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第五章:因果去来編
第五話「深き海の底から」その一
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二メイテル四方の狭苦しい部屋で差し出された煙草は、彼の稼ぎでは贅沢品とされる南方産の紙巻き品だった。
それが箱ごと手渡されて面食らっていると、半ば無理やり受領欄に名前を書かされた。
「あっ」
思わず名前を書いてしまったことに気付いて声を上げはしたものの、今さらどうなるものでもない。
彼は煙草を懐に仕舞い込み、目の前に座る軍人を睨むことにした。
「ロレンス・バークラインさんですか。お国はウルーシュでよろしいですか?」
「――ああ」
海虫を調べられたのだろう。おそらく自分以外の乗員についてもその正体は知られているに違いない。
これが軍人だった頃であれば、認識番号と名前の申告だけで済ませていた。しかし今の彼は民間人であり、部下たちの命を預かる身である。
自分が持っている情報を武器に、勝ち目の薄い戦いに挑まなければならなかった。
「俺たちをどうするつもりだ? こんなことをしてただで済むと思っているのか?」
ロレンスは自分の国が自分たちを見捨てないかどうか判断できずにいた。
祖国は好きだ。しかし、祖国が決して裕福ではなく、また力のある国でないことも知っている。
自分たちのような海虫乗りのために、これほどの巨大潜航艦を造り上げる国に喧嘩を売るとは考えにくかった。
「我々は命令に従うのみです。貴国との交渉が必要となれば、本国が行うでしょう」
相手の返答は予想通りの面白みのないものだった。
しかし、相手が統制の取れた軍隊であることは分かった。ならば、交渉もそれに見合ったものにするまでだ。
「俺たちはウルーシュの民間人だ。あんたらが何をしているかは知らないし、興味もない。あんたらの邪魔をしちまったってんなら謝るし、抵抗もしない。だから、さっさと俺たちを解放してくれんかね?」
「それは本国が判断することです。小官にはなんともお答えできませんね」
ロレンスの相手は、年若い新米士官のように見える。しかし、相手の見た目が宛てにならない例をロレンスはいくつも知っていた。
海棲種族や神族など、少年のような姿で数千数万という年齢であったりするのだ。
「じゃあ、あんたらは誰だ? それくらい教えてもいいだろう」
その質問は、ある意味で相手が自分たちをどのように捉えているか、確認するためのものだった。
相手が自分たちを軍かなにかの工作員だとみているならば、何も答えないか嘘を教えるだろう。
しかしこちらを無害な一般人だと認識していれば、或いは正体の一片くらいは掴めるかもしれない。
(さあ、どう答える?)
嘘ならばそれはそれで収穫になるだろう。
緊張するロレンスに対し、相手はゆっくりとした動きで懐に手を差し入れた。
「!?」
武器を取り出すのかと身構えるロレンス。
だが、相手は薄い板状の何かを取り出し、それをロレンスに差し出した。
「いやはや、すっかり身分証を身に付けるのを忘れていました」
「身分証……って、おい、こいつはなんの冗談だ? 嘘ならもっとまともな嘘吐けよ」
ロレンスが困惑するのも当然だ。
士官が差し出した身分証は、ウルーシュから遠く離れた場所にある大陸国家〈アルトデステニア〉の海軍士官であることを示していた。
彼はこの国と関わりを持ったことはほとんどない。
本国にはアルトデステニアからの商人が出入りしているが、それも決して大きな数ではなかった。
そもそも、この国には自分たちウルーシュの近海で行動する理由がない。
彼らの海軍が巡邏する航路からは逸れているし、そもそも利害がぶつかり合うような場所でもない。
「本当はどこの奴だ? エリュシオンか? それかトランか?」
「生憎ですが、小官は皇王陛下と皇国以外に忠誠を誓ったことはありません。まあ、信じられないのは理解できます。我々とて、ここに派遣されて驚いているのですから」
相手が嘘を吐いているのかどうか、ロレンスには判断できなかった。
しかし、これだけの艦を運用できる国が自分たちの近くで行動していることの意味は分かる。
「もうあんたら自身のことはいい。だが、その目的くらいは教えて欲しいもんだ」
「一応、これはあなたに対する尋問の時間なのですけどね。――まあ、事情をお話しした方が、あなたの口が軽くなるかもしれません」
士官が机の上に手を翳すと、投影窓がいくつも浮かび上がる。
それを見たロレンスは、驚いたように身を退いた。
「お、おまえ、それ……」
「ああそうだった。これって他国にはあんまりないんでしたよね。驚かせて申し訳ありません。触っても危険はありませんよ」
そう言って士官は自分の手で投影窓に触れて見せた。
投影窓は接触部が光るものの、手にはなんの影響も出ていないようだった。
「あ、ああ……」
