今更です!私を無視した貴方のことなんて知らないんだから!

Kira

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精霊の国

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初めの記憶は暖かい腕の中で見た優しい笑顔だった気がする。
その人は美しい銀髪を緩く垂らし椅子に座っていた。
目は美しい青色で優しそうな色をしていた。
その人は黒い服を着た人に「おうひさま」って呼ばれてた気がする。
あんまり覚えていないが。
だが、美しいものはそれで終わってしまった。


次に覚えているのは黒髪の人が私を守っている姿だった。
あの「おうひさま」に頻繁に会い私に優しい笑顔をくれた人が守っていた。
なんだかよく分からなかったけど泣きたくなった。
あの「おうひさま」が赤いもので濡れていた?ものを見て分かったのだ。
この人には一生会えない。

それでももう一度あの笑顔を見たい。
あの優しい笑顔が大好きだった。


黒髪の人は涙を流していた気がしたが見間違いだったみたい。
強い力を湛えた紫色の瞳を見たからだ。


それからの記憶は曖昧だ。


だがあの黒髪の人が沢山の愛情をくれた。
それはよく感じている。
私に愛情をくれる人。
それを
「ママ」
だと言うのだと大きな白い狼は言った
その狼はそれを言ったきり姿を見せなくなった。

だから黒髪の人を「ママ」と呼んだらママは何を聞いたのか分からないという顔をして、それから顔をクシャッと歪めた。
嬉しいような悲しいような、笑いたいような、泣くのを我慢したいような。
そんな顔だった。

それでもやっぱり
「そうよ、私がママよ」
と言ったので言ったのは正しかったのかなと思った。



私はママと一緒に居る。
小さい家で。
狭いけど楽しい暖かい家だ。


前に「おうひさま」といた部屋はもっと大きくて綺麗だった。
あっちも気に入っていたがあんまりおぼえていないからママと居る家が1番だ。
あっちの部屋には多くの人がいた。
誰もかも私と「おうひさま」を見て嬉しそうに笑っていた。
それが「おうひさま」と会えなくなってみんな涙を流しわたしのおでこにキスをし出ていった。



とにかく今私はママと二人暮らしだ。

ん?

違うのか。

今いるのはママと私と、

ああ、

ママが精霊様って呼んでた私の友達だ。




だとすると大家族で暮らしている。







楽しい家で。

だから決して寂しくないはず。
けどあの「おうひさま」を思い出すとやっぱり胸にポッカリ穴が空いていて、なんとも言いようのない思いがある。



後で教えてくれた。
ママは悲しそうに言ったのだ。
「おうひさま」は私の本当の「おかあさま」と。
要は「ママ」。
ママはごめんねって言って泣いていた。

なんだかよく分からなかったけど
「私のママは2人なんだね」
と言ったらまた泣いた。
つられて泣いたら疲れちゃって寝ちゃった。

そのあとママはどこかスッキリした顔で笑った。





私とママ、それに私の友達の精霊達。

みんなで仲良くしている。




もう1人のママはきっと笑っている。
あの優しい笑顔をくれた人だからね。















ある日突然に私の家に何かが入り込んだ


それが分かるとママは私にこう言った
「このヴェールを取らないで。あと声も出さないように。大変なことが起こったら取って自分を守りなさい。歌も人前で歌ってはダメよ。
ママとの約束守ってね。」

その言葉は私を守るための約束だ
私はママの言葉を忠実に守っている
たとえ影でなんか言われようとも



ママと私はひっそりと暮らしている
表では
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