【完結】聖女やめたいです

「やめたいんです……」

誰からも尊敬され愛される聖女という存在。それなのにリリアンヌは貶められていた。
つい本音を漏らした相手は魔族の王子だった。

「辞めちまえよ、聖女なんて」

言葉は乱暴なのに優しい手で愛されて、リリアンヌはもう戻れない。

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