32 / 63
あと一回だけ ☆
しおりを挟む
柔らかい唇が触れ合い、気持ちを込めて彼が唇をついばんでくる。
肩から二の腕、乳房に手が触れ、柔らかな双丘を何度か触られているうちに、先端がプツンとしこりたった。
「ん……っ、ん……」
ゾクゾクとした気持ちよさが体の奥底からこみ上げ、芳乃は腰を揺らし、彼の唇を舐めた。
目を閉じているとまな裏にグレースの顔がよぎり、凄まじい罪悪観に駆られる。
――ごめんなさい。
心の中で彼女に謝り、暁人が纏っている香水の残滓をそっと吸い込む。
――あと一回だけ。
あまりに罪深くて、眦から透明な涙が零れた。
それに気づいた暁人が、ペロリと彼女の涙を舐め取る。
「大丈夫。気持ちよくなるだけだから」
彼は芳乃のウエストから太腿までを撫で下ろし、下着をクルクルとねじって下ろしてしまう。
生まれたままの姿になった芳乃は、羞恥のあまり膝頭を合わせる。
が、彼に太腿を掴まれるとやんわりと脚を開かれた。
暁人は情欲でギラついた目で芳乃を見つめたまま、穿いていたズボンを下着ごと脱ぐ。
そして覆い被さってきたかと思うと、首筋から肩、胸元へと唇を這わせ、キスの雨を降らせてきた。
「ん……、あ、あ……」
彼の唇が素肌につき、ちう……と吸われるたびに、芳乃は微かな声を上げて吐息をつく。
抱きしめていいのか迷いながら背中に手を這わせると、温かく滑らかな素肌としなやかな筋肉が感じられた。
乳首は両手の指でスリスリと撫でられ、敏感に勃ち上がっている。
暁人の匂いと温もりに包まれていると思うと、安堵感と共にはしたない欲望が体の奥底からこみ上げ、秘められた場所を切なく濡らした。
「下……、触るよ」
肌から唇を離して囁いたあと、暁人の片手がまだ柔らかい肉芽にトンと触れた。
それだけでピクッと反応した芳乃は、とっさに下半身を緊張させる。
「大丈夫」
けれど彼は落ち着かせるように呟き、包皮ごと芳乃の淫芽をコロコロと転がしてきた。
「あん……、ぁ、……あ……」
秘部から体の深部にジィン……と愉悦が染み入り、脳髄を甘美にとろけさせる。
目を閉じて快楽を貪ろうとする芳乃を見て、暁人が小さく笑ったのが聞こえた。
「あ! ……あ……」
不意に片方の乳首を温かな口内に含まれ、大きめの声が出る。
そのままヌルヌルと舌で舐め回されて、芳乃は本格的な官能が自分を包もうとしている予感を得た。
しばらく、暁人は乳首を舐めては吸い、もう片方の胸の先端を指で弄り続けた。
空いた手は静かに淫芽をこね続ける。
やがて愛蜜で濡れ、綻んだ花弁からクチュクチュと水音が立つようになった頃、彼は指を秘唇に滑らせ感じた証をすくい取る。
「んっ、――ぁ、あ……っ」
何度も秘唇に沿って指が滑ったあと、ぬるついた蜜を纏った指先が、感じて肥大した淫玉に直接触れてきた。
「んーっ!」
芳乃は顔をあおのけ、腰をそらす。
思わず脚を閉じかけたが、そこにはすでに暁人の腰があって叶わなかった。
「気持ちよくなって」
濡れた乳首に吐息を掛けるように囁き、暁人はさらに手を動かす。
ほぐれた蜜口に指先が押し当てられたかと思うと、ツプリと侵入してきた。
「んぅっ、あ、あぁ……っ!」
我慢しようとしても、嬌声が口を突いて出てしまう。
わななく両手で口元を押さえようとするが、指の隙間から甘ったるい声が次から次に出て、暁人に届いてしまう。
その声は彼の雄を刺激し、ずしりと張り詰めさせている。
暁人は芳乃を愛撫しながら、ゆるりと体を揺らして固くなった先端を太腿に擦りつけていた。
「あぁあ……っ、あ、……あぁ……」
その感触だけで、彼が自分の反応に興奮してくれているのだと分かり、芳乃は歓喜する。
乳首は彼の口の中でぷっくりと腫れ上がり、何度も吸われてジンジンと疼いていた。
もう片方はひたすら優しく擦られ、先端のへこみを爪でカリカリと引っかかれる。
気持ちよさと掻痒感にまみれた芳乃は、腰を揺すり立て鼻に掛かった声で官能を示した。
「温かい……。俺の指をキュウキュウ締め付けてきているよ」
いやらしい言葉を掛けられるだけで、子宮が切なく疼く。
そして応えるように濡れそぼった蜜壷がわななき、暁人の指を吸い上げた。
肩から二の腕、乳房に手が触れ、柔らかな双丘を何度か触られているうちに、先端がプツンとしこりたった。
