら、腕を彼に回した。怖いという気持ちがありつつ、触れたいとも思ってしまう。触れたい、触れられたい、抱きしめられたい。彼に抱きしめられているときが、どんなときよりも一番安心する。

「クラゲ、さん……」

にゅる、と何かが乳首に触れた。ああ、やっぱりするのか。今日は朝ごはん抜きかな。

ご飯を食べられないのは困るんだけど、と口で言いつつも本気で抵抗する気はない。それもわかっている様子のクラゲさんが、また口づけてくる。

「んうぅ」

今度は何かが口の中に入ってきた。なあに、これ。ディープキス?どこで覚えてきたんだよこんなこと。そう問いかけてやりたいのに、声を出すことができない。

ぬるぬるしたものが口いっぱいに含まされる。歯の裏をなぞられて、ぞくりとした。ちゅうと吸ってやると、それがもっと奥に入ってくる。どろりとしたものが喉に流されたのを感じて、急いで噎せた。

「げほ、げほげほ……ッ」

クラゲさんが俺に散々飲ませようとして失敗してるアレだ。飲み込まないように咳き込んでいると、口付けられる。おい。

「───っやめろ、また喧嘩したいの?」

そう言えば、ようやくクラゲさんは離してくれた。口から銀の糸を引いたまま彼を睨む。調子に乗るなよこのやろう。こういうところはちゃんと一線を引かないと、なし崩しにされそうだ。

「今日はもうキスはいいでしょ」

こっち、と言って太腿の付け根を触って見せたら、そこに向かって触手が這っていく。

またアレをされたら嫌なのでクラゲさんの顔をぐいぐい押しやった。今度は首元に顔を寄せられて、ぬるぬる動かれる。胸を這っていた触手が乳首を抓った。

緩やかな手腕に息が荒くなっていく。お腹を撫でられ、股間の方に下りていく触手に、期待の目を向けた。




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