55 / 150
第三章 開戦の幕開け
第五十四話 帝国宰相の思案
しおりを挟む
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ユニス視点)
「さて、ユニス。
これはまた難題が出てしまったね。
あの時はうまくあの若僧ーーそう、フレゲード侯爵家のシルド殿だったか。
あの無作法な田舎者を懲らしめたと笑ったものだが‥‥‥。
どうやら、うまく扱われたのはこちらだったらしい」
そう言って重いため息をつかれるのは、義父上のハーベスト大公。
「義父上様。
ではあのシルド様の無作法はーー」
「どうだろうねえ。
あれはあれで、迫真がかっていた。
とても、あれだけの間抜けぶりを晒す必要はなかったような気もするが」
どうしたものかーー
そう呟き、思案にくれる義父上様。
すぐさま帝都へと伝令を出すには、事情がまともではない。
帝国宰相としてそうお考えのご様子。
「ユニス」
「はい、義父上様」
「お前はどう思う?
先程の、シェス大河での一件は侍女長からも聞いているがよく思いついたものだと。
私はお前の機転に感心している。
男なら、我が大公家軍の一軍を任せてもいいと思うほどにね。
まあ、その場合、数年は下積みからになるが、それはさておき。
この手紙だが、エシャーナ伯の復任希望と、青の狼第二師団の派遣依頼。
これはすでに帝都へと伝達が済んでいる」
「それは、魔導で、ということでしょうか、義父上様?」
「そうだよ、帝都とここには専用の連絡網があるからね。
王国に知られることはない。
だがー‥‥‥」
そう、義父上様が示したのはそれ以前。
つまり、父上のエシャーナ伯の希望した二枚より上の文面でした。
「まあ、三角洲についてはうまくしてやられた。
そんなところだろう。
これに関しては私が責任を負うことになるかもしれん。
開戦とまでなれば、その責は大きい」
「義父上様、それは!?」
慌てるわたしをしかし、義父上様は手で制止します。
「まあ、落ち着きなさい。
どうせ、陛下のことだ。
寄進されたのであれば、当日にでも、あの晩餐会の夜にでもいい。
寄進して三週間が過ぎた後に通達してくるとは。
王族が同行していたのだからそれを知らぬは王国側の恥ですな、などどあちらの外相に言うだろう。
まあ、私もユンベルトよ、たまにはそなたもつまづくのだな。
程度のお叱りで済む。そんな気がしているから、まだ帝都へと連絡していないのだ」
ああ、これを聞いてわたしは少しだけ落ち着きました。
義父上様に叱責だけでも申し訳ないのに。
「まあ、お前が気にすることは無いよ、ユニス。
あの夜、婚約破棄を申し出たのはあちら。
どの道、ではこの恥をどうそそぐのか。
そのような話になれば、あの三角洲を差し出す。
そんな話だったのだろう。だから、三角洲に関してはどうでもいい。
問題は、誰が絵図を描いたか。そこだ」
なぜ、お前にこれを話すのか理解できるかね?
義父上様はわたしに質問されます。
なぜ、この問題を話すのか?
