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5.推しと話せるなんて夢みたい♪
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「王子妃教育って、大変なんですか?」
私は聞いてみた。
「大変って、思っちゃいけないの。当然、身につけて然るべきものだから」
悪役令嬢は言った。
「嫌になったりしないんですか?」
「ん~」
悪役令嬢は少し考えると
「殿下と結婚するためには必要なことなの」
と言って微笑んだ。
はわわっ
天使の微笑み!
「殿下のことが、本当に好きなんですね」
「えっ?」
「だって、大変な教育も、殿下と結婚するために頑張っているってことですよね?私だったら、頑張れないと思います。結婚なんかやめる~っていうと思います」
「やめるなんて考えたこともなかったわ」
悪役令嬢は心底驚いた顔をして言った。
「じゃあ、今考えたとして、やめたいですか?教育も、結婚も」
「……やめたくないわ」
「じゃあ、やっぱり好きなんですよ」
「今までの妃教育を考えて、勿体ないからやめたくないだけかもよ?」
悪役令嬢は私に問いかける。
「でも、好きでもない人のために、これからも妃教育を続けたり、結婚したりする方が勿体なくないですか?」
「……ふふ、そうね。そっちの方が勿体ないわね。確かに」
悪役令嬢は手を口に当てて、笑い続けた。
「可愛いな~♡」
「えっ!誰が?」
はっ!思わず本音が口から出ていたのね!!
「その……笑う姿があまりに可愛らしくて……失礼しました」
悪役令嬢は、驚いた顔をして、私を見る。
「今まで、私を可愛いと言った人なんて、居ませんでしたわ」
-ツヅク-
私は聞いてみた。
「大変って、思っちゃいけないの。当然、身につけて然るべきものだから」
悪役令嬢は言った。
「嫌になったりしないんですか?」
「ん~」
悪役令嬢は少し考えると
「殿下と結婚するためには必要なことなの」
と言って微笑んだ。
はわわっ
天使の微笑み!
「殿下のことが、本当に好きなんですね」
「えっ?」
「だって、大変な教育も、殿下と結婚するために頑張っているってことですよね?私だったら、頑張れないと思います。結婚なんかやめる~っていうと思います」
「やめるなんて考えたこともなかったわ」
悪役令嬢は心底驚いた顔をして言った。
「じゃあ、今考えたとして、やめたいですか?教育も、結婚も」
「……やめたくないわ」
「じゃあ、やっぱり好きなんですよ」
「今までの妃教育を考えて、勿体ないからやめたくないだけかもよ?」
悪役令嬢は私に問いかける。
「でも、好きでもない人のために、これからも妃教育を続けたり、結婚したりする方が勿体なくないですか?」
「……ふふ、そうね。そっちの方が勿体ないわね。確かに」
悪役令嬢は手を口に当てて、笑い続けた。
「可愛いな~♡」
「えっ!誰が?」
はっ!思わず本音が口から出ていたのね!!
「その……笑う姿があまりに可愛らしくて……失礼しました」
悪役令嬢は、驚いた顔をして、私を見る。
「今まで、私を可愛いと言った人なんて、居ませんでしたわ」
-ツヅク-
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