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episode V . ヴィオラの場合 / 巨大化する性奴隷
Viola 004. ボール
しおりを挟む巨大な二本の柱に映し出されている二本の柱。
魂が咽喉の辺で震えておるような光景、
今度こそ黒色の布越しではなく肉そのものが聳え勃っいる。
少しくすんだ薔薇色の、ヴィオラのペニスが、
無修正で12mもの高さで映し出されている。
亀頭の整った形の傘が抗えぬ欲望に震え脈うちサラサラの愛液を漏らしている。
人々は感慨のため息を漏らしながら巨大な肉棒に釘付けであったが、
館の中でシャンパンやビールを楽しみ
酩酊した連中はげらげら笑いながら、そのそばに立ち止まると、口から出まかせに猥褻な冗談を言い始めた。
しかし、それを黙らせるインパクトが起こった。
ヴィオラの体が反転し、魅力的なお尻が映し出されたのだ。ほっそりとした体の割りに肉付きのよい健康的な桃尻だ。
アルコールのつまみにかぶり付きたくなるような乙女色の肉に、何十もの喉仏が上下した。
「あぁ…ぁぁ…」
恥ずかしさでいっぱいの声が響く中、
真っ赤なエナメルの手が、尻肉をゆっくり開いていった。
「やぁ、ぁぁ…ぁぁ」
ヴィオラの声は気息奄々たるありさまであった。
遂に、アーモンドの形のアヌスが画面に映し出される。通常は1センチ足らずの穴が10メートルもの長さで映るのだ。皺の溝、肉の色のコントラスト、脱毛の跡、アヌスの周りの肉のすべらかさ、蠢き…全てが生々しい。
しかも、そのアヌスは完全に口を閉じてはおらず、
「ぁぁ…ぁぁ…」
と、ヴィオラが喘ぐ度にうっすら肉が蠢き中が空洞ではないことを示唆する。
真っ赤なエナメルの指先が、入り口の肉のうっすらとした土手をつぅ辿る。
「ぁぁ…ぁぁ…」
ヴィオラのアヌスを空洞ではなくしている原因が見えてきた。
シリコン性のボールの一部がアーモンド形に見えている。
目も眩むようなネオンピンクだ。
「ああッ」
ヴィオラの声に叫びの響きが加わり、
庭で観賞している人々は息を飲んだ。
「ああ、ぁぁ…あぁ…ッ」
ヴィオラのアヌスの縁が直径5センチほどの正確な円を描いた。周りの肉は引っ張られ滑らかさを増していく。
「うわ、うわ、アァぁぁ…」
ゆっくり、ゆっくりと押し出されたネオンピンクのボールが、遂にヴィオラの体内から外へ出た。
粘着性の強いゼリー状の液体の太い氷柱が、少し開いたアヌスから垂れ、ボールは真っ赤なエナメルの手の上に産み落とされた。
エナメルの手が、ぬらぬら光るボールを人々に見せつける。
ついで、ヴィオラの全身が映る。
ヴィオラは、雷にでも打たれたように棒立ちになっていた。 が、とうとう不意に『ああ神様!』と叫びざま、両手で顔をおおって、号泣した。
長い長い脚の間から、もうひとつのシリコンボールがポーンと真っ直ぐの縦の線で、
落下した。
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