本来であれば、この問題はわたしなど関わってはいけないほど、上位の方々の話のはず。
そこにわたしが最初に、義父上様ではなく、帝国宰相として質問している。
そんなように、わたしは感じました。
「なぜでしょうか‥‥‥。
正直、あの船内でも多くを考えました。
今朝方のハーベスト大公家の公旗をベシケアのものに変え、わたしがお母様の衣装を身にまとってーー
あの王国側の城塞都市の監視を逃れたのは、もしかしたら、わたしを捕える目的があるのではないか。
そう思ったからです。
もし、乗船された際に私物があってはいけないと思い、最初は大河へと放るように命じました」
「なるほど。
つまり、お前は誰かに監視されている。
そう考えていたのだね?」
「はい、義父上様。
それと同時に、商人からの伝達。
噂がそれほどに早く、しかもあのアベンスから少しは距離があるエシャーナ伯家に流れていく。
これは明らかにおかしいと思いました」
うん、なかなかいい答えだ。
義父上様は、満足はしていないが悪くはない。
そんな感じに笑われました。
「思ったのはそれだけかな?」
なんだか、まるでからかわれているような気もしますが‥‥‥考えたことを全部話すことにしました。
「女の身で政治ごとを話しても良いのでしょうか、義父上様?」
政治は男性のもの、女は家のものとして仕えるもの。
それが当たり前の貴族世界。
ここでそれを言っていいものか。それだけが悩みどころです。
「構わないよ、話してみなさい。
遠慮なく。私はそれを聞いてみたい」
そこまで言われるのならばーー
「まず、あの三角洲。
あれには、価値がない。ユニスはそう思います」
これには、義父上様も驚いた顔をされました。
「なぜ、そう思う?」
「あの手紙にあった枢軸連邦領内のミスリル鉱石の堆積洲。
あの場の開拓がはじまったのに、三角洲は法王猊下へと献上されました。
連邦と王国の連名によってです。枢軸連邦はあの三角洲にこれまで無関心でした。
百年もの間、睨み合いを続けてきたのは帝国と王国です。
その理由は三角洲のほぼ全域がミスリル鉱石の堆積したものだったからのはずです。
でも、それを王国側はあっさりと手放しました。
あの三角洲にあるミスリル鉱石は、それほどに純度の高いものなのでしょうか?」
「ふむ、そうだね。
それに関して、鉱石の純度云々はここでは語れない上の話だから返事はできん。
だが、先に連邦側の堆積洲を開拓し、その技術であの三角洲を開拓する。
そうとも考えれは、しないかね?」
その可能性もあるとわたしは思っていました。
でも、今朝のあの一件である考えがわたしの中に生まれたのです。
「義父上様。
特務船をご存知でしょうか?」
特務船?
変な話を持ちだすな、そんな顔を義父上様はされますが、一応、聞いては頂けるようでした。
「わたしはベシケア大公家の旗を利用しました。それはあの場だけでの機転といいますか‥‥‥。
単なる思い付きですが。
ただ、シェス大河は底が深いと。
外洋船すらも行き交えるほどに深いものだと知りました。
それにシルド様です。もし、大公家に婿入りされるなら、そのーー」
「王族が相応しい。
そう思ったのかね、ユニス?」
「はい、そうです。
この大公家はシェス大河の要衝。
もし、王国側が必要と考えているなら、失礼ながらシルド様は末席。
それならば、王子殿下やその弟君がわたしの婚約者に‥‥‥なるべきでした。
皇太子殿下との婚約を悔やんでいるわけではありません、義父上様」
誤解を生んではならないと付け加えるようになりましたが、これには義父上様は笑われていました。
「今更、お前と殿下の仲を疑ったりはしていないよ。
どこぞの伯爵夫人からの入れ知恵で殿下を悩ませた、とは聞いたがね」
「義父上様!!」
そんな噂を一体どこからー‥‥‥
「貴族というのは噂好きなものなのだよ、ユニス。
それほど、暇をしているそして油断ならないものだ。気を付けなさい。
で、話は以上かね?」
いいえ、とわたしは首を振りました。
「ほう?
まだ何かあるのか?
連邦と王国が連合を組んで攻めこんでくる。
その可能性はもう思案済みだが‥‥‥そうではないのかね?」
「はい、義父上様。
もう一つ、可能性があります」
これは聞く価値がありそうだ。
そんな顔を義父上様はなさいました。
大公家の娘として、是非、いい案を出すように。
そんな暗黙の返事のようにも感じます。
「王国は、そのー‥‥‥。
このシェス大河領域の交易権を狙ってはいないと思います。
我がハーベスト大公領手前に帝国側の入り江側での検閲もあるとはいえ、その、今朝のアバルン城塞。
あの王国側の城塞都市の水軍の駐留船は二十隻足らず。
あれでは有事の際に動けるのかと。帝国側の狭い入り江にでさえ、10隻の艦船があったのにです。
王国は、ベシケア大公領はては、その向こうにある南方大陸との交易権を狙っている。
そう、ユニスは思いました」
そう言うと、義父上様はとても険しい顔つきに。
「いまの考えは誰かに話していないな、ユニス?」
「はい、もちろんです。今朝がた、思いついた事ですから‥‥‥」
「ならばいい。
それはしばらく、殿下にも秘めておいておくれ。
まだ、確信がないのだからね」
「はい、義父上様‥‥‥あの、シルド様なのですがーー」
「エイシャか?」
「はい。
多くの貴族様方の前で大公家に恥をかかせた実妹ですが、やはりーー」
まあ、実の姉妹だからそれは仕方ないな、そう義父上様は言われます。
そうは言っても、異母姉妹。
でも、気にかかることは真実でした。
「まあ、そこに関してはシルド殿を信じるしかあるまい。
お前は知っているかな?