「ん……っ、ん……」
ゾクゾクとした気持ちよさが体の奥底からこみ上げ、芳乃は腰を揺らし、彼の唇を舐めた。
目を閉じているとまな裏にグレースの顔がよぎり、凄まじい罪悪観に駆られる。
――ごめんなさい。
心の中で彼女に謝り、暁人が纏っている香水の残滓をそっと吸い込む。
――あと一回だけ。
あまりに罪深くて、眦から透明な涙が零れた。
それに気づいた暁人が、ペロリと彼女の涙を舐め取る。
「大丈夫。気持ちよくなるだけだから」
彼は芳乃のウエストから太腿までを撫で下ろし、下着をクルクルとねじって下ろしてしまう。
生まれたままの姿になった芳乃は、羞恥のあまり膝頭を合わせる。
が、彼に太腿を掴まれるとやんわりと脚を開かれた。
暁人は情欲でギラついた目で芳乃を見つめたまま、穿いていたズボンを下着ごと脱ぐ。
そして覆い被さってきたかと思うと、首筋から肩、胸元へと唇を這わせ、キスの雨を降らせてきた。
「ん……、あ、あ……」
彼の唇が素肌につき、ちう……と吸われるたびに、芳乃は微かな声を上げて吐息をつく。
抱きしめていいのか迷いながら背中に手を這わせると、温かく滑らかな素肌としなやかな筋肉が感じられた。
乳首は両手の指でスリスリと撫でられ、敏感に勃ち上がっている。
暁人の匂いと温もりに包まれていると思うと、安堵感と共にはしたない欲望が体の奥底からこみ上げ、秘められた場所を切なく濡らした。
「下……、触るよ」
肌から唇を離して囁いたあと、暁人の片手がまだ柔らかい肉芽にトンと触れた。
それだけでピクッと反応した芳乃は、とっさに下半身を緊張させる。
「大丈夫」
けれど彼は落ち着かせるように呟き、包皮ごと芳乃の淫芽をコロコロと転がしてきた。
「あん……、ぁ、……あ……」
秘部から体の深部にジィン……と愉悦が染み入り、脳髄を甘美にとろけさせる。
目を閉じて快楽を貪ろうとする芳乃を見て、暁人が小さく笑ったのが聞こえた。
「あ! ……あ……」
不意に片方の乳首を温かな口内に含まれ、大きめの声が出る。
そのままヌルヌルと舌で舐め回されて、芳乃は本格的な官能が自分を包もうとしている予感を得た。
しばらく、暁人は乳首を舐めては吸い、もう片方の胸の先端を指で弄り続けた。
空いた手は静かに淫芽をこね続ける。
やがて愛蜜で濡れ、綻んだ花弁からクチュクチュと水音が立つようになった頃、彼は指を秘唇に滑らせ感じた証をすくい取る。
「んっ、――ぁ、あ……っ」
何度も秘唇に沿って指が滑ったあと、ぬるついた蜜を纏った指先が、感じて肥大した淫玉に直接触れてきた。
「んーっ!」
芳乃は顔をあおのけ、腰をそらす。
思わず脚を閉じかけたが、そこにはすでに暁人の腰があって叶わなかった。
「気持ちよくなって」
濡れた乳首に吐息を掛けるように囁き、暁人はさらに手を動かす。
ほぐれた蜜口に指先が押し当てられたかと思うと、ツプリと侵入してきた。
「んぅっ、あ、あぁ……っ!」
我慢しようとしても、嬌声が口を突いて出てしまう。
わななく両手で口元を押さえようとするが、指の隙間から甘ったるい声が次から次に出て、暁人に届いてしまう。
その声は彼の雄を刺激し、ずしりと張り詰めさせている。
暁人は芳乃を愛撫しながら、ゆるりと体を揺らして固くなった先端を太腿に擦りつけていた。
「あぁあ……っ、あ、……あぁ……」
その感触だけで、彼が自分の反応に興奮してくれているのだと分かり、芳乃は歓喜する。
乳首は彼の口の中でぷっくりと腫れ上がり、何度も吸われてジンジンと疼いていた。
もう片方はひたすら優しく擦られ、先端のへこみを爪でカリカリと引っかかれる。
気持ちよさと掻痒感にまみれた芳乃は、腰を揺すり立て鼻に掛かった声で官能を示した。
「温かい……。俺の指をキュウキュウ締め付けてきているよ」
いやらしい言葉を掛けられるだけで、子宮が切なく疼く。
そして応えるように濡れそぼった蜜壷がわななき、暁人の指を吸い上げた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
613
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる