【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode Y . エドガーの場合 / 性奴隷再生

Edgar 006. スタンダップ・リトルバード

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ベッドに横たわったフェリシアンを眺める
エドガーに
しんしんと狂おしいいとおしさが頭上に降り注いでくる。

エドガーは、寝台のまえにひざをついて、フェリシアンの手にほおずりして、しょっぱい涙をとめどなくながしていました。そのうち、いつか瞼と瞼ががくっついて、フェリシアンのぺニスを頬張りはじめた。

「ぁぁん…、エドガーの小さなお口がとっても気持ちいい…」
フェリシアンの菫色の瞳が爛々と輝くのだ。

エドガーは絶えず夢うつつのようにフェリシアンとフェリシアンの幻にすがりついた。きっとこのひとも僕と同じように不幸なのであろう。と。

傍らには、表情の読めぬ顔で調教師が立っている。
調教師の眼が、エドガーを上から見据えた。
エドガーはうつむいたまま、殆ど顔をあげようとしない。
酔眼朦朧とフェリシアンのペニスにむしゃぶりついていた。
「ぁぁ…、エドガーの小さな舌が裏筋の血管を…擽ったい…あぁぁ…、」
「エドガー、大好きな兄のフェリシアンのペニスは美味しいかい?久しぶりのフェラチオは楽しいかい?」
「美味しい…美味しい…フェリシアン…きれい、あぁぁ…、」
更に深くまで加えて頬をすぼめ、じゅぶじゅぶ音を立てれば、
「ひ、うわぁ、あぁぁ…、ぁぁ…んー!ぁぁ…、あぁぁ…、すごい愛撫だ…ぁぁ…」
エドガーの貪欲さに対する怯えを含んだ声をあげたフェリシアンの身体が硬直して跳ねた。

エドガーの唇の端から、白が混ざった粘着性の高い涎が垂れる。
ありもしない才能と身体を張り、一身代作って、過去の過ちや仕打ちを見返そうとしている、エドガーもまた一匹の野狐。野狐、溝に堕ちる、風流五百生、なぞといった感情が取りとめなく調教師の胸に湧いたが、しかし、早くフェリシアンを助けねばならない。

あきらめよ、その心、けだもの、眠りを眠れ

「エドガー、フェリシアンを許して。離れなさい」
調教師の声を聞いたその顔が寂しげに、息も絶え絶えなフェリシアンを見つめている。
唇が動き、ようやくペニスを吐き出した。

「そんな顔をするな。私は愛しのフェリシアンに褒美をあたえねばならないんだよ。とてつもなく美しいものを見せてあげるからね。見ておいで」
エドガーがのろのろと立ち上がり調教師の指示通り近くの椅子に腰掛け見れば、
フェリシアンは眼を開き天井を見ていた。
ベッドの上の身体はしっとり汗ばみ、ペニスは濡れて光り、なだらかな腹が上下していた。

「エドガーのフェラチオ、凄く貪欲で情熱的だったな?フェリシアン。このまま寝ていても構わないけど、四つん這いになれたら、尻の穴に注射をしてあげるよ」
調教師の左手には何本かのアヌススティックとミニパドルが、右手にはホットドッグくらいはありそうな巨大なバイブレーターが握られていた。
それを、潤んだ菫色の瞳で見たフェリシアンのペニスがぴくんと揺れる。
薄ぼんやり開いた美しい唇から「ぁぁ…、ぁぁ…」と吐息を漏らしながら
うつ伏せに寝転がり、照れくさそうな仕草で尻を高く持ち上げた。長い腕で枕にしがみつき
「調教師さま…」
と、先をねだる。


「ぁぁ…ん…、あぁぁ…、ア、ア、ア、あぁぁ…、」
くちゅくちゅと粘着性の高い水音と、フェリシアンの鼻にかかった声がとめどなく調教室に響いている。
高くつきだした尻の肌は滑らかで、触れば吸い付いてくるような感触なのだろう。
「あぁぁ…、ア、ア、ア、ア、」
エドガーは、
絶世の美青年が調教師の手によって、どんどん淫らになってゆくのを見る悦楽に浸った。