彼の王国軍の異名を?」
異名?
なんのことでしょうか?
殿下やシェイルズ様のような、白き鷹、黒き鷹のような‥‥‥?
「銀鎖の魔導師、と聞いている」
義父上様は呆れたように言われます。
銀鎖の魔導師‥‥‥?
「銀鎖の闇、第三師団は王国でも屈指の魔導師を集めた精鋭だそうだ」
「あの、義父上様?
つまり‥‥‥?」
「遊ばれたのはこちら側だったかもしれん。
そういうことだよ、ユニス。
あのバカ騒ぎは、大した仮面をつけた切れ者の余興だった。
そういうことだ」
それはつまり、エイシャが無事である可能性にも繋がる?
この質問はできませんでしたが、義父上様はあまり心配をするな。
それだけを言われて、帝都へと向かわれました。
銀鎖の魔導師‥‥‥。
殿下の魔導といつかは対決などあるのでしょうか?
まだまだ事態は渦の中へと巻き込まれて行くようでした。
(ユニス視点)
「さて、ユニス。
これはまた難題が出てしまったね。
あの時はうまくあの若僧ーーそう、フレゲード侯爵家のシルド殿だったか。
あの無作法な田舎者を懲らしめたと笑ったものだが‥‥‥。
どうやら、うまく扱われたのはこちらだったらしい」
そう言って重いため息をつかれるのは、義父上のハーベスト大公。
「義父上様。
ではあのシルド様の無作法はーー」
「どうだろうねえ。
あれはあれで、迫真がかっていた。
とても、あれだけの間抜けぶりを晒す必要はなかったような気もするが」
どうしたものかーー
そう呟き、思案にくれる義父上様。
すぐさま帝都へと伝令を出すには、事情がまともではない。
帝国宰相としてそうお考えのご様子。
「ユニス」
「はい、義父上様」
「お前はどう思う?
先程の、シェス大河での一件は侍女長からも聞いているがよく思いついたものだと。
私はお前の機転に感心している。
男なら、我が大公家軍の一軍を任せてもいいと思うほどにね。
まあ、その場合、数年は下積みからになるが、それはさておき。
この手紙だが、エシャーナ伯の復任希望と、青の狼第二師団の派遣依頼。
これはすでに帝都へと伝達が済んでいる」
「それは、魔導で、ということでしょうか、義父上様?」
「そうだよ、帝都とここには専用の連絡網があるからね。
王国に知られることはない。
だがー‥‥‥」
そう、義父上様が示したのはそれ以前。
つまり、父上のエシャーナ伯の希望した二枚より上の文面でした。
「まあ、三角洲についてはうまくしてやられた。
そんなところだろう。
これに関しては私が責任を負うことになるかもしれん。
開戦とまでなれば、その責は大きい」
「義父上様、それは!?」
慌てるわたしをしかし、義父上様は手で制止します。
「まあ、落ち着きなさい。
どうせ、陛下のことだ。
寄進されたのであれば、当日にでも、あの晩餐会の夜にでもいい。
寄進して三週間が過ぎた後に通達してくるとは。
王族が同行していたのだからそれを知らぬは王国側の恥ですな、などどあちらの外相に言うだろう。
まあ、私もユンベルトよ、たまにはそなたもつまづくのだな。
程度のお叱りで済む。そんな気がしているから、まだ帝都へと連絡していないのだ」
ああ、これを聞いてわたしは少しだけ落ち着きました。
義父上様に叱責だけでも申し訳ないのに。
「まあ、お前が気にすることは無いよ、ユニス。
あの夜、婚約破棄を申し出たのはあちら。
どの道、ではこの恥をどうそそぐのか。
そのような話になれば、あの三角洲を差し出す。
そんな話だったのだろう。だから、三角洲に関してはどうでもいい。
問題は、誰が絵図を描いたか。そこだ」
なぜ、お前にこれを話すのか理解できるかね?
