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-またまた後の話-
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コスモポリタンに戻ったリアはいの一番にモズの所に向かった。モズとは数週間ぶりであったが元気そうであった。はっきり言って時間軸が変なので王都には戻っていないのだという事になった。今度モズと一緒に王都に来る予定を立てている。まだモジャの事がなどは言ってない。しばらくは言わないでつもりだ。
リアがコスモポリタンから戻って登城した後はヨモは店を再開していた。リアの事を心配はしていたが店を休んでも仕方がない。そこで色んな噂を耳にする。もちろんアンバーの事だ。
アンバーは今ではロイズに支配され「バロン」と街の名前が変わっている。
アンバーに取り残されたリアは王族からは見れば戻っていない事になっている。対応としてはたまにショーンからリアの事をどうするのかという書類を王家に送るだけらしかった。もちろん返答はない。必要な時は呼びつけるが必要がなくなれば無視である。
しかしこれでコバック家はせっかく戻った姪をまた王家によって振り回された事になる。この件で籍の件を交渉するつもりらしい。それでお互いに今後干渉しない約束だ。もうこれ以上何も言われる事はないだろう。
「もし、リアにモジャやオーロがいなければ帰って来れなかったのに、本当に王家ってやっかいね」
夕食を共にしているヨモが言った。
「そもそもモジャがいなければ命さえ無かったんだからいいのよ。拾った命だと思ってるわ」
「そんな…」
「王都にいなければいいのよ。あとはマオとガロにさえ見つからなければいいでしょう?」
「でもマオ達がコスモポリタンに依頼があれば…」
「マオ達がコスモポリタンには行かないような気がするけど…」
特になにもない街である。Bクラスのマオ達は行く用事はないと思う。
「マオ達は王都に戻っているの?」
「ええ、私の店には顔を出しずらいのか来ないわね」
「どうして?」
「だってリアはバロンに置いてきた事になっているんでしょ?」
「まぁそっか、シンはどうなったのかしら。オードスルスに売られちゃったのかな?」
「…それは気になるけどリアには関係ないわよ」
「そうね」
シンはシンで逃げる打算をしていたがもちろんリアには分からない。これから先も一生分からない事だ。
▽
▼
マオやガロはあからさまにヨモを避けていた。店には行かないし、近くを歩くこともなかった。
「マオ、あの場合仕方がなかったのだから、気にするな」
「しかし…ヨモはリアの友人だろう」
「キトたちは普通に店に行っている」
「ガロも行きたければ行けばいいだろう」
ヨモが淹れる紅茶は格別だ。ガロも堪能したいとは思っている。
「…ヨモは俺を嫌っている」
「それはヨモだけじゃない」
「は?」
マオ達の中でリアはロイズの混乱の中でどうなったのかさえ分からないのだ。コバック家からやんわりと姪はどうなかったかという事を言われているので戻ってはいないようだとしか分からない。
しかし、交渉中ロイズ側からキングを指揮下に置いている方に逆らう事など致しませんとよく分からない事を言われたという。
アンバーの件は一度置いておくことになった。息子2人がポカをしたのだ。王も何も言えない。王族は世代交代どころか王弟の息子に王位を譲れと騒いでいる。マオに取ってはどうでもいいが兄モロッコスは大きな痛手だろう。
パーティーを再開したが他の3人との足並みが揃わない。3人は貴族を廃し国を出るという。3人でいる方が自由に動けるからということらしい。
マオは自分だってガロから離れたいと思っていた。
「私は陛下に命を受けております」
王が変わればいいのだろうか?
ガロは2人になったオレンジサンダーに仕事を持って来た。ちょっと王都を離れようと言うことらしかった。
リアがコスモポリタンから戻って登城した後はヨモは店を再開していた。リアの事を心配はしていたが店を休んでも仕方がない。そこで色んな噂を耳にする。もちろんアンバーの事だ。
アンバーは今ではロイズに支配され「バロン」と街の名前が変わっている。
アンバーに取り残されたリアは王族からは見れば戻っていない事になっている。対応としてはたまにショーンからリアの事をどうするのかという書類を王家に送るだけらしかった。もちろん返答はない。必要な時は呼びつけるが必要がなくなれば無視である。
しかしこれでコバック家はせっかく戻った姪をまた王家によって振り回された事になる。この件で籍の件を交渉するつもりらしい。それでお互いに今後干渉しない約束だ。もうこれ以上何も言われる事はないだろう。
「もし、リアにモジャやオーロがいなければ帰って来れなかったのに、本当に王家ってやっかいね」
夕食を共にしているヨモが言った。
「そもそもモジャがいなければ命さえ無かったんだからいいのよ。拾った命だと思ってるわ」
「そんな…」
「王都にいなければいいのよ。あとはマオとガロにさえ見つからなければいいでしょう?」
「でもマオ達がコスモポリタンに依頼があれば…」
「マオ達がコスモポリタンには行かないような気がするけど…」
特になにもない街である。Bクラスのマオ達は行く用事はないと思う。
「マオ達は王都に戻っているの?」
「ええ、私の店には顔を出しずらいのか来ないわね」
「どうして?」
「だってリアはバロンに置いてきた事になっているんでしょ?」
「まぁそっか、シンはどうなったのかしら。オードスルスに売られちゃったのかな?」
「…それは気になるけどリアには関係ないわよ」
「そうね」
シンはシンで逃げる打算をしていたがもちろんリアには分からない。これから先も一生分からない事だ。
▽
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マオやガロはあからさまにヨモを避けていた。店には行かないし、近くを歩くこともなかった。
「マオ、あの場合仕方がなかったのだから、気にするな」
「しかし…ヨモはリアの友人だろう」
「キトたちは普通に店に行っている」
「ガロも行きたければ行けばいいだろう」
ヨモが淹れる紅茶は格別だ。ガロも堪能したいとは思っている。
「…ヨモは俺を嫌っている」
「それはヨモだけじゃない」
「は?」
マオ達の中でリアはロイズの混乱の中でどうなったのかさえ分からないのだ。コバック家からやんわりと姪はどうなかったかという事を言われているので戻ってはいないようだとしか分からない。
しかし、交渉中ロイズ側からキングを指揮下に置いている方に逆らう事など致しませんとよく分からない事を言われたという。
アンバーの件は一度置いておくことになった。息子2人がポカをしたのだ。王も何も言えない。王族は世代交代どころか王弟の息子に王位を譲れと騒いでいる。マオに取ってはどうでもいいが兄モロッコスは大きな痛手だろう。
パーティーを再開したが他の3人との足並みが揃わない。3人は貴族を廃し国を出るという。3人でいる方が自由に動けるからということらしい。
マオは自分だってガロから離れたいと思っていた。
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