乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生したら幼馴染がヤンデレ化して私の人生をめちゃくちゃにしてきます。

ある日の仕事からの帰り道、現代日本で生きていたごく普通の会社員、渡辺エリカは交通事故に遭い、異世界に転生してしまう。
その転生先が前世でやっていた私の"嫌い"だった乙女ゲーム、『The prince's choice』通称、『プリチョイ』の世界だった。そして何と自分が転生したのは『プリチョイ』の世界の悪役令嬢、ロゼリア・リトマンだった。
ゲームの中のロゼリアはあるルートでは皇太子の婚約者で、幼馴染である皇太子ルーカスと仲良くしているヒロインに嫉妬し、虐めた後、全ての所業がバレてしまい、爵位剥奪、御家断絶、国外追放の刑を受けてしまう。その他にもたくさんの攻略対象者とそれぞれにルートが存在するが、そのどれを通っても何故か、何処かしらに悪役令嬢、ロゼリア・リトマンは登場する。
何て残酷な…！
だがエリカは前世の記憶があったため、皇太子との婚約は10歳の頃に丁重にお断りし、ヒロインの攻略の邪魔にならないようにヒロイン自体を避け、ヒロインが大神官ルートに入ったと分かると、勝手にある男の攻略を進めていた。
癖者ばかりの攻略対象者達の中で唯一、エリカが前世から好きだった男、魔塔主ローガン・アトラス。
暫くして紳士的で優しい彼と無事に結ばれて付き合い始めたのだが、何だか幼馴染である皇太子ルーカスの様子がおかしくなって……？