義父上様はわたしに質問されます。
なぜ、この問題を話すのか?
本来であれば、この問題はわたしなど関わってはいけないほど、上位の方々の話のはず。
そこにわたしが最初に、義父上様ではなく、帝国宰相として質問している。
そんなように、わたしは感じました。
「なぜでしょうか‥‥‥。
正直、あの船内でも多くを考えました。
今朝方のハーベスト大公家の公旗をベシケアのものに変え、わたしがお母様の衣装を身にまとってーー
あの王国側の城塞都市の監視を逃れたのは、もしかしたら、わたしを捕える目的があるのではないか。
そう思ったからです。
もし、乗船された際に私物があってはいけないと思い、最初は大河へと放るように命じました」
「なるほど。
つまり、お前は誰かに監視されている。
そう考えていたのだね?」
「はい、義父上様。
それと同時に、商人からの伝達。
噂がそれほどに早く、しかもあのアベンスから少しは距離があるエシャーナ伯家に流れていく。
これは明らかにおかしいと思いました」
うん、なかなかいい答えだ。
義父上様は、満足はしていないが悪くはない。
そんな感じに笑われました。
「思ったのはそれだけかな?」
なんだか、まるでからかわれているような気もしますが‥‥‥考えたことを全部話すことにしました。
「女の身で政治ごとを話しても良いのでしょうか、義父上様?」
政治は男性のもの、女は家のものとして仕えるもの。
それが当たり前の貴族世界。
ここでそれを言っていいものか。それだけが悩みどころです。
「構わないよ、話してみなさい。
遠慮なく。私はそれを聞いてみたい」
そこまで言われるのならばーー
「まず、あの三角洲。
あれには、価値がない。ユニスはそう思います」
これには、義父上様も驚いた顔をされました。
「なぜ、そう思う?」
「あの手紙にあった枢軸連邦領内のミスリル鉱石の堆積洲。
あの場の開拓がはじまったのに、三角洲は法王猊下へと献上されました。
連邦と王国の連名によってです。枢軸連邦はあの三角洲にこれまで無関心でした。
百年もの間、睨み合いを続けてきたのは帝国と王国です。
その理由は三角洲のほぼ全域がミスリル鉱石の堆積したものだったからのはずです。
でも、それを王国側はあっさりと手放しました。
あの三角洲にあるミスリル鉱石は、それほどに純度の高いものなのでしょうか?」
「ふむ、そうだね。
それに関して、鉱石の純度云々はここでは語れない上の話だから返事はできん。
だが、先に連邦側の堆積洲を開拓し、その技術であの三角洲を開拓する。
そうとも考えれは、しないかね?」
その可能性もあるとわたしは思っていました。
でも、今朝のあの一件である考えがわたしの中に生まれたのです。
「義父上様。
特務船をご存知でしょうか?」
特務船?
変な話を持ちだすな、そんな顔を義父上様はされますが、一応、聞いては頂けるようでした。
「わたしはベシケア大公家の旗を利用しました。それはあの場だけでの機転といいますか‥‥‥。
単なる思い付きですが。
ただ、シェス大河は底が深いと。
外洋船すらも行き交えるほどに深いものだと知りました。
それにシルド様です。もし、大公家に婿入りされるなら、そのーー」
「王族が相応しい。
そう思ったのかね、ユニス?」
「はい、そうです。
この大公家はシェス大河の要衝。
もし、王国側が必要と考えているなら、失礼ながらシルド様は末席。
それならば、王子殿下やその弟君がわたしの婚約者に‥‥‥なるべきでした。
皇太子殿下との婚約を悔やんでいるわけではありません、義父上様」
誤解を生んではならないと付け加えるようになりましたが、これには義父上様は笑われていました。
「今更、お前と殿下の仲を疑ったりはしていないよ。
どこぞの伯爵夫人からの入れ知恵で殿下を悩ませた、とは聞いたがね」
「義父上様!!」
そんな噂を一体どこからー‥‥‥
「貴族というのは噂好きなものなのだよ、ユニス。
それほど、暇をしているそして油断ならないものだ。気を付けなさい。
で、話は以上かね?」
いいえ、とわたしは首を振りました。
「ほう?
まだ何かあるのか?
