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本編
白い家
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【シエスタside】
白い家から呼び出しを受けてしまいました。
たぶん、お説教ですね。
一応、バーボン伯爵家には勤めていますが、所属は白い家なので私に対するクレームは白い家にいくのです。
まったく、トラ刈りにされたくらいでクレームをいれるなんて狭量な男たちですね。
白い家……見かけは 只の孤児院ですが、本当は戦闘執事や戦闘メイドの養成所に成っています。
もちろん、クッキーのように戦闘メイドに向かない子供には、普通のメイド教育や手に職を持たせる為の職業訓練所の要素もあるのです。
アルコール帝国の方針と云うより原作者のルシアンの考え方『働かざる者食うべからず』というのがあるのかもしれません。
ルシアンと交流していた訳では無く、ルシアンの執筆日記と云うエッセイに書かれていました。
まったく、いい迷惑です !
白い家に着きしだい院長室に案内されました。
「いらっしゃい、シエスタ。
元気そうで嬉しいわ。
さっそくだけど、呼び出した理由は帝国騎士団からのクレームの件は建前で、この間、貴女が捕らえた『饕餮』と云う共和国の秘密部隊なのだけど……」
秘密部隊……秘密戦隊ならゴレ◌ジャーですが、確か6人居ましたね。
さしずめ、秘密戦隊 ロクニツカエナインジャー
と云うのが、彼等にはピッタリです。
「共和国の精鋭と云うだけあって、口を割らないから困っていたのよ 」
「そんなことくらい白い家の拷問や自白剤を使えば容易でしょうに、何があったのですか ? 」
「それが、貴族派の連中が共和国のスパイを捕縛したことを何処からか聞きつけて、
『無傷で共和国に返すべき !
人道上、拷問や薬に寄る自白の強要も許すまじ行為も認めない !』
と帝室まで押し掛けて抗議しているのよ。
皇帝陛下も困り果てて、私達も強硬な尋問が出来ないでいるの 」
……宮仕えは辛いですね。
秘密ですが、白い家も国営であるので皇帝に頼まれれば嫌とは言え無いのでしょう。
なるほど、それで私が呼び出されたのですね。
「そこで、シエスタの特殊魔法で彼等に協力して貰いたいのよ 」
ナーロッパよろしく、ルシアンの原作小説にも魔法のことは書いてありましたが、『俺TUEEEE』を避けていたのか、強い魔法はありませんでした。
だからこそ、カタリナが極大消滅魔法や禁忌魔法を使おうとした時に止めたのです。
まさか、女神とやらがチートを叶多だけに与えたとは思いたく無いですね。
♟♞♝♜♛♚
ロクニツカエナ……饕餮と云う工作員が居る部屋に来ました。
当然ながら、一人一人に個室に軟禁されています。
貴族派が騒ぐ為に人権重視とは……と云う訳では無く分断して自白の内容に整合性があるか確かめる為ですね。
本当は面倒くさいのは嫌なのですが仕方ないですね。
一番手っ取り早いのは、身体の一部を切断する系の拷問が協力してくれる可能性が高いのですが、自称でも精鋭を名乗る連中だから難しいかも知れません。
共和国に対する見せしめに成るチャンスなのですが残念です。
調査報告書に寄ると、彼等『饕餮』は道すがらにある村で女 子供に暴力を加え、略奪を繰り返したとあります。
当然、男たちは……
私は正義の味方なんてゴメンです。
ですから、個人的に ムカついたのでお仕置きをしましょう。
何処かのゴージャスな女性と同じく……
私、残酷ですよ。
白い家から呼び出しを受けてしまいました。
たぶん、お説教ですね。
一応、バーボン伯爵家には勤めていますが、所属は白い家なので私に対するクレームは白い家にいくのです。
まったく、トラ刈りにされたくらいでクレームをいれるなんて狭量な男たちですね。
白い家……見かけは 只の孤児院ですが、本当は戦闘執事や戦闘メイドの養成所に成っています。
もちろん、クッキーのように戦闘メイドに向かない子供には、普通のメイド教育や手に職を持たせる為の職業訓練所の要素もあるのです。
アルコール帝国の方針と云うより原作者のルシアンの考え方『働かざる者食うべからず』というのがあるのかもしれません。
ルシアンと交流していた訳では無く、ルシアンの執筆日記と云うエッセイに書かれていました。
まったく、いい迷惑です !
白い家に着きしだい院長室に案内されました。
「いらっしゃい、シエスタ。
元気そうで嬉しいわ。
さっそくだけど、呼び出した理由は帝国騎士団からのクレームの件は建前で、この間、貴女が捕らえた『饕餮』と云う共和国の秘密部隊なのだけど……」
秘密部隊……秘密戦隊ならゴレ◌ジャーですが、確か6人居ましたね。
さしずめ、秘密戦隊 ロクニツカエナインジャー
と云うのが、彼等にはピッタリです。
「共和国の精鋭と云うだけあって、口を割らないから困っていたのよ 」
「そんなことくらい白い家の拷問や自白剤を使えば容易でしょうに、何があったのですか ? 」
「それが、貴族派の連中が共和国のスパイを捕縛したことを何処からか聞きつけて、
『無傷で共和国に返すべき !
人道上、拷問や薬に寄る自白の強要も許すまじ行為も認めない !』
と帝室まで押し掛けて抗議しているのよ。
皇帝陛下も困り果てて、私達も強硬な尋問が出来ないでいるの 」
……宮仕えは辛いですね。
秘密ですが、白い家も国営であるので皇帝に頼まれれば嫌とは言え無いのでしょう。
なるほど、それで私が呼び出されたのですね。
「そこで、シエスタの特殊魔法で彼等に協力して貰いたいのよ 」
ナーロッパよろしく、ルシアンの原作小説にも魔法のことは書いてありましたが、『俺TUEEEE』を避けていたのか、強い魔法はありませんでした。
だからこそ、カタリナが極大消滅魔法や禁忌魔法を使おうとした時に止めたのです。
まさか、女神とやらがチートを叶多だけに与えたとは思いたく無いですね。
♟♞♝♜♛♚
ロクニツカエナ……饕餮と云う工作員が居る部屋に来ました。
当然ながら、一人一人に個室に軟禁されています。
貴族派が騒ぐ為に人権重視とは……と云う訳では無く分断して自白の内容に整合性があるか確かめる為ですね。
本当は面倒くさいのは嫌なのですが仕方ないですね。
一番手っ取り早いのは、身体の一部を切断する系の拷問が協力してくれる可能性が高いのですが、自称でも精鋭を名乗る連中だから難しいかも知れません。
共和国に対する見せしめに成るチャンスなのですが残念です。
調査報告書に寄ると、彼等『饕餮』は道すがらにある村で女 子供に暴力を加え、略奪を繰り返したとあります。
当然、男たちは……
私は正義の味方なんてゴメンです。
ですから、個人的に ムカついたのでお仕置きをしましょう。
何処かのゴージャスな女性と同じく……
私、残酷ですよ。
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