ムササビ日記
四月二日 晴
庭の柿の木から滑空する、と父が言うので見にいった。父の腋の下からは、ムササビのような飛膜が生えている。どうも冬眠している間に生えたらしいのである。飛行距離は十五メートル。「こんなんじゃ駄目だ」と肩を落とす父を励ますのに苦労する。
庭の柿の木から滑空する、と父が言うので見にいった。父の腋の下からは、ムササビのような飛膜が生えている。どうも冬眠している間に生えたらしいのである。飛行距離は十五メートル。「こんなんじゃ駄目だ」と肩を落とす父を励ますのに苦労する。
目次
感想
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる