突然ですが、侯爵令息から婚約破棄された私は、皇太子殿下の求婚を受けることにしました!

星ふくろう

文字の大きさ
61 / 150
第三章 開戦の幕開け

第六十話 真実と虚構の境目

しおりを挟む
 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「なんだこれは‥‥‥?」
 その朝はグレン皇太子の疑問の声から始まった。
 横に付き添い立つ従僕に、別室のシェイルズを呼びに行かせる。
 しばらくして、寝起きで不機嫌そうな顔のシェイルズが姿を現した。
「お前たちは下がっていろ」
 騎士団長室の全員を下がらせて、室内は団長と副団長だけになる。
 それを確認した後に、用心には用心をとシェイルズは魔導でいくつかの防音のような壁を張り巡らした。
 グレンに向かい、鋭い眼光で睨みつける。
「俺は夜勤明けに起こされるような、不出来な仕事はしていないんだがな。
 イズバイア、お前と違ってな」
 ああ、これは余程眠かったらしい。
 すまんな、そう謝りグレン皇太子は副団長にある書類を差し出した。
「なんだ、これは。
 こんなものは昨夜はなかったぞ?」
 少なくとも、自分の管理時間には。
 そうシェイルズは返事をする。
「ああ、今朝方だ。
 交代後に届いた。
 どう思う?」
 どう思う?
 書面の内容は、ラズ高家からの訪問をお断りする内容だった。
 第二子女のライナの署名があり、高家の印が押されている公的なものだった。
「なにも?
 俺たちの訪問を却下するのは毎度のことだ。
 ただーーこれだな。
 皇帝陛下よりの直々の御使者が来訪されるため、皇太子殿下にはお控え願いたく‥‥‥」
 皇帝陛下より直々の使者?
 格式で言えば王族と同格だが、爵位で言えば侯爵。
 それも王族ではないラズ高家に?
「大公家なら話も分かるがな。
 通例なら、使者を立てるよりは書面で贈るのが習いだろう。
 当主交代程度でか?
 高家同士の婚姻などならば、話は別だが」
 他に気になる点は特にはないがーー
 しかし、グレンは違うようだった。
「少し前に、ニアムと。
 ああ、ユニスと話をした。お前に教えて貰ったあれでな」
 そう言い、宝珠を指差す。
「それがどうかしたのか?」
 それが問題なんだ。
 グレンは頭を抱えたように言う。
「その交代式の日取りを見ろ。
 皇帝陛下からの使者が行く日も、俺が行く日もそりゃ、同じだがな。
 ユニスも、その日にラズに行くのだ」
 大公公女様が?
 そりゃあ、行くだろう。普段ならば。
「大公家の公女としての公務であれば、行くだろうな?
 だが、この日取りではお前たちの婚姻披露の前日ではないか。
 魔導を使っても二日はかかる距離だ。
 イズバイア、お前、フラれたのか?」
 まさか、連絡が途絶えていたり、この兵舎での騒ぎが誰かから漏れて愛想をつかされたのか。
 そんな可能性も、否定はできなかった。
 ただ、あれほどこの皇太子を慕い、側室でもなんでもいいと言っていたユニスがそうするとはーー
 シェイルズは考えれなかった。
「そんな訳があるか。
 昨夜もいろいろと会話をしたところだ。
 だが、その日取りでは聞いていない」
「聞いていないとは、お前、さっき公女殿下が行くと断言したではないか」
 意味が分からない。シェイルズは不機嫌なままだ。
「断言できるからだ。
 大公家の代表が、ユニスから聞いている日取りならその四日前の筈だ。
 実際にもうすぐそこまでシェス大河を登ってきている。
 婚儀まであと六日もないんだぞ!?」
 すでにグレンは帝都への帰還をするための準備を済ませていた。
 そして、明日、ユニスと会い翌日に、そのまま高家に挨拶をして二人で戻るつもりだった。
 その日が、高家の当主の交代式の日だと思っていたからだ。
「では予定が遅くなったということではないのか?」
 いいや、それはない。
 グレンは否定した。
「先程、帝都に尋ねたらその日取りはすでに、一月より前から決まっていたそうだ。
 まあ、こんな目と鼻の先にいながら粗雑に扱われてきたから気にしないでいたこちらにも落ち度。
 それはあるがなーー」
 粗雑?
 原因はお前だろう。
 シェイルズはそう言いたかった。
 この左目がその引き金を引いたのだから。
「イズバイア、その認識は改めろ。
 この左目の件で俺の親父様は降格をくらい、爵位を兄上に委譲して伯爵にまで下がったのだ。
 高家と帝室を危険にさらしたとしてな。
 この騎士団の団長の椅子すら追われた。
 理解していないのか?」
 その腰かけている椅子はどれだけの犠牲の上にあるのか知っているのか。
 身内の問題もあり、寝起きの不機嫌も重なってついついシェイルズは声高に叫んでしまった。
「おい、シェイルズ‥‥‥」
 さすがにグレンにも団長や皇太子としての威厳がある。
 こうまで言われては黙れない。
「夜勤が続いて疲労も多いようだな?
 俺は予定通り帝都へと戻る。
 しばらく、そうだな。
 俺が戻る婚儀が終わるまで二週間ほどのんびりとしたらどうだ?」
「どういう意味かな、団長殿」
「休め、そう言ったのだ。
 ああ、後その交代式にはお前が行け。
 闇の牙の団長代行としてな。
 それなら、断る理由にはならん」
 ふざけるな。
 シェイルズは書類を机に叩きつけた。
「自分の後始末は自分でつけろ皇太子殿下殿。
 過去の亡霊を消し去るか、婚儀を選びまだ新たな火種を生むのか。
 自分で選ぶんだな」
「おい‥‥‥どういう意味だ?
 過去の亡霊とはー‥‥‥」
 こいつはここまで言わなければ分からないのか。
 呆れ果ててシェイルズはため息をついた。
「魔導で戻れば二日だ。
 間にある俺の実家。そこに親父殿はいる。
 せめて、前団長に謝罪と今回の報告をしていけ。
 この左目のことはそれで終わりだ。
 出来なけれな、俺はここを去る。
 その高家には出てやる。婚約者を選ぶか、過去を清算するか。
 いま決めろ」
 今日、謝罪に行け。シェイルズはそう言っていた。
 ユニスとは婚約の席で会えと。
 冷たい空気が室内を覆い始めた。
 謝罪を選べば、皇太子として団長として部下に命じられたことになる。
 ユニスを選べば、この親友を失う。
 たった一言が、ここまで親友を怒らせるほど根深いとは‥‥‥。
 グレンが選んだのは、一つだけだ。
「ならーー出て行け。
 高家の式だけは最後の仕事として任せた。
 俺はいまからここを発つ。ただし、俺の意思でな」
 部下の指示は受けない。
 次期皇帝としては当然の選択だったがーー
「そうか。
 なら、俺たちの友情もこれで終わりだな」
 この言葉だけはあり得ないと思っていた。
 せいぜい、少しの休みを願い出ると、この黒い鷹ならば。
 そう思っての演技が裏目に出た。
「シェ‥‥‥」
 呼び止めようとした時には、黒い鷹はすでに部屋を出てしまっていた。




「殿下。
 どうなさいました、こんな朝早く。
 ご公務は?」
 例のごとく、突然の恋人からの連絡に喜びを隠しきれないユニスだった。
 しかし、グレンの声がどことなく重い気がして不安を感じる。
「ニアム、隠さずに教えてくれないか?
 なぜ、交代式の陛下からの使者だということを黙っていた?」
 もしかしたら、そんな疑問八割の質問だった。
 否定して欲しい。そう思いながら、聞いてみたがユニスの口は堅かった。
「そのようなことは知りません。
 知っていても、申し上げれません」
 許可が出ていない相手には伝えれない。
 これは使者なら当然の返事だ。
 例え相手が次期皇帝であってもだ。
「そうか。
 なら、父上からの使者、というのは本当だということだな?
 婚儀が遅れることも知っていた。
 そういうことか?」
「それは・・・・・・なんとも申し上げれません。
 延期したとしても何も問題はーー」
「大有りだ」
「え、イズバイア‥‥‥??」
「僕はこれから帝都へと戻る。
 君はどうする?
 付いてくるのか、来ないのか?
 婚約者の、僕の言う事を聞けないほどに重要なのか?」
 何故、この人はこんなにも自分本位なのだろう。
 伝えれないことも、婚儀が遅れることも、全てを言えないことも。
 どれもが心の中では謝罪しているし、立場として言えないこともある。
 騎士団長としての要職にありながら、どうして考えてくれないの?
 そう、ユニスは思ってしまう。
 婚約も、全ては皇帝陛下の気分次第で壊れることすら理解してくれないのか、と。
「イズバイア‥‥‥行けません。
 これは公務です。
 我が家にも迷惑がかかります。ラズ高家にも、この船を出してくれている者たちにも。
 なぜ、それを理解してくれないのですか?」
 だが、その悲鳴はーーグレンにはこう聞こえた。
 あなたはまだ皇帝ではないのだから、従いなさい、と。
 この公女まで俺に命じるのか、そう感じれた。
「そうか。
 ニアムまで、な。
 あのシェイルズすら、出て行った。
 婚儀の報告と謝罪を前団長のあいつの親父殿にしてから行け、そう命じられたよ。
 俺が自分の意思でなら行くと言えばーー」
「まさか、騎士団を辞められた!?」
 なんてことを。
 こんな会話をしている場合じゃない。
 ユニスは諭すように言う。
「イズバイア。
 すぐにシェイルズ様を追いなさい。
 あなたがわたしに愛を語る前に、無くしてはいけない存在をあなたは失いかけてる。
 なぜそんな話になったのですか?」
 少しだけ、グレンが無口になる。
 そして理由を語り出した。
「六年前だ。
 俺とラズの第二王女の双子とな。
 嵐の海にその片方と飛び込んだ。
 黒が助けてくれて、あの左目を失った」
 そんな過去が‥‥‥。だけど、なぜそれと彼の父親とが?
 そこが繋がらない。
「あいつの親父殿はこの団長の席を追われ、高家と帝室を危険にさらしたとして降格に。
 侯爵位を長男に委譲して、蟄居。つまり、家からでるなと。そう命じられた。
 その謝罪を詫びをしてこいと言われたのだ。ニーエはそれから半年もたたずに出産、ライナは
もう六年も連絡がない。
 交代式の挨拶に行くと言えば、これだ。
 見えるか? 高家の紋章入りの出入り禁止だ」
 そういう過去だったのね、イズバイア。
 なら、あなたはすぐに彼を追うべきよ。
 そう言おうとして、ユニスは気づく。
 半年たたずに?
 そんな嵐の海に飛び込むような身体で、妊娠?
 時期がおかしいのではないか、と。グレンやシェイルズが相手と思った訳ではない。
 自暴自棄になるようにニーエを追いこんだのはあなたではないのか。
 そう思ったのだ。平民との子を侯爵家子女が宿せるはずがない。
 貴族の令嬢など、その家からでることすら普段は許されないのだから。
 それをさせたのは、グレンの遊びが原因ではないのか。
 そう感じていた。
「イズバイア。
 すぐにシェイルズ様を追って。
 そして、シェイルズ様の父君に心からの謝罪を。
 それはあなたの義務のはず‥‥‥」
 君までそれを言うのか。
 そんな顔をグレンはする。
「ならどうする?
 婚儀は遅れるのはほっておくのか?
 それを黙っていた謝罪はなしか、ニアム?」
 まだ、それを言うの?
 言えない事情も、皇太子ならば分かるはず。
「できません。公務です。
 遅れることも、公務であればあり得る事。
 これを伝えることすら許されない身で、謝罪などすれば公務を受けたことが丸わかりです。
 実家に迷惑はかけれません」
「どんな公務、かも言えないのか?」
「言えません。あなたも皇太子ならば分かるはずです」
 こんなに強情とはな。まあ、分かっていたが。
「婚儀に遅れたら、取りやめにすると言ったら?」
 ユニスにも限界があった。
 子供じみたわがままは、結婚してからならばいくらでも受け入れる。
 今はまだ他人の身だ。
「そんな器量の狭い男性ならば、こちらからお断りします。
 この公務が終われば、あの大河に身を投じます。
 もう、助けは結構!!」
 ユニスは思わず、宝珠を床に叩きつけていた。
「おい‥‥‥」
 後には、一人呆然となるグレンが消えた画面を見たまま取り残されていた。
しおりを挟む
感想 130

あなたにおすすめの小説

婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~

tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!! 壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは??? 一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される

さくら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。 慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。 だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。 「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」 そう言って真剣な瞳で求婚してきて!? 王妃も兄王子たちも立ちはだかる。 「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。 戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。 『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。 ※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。 時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。 一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。 番外編の方が本編よりも長いです。 気がついたら10万文字を超えていました。 随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!

「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった

賢人 蓮
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。 その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。 フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。 フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。 ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。 セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。 彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。

幼い頃、義母に酸で顔を焼かれた公爵令嬢は、それでも愛してくれた王太子が冤罪で追放されたので、ついていくことにしました。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 設定はゆるくなっています、気になる方は最初から読まないでください。 ウィンターレン公爵家令嬢ジェミーは、幼い頃に義母のアイラに酸で顔を焼かれてしまった。何とか命は助かったものの、とても社交界にデビューできるような顔ではなかった。だが不屈の精神力と仮面をつける事で、社交界にデビューを果たした。そんなジェミーを、心優しく人の本質を見抜ける王太子レオナルドが見初めた。王太子はジェミーを婚約者に選び、幸せな家庭を築くかに思われたが、王位を狙う邪悪な弟に冤罪を着せられ追放刑にされてしまった。

当て馬令息の婚約者になったので美味しいお菓子を食べながら聖女との恋を応援しようと思います!

朱音ゆうひ@11/5受賞作が発売されます
恋愛
「わたくし、当て馬令息の婚約者では?」 伯爵令嬢コーデリアは家同士が決めた婚約者ジャスティンと出会った瞬間、前世の記憶を思い出した。 ここは小説に出てくる世界で、当て馬令息ジャスティンは聖女に片思いするキャラ。婚約者に遠慮してアプローチできないまま失恋する優しいお兄様系キャラで、前世での推しだったのだ。 「わたくし、ジャスティン様の恋を応援しますわ」 推しの幸せが自分の幸せ! あとお菓子が美味しい! 特に小説では出番がなく悪役令嬢でもなんでもない脇役以前のモブキャラ(?)コーデリアは、全力でジャスティンを応援することにした! ※ゆるゆるほんわかハートフルラブコメ。 サブキャラに軽く百合カップルが出てきたりします 他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5753hy/ )

処理中です...