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第1章 勇者を裁くだけの簡単なお仕事を始めました
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パーティーを組んでいるものにはダメージを与えられません。 それにより、 味方を巻き込むようなバカみたいな戦い方が成り立つのです。
それはそれとして。
パーティーが一緒だと平手打ちも無意味だったわけです。
今は別の理由でダメージを受けませんけどね。 その理由というのは・・・・・・。
「 ルナマリア、何をしたのよ!?」
大切な説明を遮らないでくださいよ。エイミア。
仕方がありません。少し相手をしてあげますか。
「 私は何もしていませんよ」
「 謎の魔法で反撃したんでしょ!」
私は回復魔法と補助魔法しか使えません。 言いがかりはよしてくださいよ。
攻撃魔法の詠唱はやめたほうがいいですよ。どうなっても知りませんからね。
「【ファイアー ボール】!!」
炎が私を直撃します。 でも、黒焦げアフロになったのはエイミアの方です。
「げほっ!? 一体どうなってるのよ!?」
「 私を攻撃しないほうがいいですよ。何しろ・・・・・・」
「 さては貴様、魔族だな!!」
私がやんわりとなだめようとしたら、 なぜかシルフィーユが素敵な勘違いをしていました。
どこをどう見たら私が魔族になるんですか。 人間になりすます魔族もいますけどね。 私は正真正銘人間ですよ。 その証拠に、 ダメージ反射機能がちゃんと働いているじゃないですか。
ダメージ反射機能というのはですね・・・・・・。
「 魔族だから俺たちの足を引っ張っていたというわけか!」
また遮られてしまいました。
もしもしアシュトン? 私とあなたは村にいた頃からずっと一緒にいましたよね。 勇者と分かる前から魔族が見張るのはおかしいと思いませんか。
思わないんでしょうね。おバカさんだから。
真面目に生きるほど馬鹿を見るとはよく言ったものですよね。
本当にどうしてくれましょうか。この人たち!
「ぐへっ!?」
「ほあっ!?」
「ふぁっ!?」
気がついたら3人が倒れていました。
誰がやったんでしょうね。 他に誰もいないから まるわかりですけどね。
はい、 犯人は私です。
私に勇者を超える力があるわけではありません。 聖女の力がなければ普通の村娘と変わらないですからね。 本当ですよ?
ふうっ。 やっと説明ができますよ。
勇者は魔王を倒す存在です。 人類を脅かすほどの脅威を持つ者と同等の力を持っています。 そんな人物が好き放題に振る舞ったらどうなるでしょうか。
今から約1000年前。 悪逆非道を繰り返す勇者がいました。勇者カンストは 人の家に勝手に上がり込み盗みを働き、 気に入った女性は無理やり 犯していたのです。
女神 アレクシスは カンストの勇者の称号を剥奪して、 裁きを与えました。
また同じような勇者が現れるとも限りません。魔王は未だに健在だというのに頭の痛いことです。
そこで勇者には 枷がつけられました。 勇者がもしも人を傷つけようとしたら、 そのダメージが 勇者に 反射されます。 勇者パーティーのメンバーも同様です。
それでも悪いことを考える勇者というのはいました。
勇者が暴走しないように、 現在の勇者は カンストの半分ほどの力になってしまっています。 魔王をますます倒せなくなってしまいました。
勇者を増加させるしかありません。 でもそうすると、魔が差す勇者も増える一方なわけで、 女神一人で裁きを与えるのは無理が出てきました。
そういうわけで 勇者を選定し、 勇者が悪の道に落ちてしまった場合は 裁きを与える、 女神の代行者としての聖女という役職が生まれました。
私は聖女です。
アシュトンを 勇者に選びました。 子供の頃は本当にふさわしいと思っていたのです。
それが今ではご覧の通りですよ。
女神の裁きを与えなければいけません。
馬鹿は死ななきゃ治らないと言いますから、いっそ一思いに・・・・・・。
でも、さすがに幼なじみを 手にかけるのは目覚めが悪いですよ。
勇者の称号を剥奪したら、 モンスターに突撃して行って殺されてしまうことでしょう。
「 アシュトンは勇者のままにしておくしかありませんね」
甘いと思われますか。
勇者の制約は強化しておきますから、 万が一アシュトンたちが暴走したとしても一般の被害者は出ないと思いますよ。
のんきに寝ている3人に私は結界の魔法をかけてあげました。 これでモンスターに襲われる心配はありません。
さすが聖女様。お優しいですね。
・・・・・・そんな目で見ないでください。仕方がないじゃないですか。誰も私を褒めてくれる人がいないんですからね。
さて、 街に戻りますか。
それはそれとして。
パーティーが一緒だと平手打ちも無意味だったわけです。
今は別の理由でダメージを受けませんけどね。 その理由というのは・・・・・・。
「 ルナマリア、何をしたのよ!?」
大切な説明を遮らないでくださいよ。エイミア。
仕方がありません。少し相手をしてあげますか。
「 私は何もしていませんよ」
「 謎の魔法で反撃したんでしょ!」
私は回復魔法と補助魔法しか使えません。 言いがかりはよしてくださいよ。
攻撃魔法の詠唱はやめたほうがいいですよ。どうなっても知りませんからね。
「【ファイアー ボール】!!」
炎が私を直撃します。 でも、黒焦げアフロになったのはエイミアの方です。
「げほっ!? 一体どうなってるのよ!?」
「 私を攻撃しないほうがいいですよ。何しろ・・・・・・」
「 さては貴様、魔族だな!!」
私がやんわりとなだめようとしたら、 なぜかシルフィーユが素敵な勘違いをしていました。
どこをどう見たら私が魔族になるんですか。 人間になりすます魔族もいますけどね。 私は正真正銘人間ですよ。 その証拠に、 ダメージ反射機能がちゃんと働いているじゃないですか。
ダメージ反射機能というのはですね・・・・・・。
「 魔族だから俺たちの足を引っ張っていたというわけか!」
また遮られてしまいました。
もしもしアシュトン? 私とあなたは村にいた頃からずっと一緒にいましたよね。 勇者と分かる前から魔族が見張るのはおかしいと思いませんか。
思わないんでしょうね。おバカさんだから。
真面目に生きるほど馬鹿を見るとはよく言ったものですよね。
本当にどうしてくれましょうか。この人たち!
「ぐへっ!?」
「ほあっ!?」
「ふぁっ!?」
気がついたら3人が倒れていました。
誰がやったんでしょうね。 他に誰もいないから まるわかりですけどね。
はい、 犯人は私です。
私に勇者を超える力があるわけではありません。 聖女の力がなければ普通の村娘と変わらないですからね。 本当ですよ?
ふうっ。 やっと説明ができますよ。
勇者は魔王を倒す存在です。 人類を脅かすほどの脅威を持つ者と同等の力を持っています。 そんな人物が好き放題に振る舞ったらどうなるでしょうか。
今から約1000年前。 悪逆非道を繰り返す勇者がいました。勇者カンストは 人の家に勝手に上がり込み盗みを働き、 気に入った女性は無理やり 犯していたのです。
女神 アレクシスは カンストの勇者の称号を剥奪して、 裁きを与えました。
また同じような勇者が現れるとも限りません。魔王は未だに健在だというのに頭の痛いことです。
そこで勇者には 枷がつけられました。 勇者がもしも人を傷つけようとしたら、 そのダメージが 勇者に 反射されます。 勇者パーティーのメンバーも同様です。
それでも悪いことを考える勇者というのはいました。
勇者が暴走しないように、 現在の勇者は カンストの半分ほどの力になってしまっています。 魔王をますます倒せなくなってしまいました。
勇者を増加させるしかありません。 でもそうすると、魔が差す勇者も増える一方なわけで、 女神一人で裁きを与えるのは無理が出てきました。
そういうわけで 勇者を選定し、 勇者が悪の道に落ちてしまった場合は 裁きを与える、 女神の代行者としての聖女という役職が生まれました。
私は聖女です。
アシュトンを 勇者に選びました。 子供の頃は本当にふさわしいと思っていたのです。
それが今ではご覧の通りですよ。
女神の裁きを与えなければいけません。
馬鹿は死ななきゃ治らないと言いますから、いっそ一思いに・・・・・・。
でも、さすがに幼なじみを 手にかけるのは目覚めが悪いですよ。
勇者の称号を剥奪したら、 モンスターに突撃して行って殺されてしまうことでしょう。
「 アシュトンは勇者のままにしておくしかありませんね」
甘いと思われますか。
勇者の制約は強化しておきますから、 万が一アシュトンたちが暴走したとしても一般の被害者は出ないと思いますよ。
のんきに寝ている3人に私は結界の魔法をかけてあげました。 これでモンスターに襲われる心配はありません。
さすが聖女様。お優しいですね。
・・・・・・そんな目で見ないでください。仕方がないじゃないですか。誰も私を褒めてくれる人がいないんですからね。
さて、 街に戻りますか。
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