連邦と王国が連合を組んで攻めこんでくる。
その可能性はもう思案済みだが‥‥‥そうではないのかね?」
「はい、義父上様。
もう一つ、可能性があります」
これは聞く価値がありそうだ。
そんな顔を義父上様はなさいました。
大公家の娘として、是非、いい案を出すように。
そんな暗黙の返事のようにも感じます。
「王国は、そのー‥‥‥。
このシェス大河領域の交易権を狙ってはいないと思います。
我がハーベスト大公領手前に帝国側の入り江側での検閲もあるとはいえ、その、今朝のアバルン城塞。
あの王国側の城塞都市の水軍の駐留船は二十隻足らず。
あれでは有事の際に動けるのかと。帝国側の狭い入り江にでさえ、10隻の艦船があったのにです。
王国は、ベシケア大公領はては、その向こうにある南方大陸との交易権を狙っている。
そう、ユニスは思いました」
そう言うと、義父上様はとても険しい顔つきに。
「いまの考えは誰かに話していないな、ユニス?」
「はい、もちろんです。今朝がた、思いついた事ですから‥‥‥」
「ならばいい。
それはしばらく、殿下にも秘めておいておくれ。
まだ、確信がないのだからね」
「はい、義父上様‥‥‥あの、シルド様なのですがーー」
「エイシャか?」
「はい。
多くの貴族様方の前で大公家に恥をかかせた実妹ですが、やはりーー」
まあ、実の姉妹だからそれは仕方ないな、そう義父上様は言われます。
そうは言っても、異母姉妹。
でも、気にかかることは真実でした。
「まあ、そこに関してはシルド殿を信じるしかあるまい。
お前は知っているかな?
彼の王国軍の異名を?」
異名?
なんのことでしょうか?
殿下やシェイルズ様のような、白き鷹、黒き鷹のような‥‥‥?
「銀鎖の魔導師、と聞いている」
義父上様は呆れたように言われます。
銀鎖の魔導師‥‥‥?
「銀鎖の闇、第三師団は王国でも屈指の魔導師を集めた精鋭だそうだ」
「あの、義父上様?
つまり‥‥‥?」
「遊ばれたのはこちら側だったかもしれん。
そういうことだよ、ユニス。
あのバカ騒ぎは、大した仮面をつけた切れ者の余興だった。
そういうことだ」
それはつまり、エイシャが無事である可能性にも繋がる?
この質問はできませんでしたが、義父上様はあまり心配をするな。
それだけを言われて、帝都へと向かわれました。
銀鎖の魔導師‥‥‥。
殿下の魔導といつかは対決などあるのでしょうか?
まだまだ事態は渦の中へと巻き込まれて行くようでした。
0
あなたにおすすめの小説
結婚したけど夫の不倫が発覚して兄に相談した。相手は親友で2児の母に慰謝料を請求した。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のアメリアは幼馴染のジェームズと結婚して公爵夫人になった。
結婚して半年が経過したよく晴れたある日、アメリアはジェームズとのすれ違いの生活に悩んでいた。そんな時、机の脇に置き忘れたような手紙を発見して中身を確かめた。
アメリアは手紙を読んで衝撃を受けた。夫のジェームズは不倫をしていた。しかも相手はアメリアの親しい友人のエリー。彼女は既婚者で2児の母でもある。ジェームズの不倫相手は他にもいました。
アメリアは信頼する兄のニコラスの元を訪ね相談して意見を求めた。
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
田舎娘をバカにした令嬢の末路
冬吹せいら
恋愛
オーロラ・レンジ―は、小国の産まれでありながらも、名門バッテンデン学園に、首席で合格した。
それを不快に思った、令嬢のディアナ・カルホーンは、オーロラが試験官を買収したと嘘をつく。
――あんな田舎娘に、私が負けるわけないじゃない。
田舎娘をバカにした令嬢の末路は……。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
妹に魅了された婚約者の王太子に顔を斬られ追放された公爵令嬢は辺境でスローライフを楽しむ。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリントック公爵家の長女カチュアは、婚約者だった王太子に斬られ、顔に醜い傷を受けてしまった。王妃の座を狙う妹が王太子を魅了して操っていたのだ。カチュアは顔の傷を治してももらえず、身一つで辺境に追放されてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる