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「・・・・・・!あ゛っ゛ッ゛、そっ、それ゛っ゛っ゛!!ほしい゛い゛っ゛っ゛!!」
広樹のつま先を見つめて絶叫する諧人。広樹は思わずぷぷっと吹きだす。
「まだ僕なーんにも言ってないのに!もー仕方ないなー!僕の奴隷になる前段階としては上出来だから、特別にいっぱい踏んであげるね」
言い終わるなり、広樹はその柔らかい足先を、ガッチガチに勃起した諧人の股間に降りおろした。といっても直前で勢いを緩めて、ちゃんと諧人が気持ちよくなるような力加減を保って。

ムニッ、ムニグニグニ、ムニィッ!
足の指で、付け根で諧人のペニスを挟みこみ、むにむにぐにぐにと揉むように踏んづける。完勃ちしたペニスを乱暴に扱われ、諧人は一踏みごとに快楽の渦に叩き込まれた。
「あ゛っ゛、あ゛あ゛あ゛い゛い゛い゛い゛!!」
ドクンドクンと脈打つペニスから全身を支配する快感が、諧人の喉からとてつもなく下品な喘ぎ声を搾り出させた。
「ほらっ、気持ちいいのっ!?ちゃんと言わなきゃ!もっと踏んでほしいって!」という広樹の命令にも、もう抗う術が残っていなかった。
「あ゛ひっ、あ゛ひゃ゛、ひゃっ゛ひゃっ゛、・・・・・・ふっ、踏んでっ!くだしゃ゛っ゛、あ゛あ゛っ゛、も゛っ゛と゛!も゛っ゛と゛ふんでくらしゃい゛い゛い゛っ゛っ゛っ゛!!お゛お゛お゛お゛お゛、お゛お゛お゛お゛ー゛ー゛ー゛ッ゛ッ゛ッ゛!!!」

お願いすればするほどそのつま先でペニスに極上の快楽をくれる。このご主人様の前では、自分はただそれを甘受するだけの飼い犬となっていればいいのだ。諧人は会社を解雇されて以来の安心感を得たのだった。
(・・・・・・まるで、頭を優しく撫でてもらって包まれてるみたい)
広樹に向かって、諧人はまるで首輪をつけてもらうのをねだるようにこう言った。
「あ゛っ゛、あ゛あ゛っ゛、ひろきく、しゅ、しゅきい゛い゛ぃ゛ぃ゛っ゛・・・・・・」

まんざらでもなさそうな表情で、広樹はふふんと片側の口角を持ち上げる。
「ふふっ、わがままなお兄ちゃんだなあ。じゃあこれからも時々僕の言うこと聞いてもらったり、・・・・・・たまには僕の友達とも一緒に遊んでもらおうかな?」
言いながら、再度ぐいいっと深くつま先で諧人のペニスをプレスする。それが、主従関係の捺印だとでも言うように。

「あ゛、あ゛はっ、わ、わかりまひ、たっ!あああ゛っ゛、う゛っ゛、・・・・・・ウ゛オあ゛あ゛あ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛っ゛っ゛ー゛ー゛ー゛!!!」
ビシャビシャビシャッ!

乗せた足を広樹が軽く亀頭側へスライドすると、堤防が決壊したようにして諧人のペニスから実に数回分とも思えるような量の精液が飛び出す。
びゅるるっ、びゅるっとペニスの先を震わせ、幾度も腰を痙攣させて諧人は草むらの中で大量に吐精した。

「・・・・・・ああ゛ん、あは、あ゛ぁぁあ゛ぁ゛、・・・・・・ひ、ひろきくぅん」
とろんとした甘い眼差し。自分の腹の上に白く粘つく液体をかけたまま半開きの口で地面に横たわる諧人を、広樹は心底楽しそうに見つめていた。そして、またてくてくと今度は諧人の顔の方へ歩いていき、今しがた彼を射精に導いたばかりの自身の足の裏で諧人の顔面を踏んづけ、存分にその蒸れた匂いをかがせてやるのだった。
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