【修正予定】君と話がしたいんだ

『自宅に戻れないなら、俺んちに来ますか?』


ゆっくりしか動けない難病を抱える藤沢紬季(ふじさわつむぎ)二十歳は、人一倍誰かと出会いたい要求が強い。

最近、男だけが利用する出会い系サイトを覚えばかり。しかし、三人目の相手に薬を飲まされた上で激しく蹂躙され、部屋のカードキーまで入った財布まで奪われてしまう。

救急搬送された紬季は、三人目の相手が落としていった鍵を紬季のだと勘違いして持ってきてくれたラブホテルの店員烏堂海(うどうかい)二十歳と出会う。

彼は、中学ときに一瞬だけ話したことがある憧れの長距離ランナーだった。

海は、重度の吃音をかかえているが、大学一年生で箱根駅伝一区を任された実力派。だが、大学二年になってなぜか走るのをやめてしまったらしい。

鍵がなくて家に帰れない紬季に『俺んち来ますか?』と誘ってくれて……。
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