調教師は、フェリシアンが喘ごうが喚こうが表情ひとつ変えずに淡々と
シリコンスティックの太さを除去に増やし、的確に、フェリシアンのアヌスを拡げていった。
慎ましいすぼまりはみるみる広がり、アヌスの周りはローションではない何かで湿気を帯び、数ミリの肉の土手が盛り上がってきた。
「アーッ、あぁぁ…、アーん…!」
フェリシアンがいよいよ支離滅裂に喘ぎ始めたころに
「ほら、極太の注射だよ」
調教師は口をぱくぱく開いたアヌスに太くゴツイバイブレーターをゆっくりめり込ませていった。
「う…うー…!うー!」
フェリシアンのアヌスがたおやかに極限まで広がっているように見える。


「あぁぁ…、あ、ヒィ、ヒィ」
シリコン製の大きなペニスがフェリシアンのアヌスで大きくうねっている。
敏感な肉に当たる亀頭がザザザと激しさを増して、それが、不意に変化する。
「アぁぁ…、アー!!」
そのうねりに合わせて、フェリシアンのアヌスの肉が呼吸をしているようだった。
フェリシアンがお尻に太いバイブレーターを差し込まれて乱れる姿は余りにもまばゆくて、
エドガーは、
夢のようなその光景を見つめていた。

「あぁぁ…、いっちゃう…!お尻が、酷い…お尻が酷いよぅ…!!」
更にトンと尻の穴に突き刺さる。
その光景を見たら、視界が歪み意識が遠退きかけるが、
見逃したくないという願いがエドガーをしゃんとさせた。
「あぁぁ…、ッ、あぁぁ…、ア、ア、ア、」
フェリシアンの身体が硬直し背中が大きく震え、尻の筋肉がきゅうっと締まった。

「巨大なバイブレーターで勝手にイッてしまう尻を打って欲しいかい?え?フェリシアン」
調教師の問いかけに、フェリシアンは黙っていた。強烈な絶頂を味わったせいで、一口もことばを返す元気もなかったのだ。
調教師は、暫くそんな彼のことをじぃっと見ていたが、不意に手を上げ振り下ろした。
パチーン!とフレッシュな尻肉が打たれる音が響く。
「あぁぁン!!」
フェリシアンは喚いたが、恐らく痛いのは調教師の掌のほうであろう。
「はぁ…ッ、はぁ…ッ」
フェリシアンの呼吸にはうっとりとした響きが交じっている。
「えい、フェリシアン、この美しく淫らな尻!」
━━━━パァン、
━━━━パァン!!
「あぁぁ…ッ、」
調教師は、小さなレザーのパドルで連続して打った。

「ぁぁ…ぁぁ…ぁぁ…」
フェリシアンは全身を甘酸っぱく震わせ、奥歯をカスタネットのようにカチカチ鳴らした。
断続的に破裂音が響く。
「ひアああぅ…ッ」
フェリシアンの腹筋が百メートル走でもしたかのように激しく膨らみ凹む。
「キャッ、ああぁ!!」
フェリシアンは、人心地を忘れてかな切り声をあげた。
調教師がアヌスから排泄され半分以上飛び出ていたバイブレーターを奥の奥まで捩じ込んだからだ。


側の椅子に座りながら見ているエドガーは何度か、背筋に震えが走りそうになった。
とんでもないしろものであった。
不意に、熱い温度を持ったものが、自分の内部からこみ上げてくるのをエドガーは感じた。
感情がとめどなく潤いに満ちてゆく。
ベッドに上がって自分も同じようにしてほしい衝動に駆られて脂っぽい汗が出てくる。
あの日受けた酷い仕打ちのせいで、このような感情は磨り減って消えてしまったと思っていたのに。
エドガーは、得体のしれない苦しい切なさに我慢できずに自分でも思いがけない素直な言葉で叫んだ。


「調教師さま…!!僕にも…僕にもしてください…!!」
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