「では、軽く状況をお教えしましょう。もっとも、艦を降りる際には忘れて貰いますけど」
「――記憶操作までやるってか。失敗しないことを祈るぜ」
「ここ百年で取り返しのつかない失敗をしたとは聞いていません。おそらく大丈夫でしょう」
彼らの国の記憶情報操作技術は卓越していた。
他者の精神情報を糧とする種族が数多暮らしているのだ。精神情報のひとつである記憶の操作技術が発達しない理由はなかった。
「では、これをご覧ください」
言葉と同時に、投影窓に見慣れた海中の光景が浮かび上がる。
しかし、すぐに実際の海中を映した映像は消え、立体描写された潜航艇の標本がするすると下りていく模式映像へと切り替わった。
「この場所は、ミドルガ海溝か?」
「よくご存じですね」
「なんども潜ったからな。だが、ここはずっと水竜の巣だった。あんまり潜ると捕まって潰されちまう」
「ええ、その通り、ここは水竜の巣“だった”」
ロレンスは士官が言葉を強調した意味を理解した。
おそらく、海溝から主である水竜が姿を消したのだ。
「――ちくしょう、その情報があれば俺だって潜ったのに!」
「いえ、そうしなくて正解でしたよ」
「なんだと?」
ロレンスが士官の顔を見ると、そこには深い憐憫があった。
「潜ったせいで彼らはそれを見つけてしまった。見つけてしまったがゆえに、狙われることになったのですから」
士官が手を振ると、模式化された海溝の底に巨大な何かが映し出される。
「こいつは……」
「あなたの国の潜航艇が見つけた、星船の残骸です」
「星船!? こりゃまたどえらいものを見つけたな……。いやまて、俺はなにも聞いてないぞ!? これはいつのことだ!」
「二週間前です」
「二週間!? 俺は陸にいたぞ! でも何も聞かされていない! 星船の残骸のことなんて……」
ロレンスはそこまで口にして、恐ろしいことに気付いた。
情報が封鎖されている。伝える人間がいれば、どう足掻いても漏れ出る情報が完全に封じ込められている。
それを実現する方法はひとつしかない。
「――沈められたのか?」
「ええ、本国への通信を傍受されたようです」
「ああああっ!!」
拳を机に叩き付け、唸る。
会ったことのある奴か、それとも顔も知らない誰かかは分からない。
だが、海虫乗りが獲物を前にそれを横取りされた悔しさは理解できる。しかも、それを取り返す機会と命まで奪われたとあっては、その悔しさは計り知れないほど大きなものだろう。
「我々は撃沈した側の動きからこの海域に沈む星船の存在を確信した本国によって、こうして派遣されてきました。星船の残骸がどのような状態かは分かりませんが、戦乱の種になるのは間違いありません」
「――そうだろうよ! おい、本国はどうなってる!?」
「今のところは平穏です。しかし、耳ざとい商人たちは早々にお国から脱出を始めていますよ」
「クッソが!!」
再び拳を叩き付け、立ち上がる。
檻の中の獣のように唸りながら歩き回った。
「本国は知ってるんだな!? 我らが〈ウルーシュ海上船団王国〉の国王陛下や、各地の船団藩王殿下は!!」
「おそらくは」
ならば、最悪の事態は避けられるかもしれない。
ロレンスは本国に残した家族の顔を思い出し、自分の心を落ち着ける。
その様子を眺めていた士官は、投影窓を総て消し、ロレンスに優しく話し掛けた。
「お国の相手はエリュシオンとトラン。――ご協力願えますね?」
事実は分からない。しかし、それを確かめる術はない。
確かめている間に、自分の国を形作る船が総て海底に沈められる可能性もある。
ロレンスの返事は決まっていた。
「船員には、俺から伝える……」
「どうぞ、ご随意に」
椅子に崩れるように座り込んだロレンスは、知っている総ての神に祈りを捧げるしかなかった。
それが箱ごと手渡されて面食らっていると、半ば無理やり受領欄に名前を書かされた。
「あっ」
思わず名前を書いてしまったことに気付いて声を上げはしたものの、今さらどうなるものでもない。
彼は煙草を懐に仕舞い込み、目の前に座る軍人を睨むことにした。
「ロレンス・バークラインさんですか。お国はウルーシュでよろしいですか?」
「――ああ」
海虫を調べられたのだろう。おそらく自分以外の乗員についてもその正体は知られているに違いない。
これが軍人だった頃であれば、認識番号と名前の申告だけで済ませていた。しかし今の彼は民間人であり、部下たちの命を預かる身である。
自分が持っている情報を武器に、勝ち目の薄い戦いに挑まなければならなかった。
「俺たちをどうするつもりだ? こんなことをしてただで済むと思っているのか?」
ロレンスは自分の国が自分たちを見捨てないかどうか判断できずにいた。
祖国は好きだ。しかし、祖国が決して裕福ではなく、また力のある国でないことも知っている。
自分たちのような海虫乗りのために、これほどの巨大潜航艦を造り上げる国に喧嘩を売るとは考えにくかった。
「我々は命令に従うのみです。貴国との交渉が必要となれば、本国が行うでしょう」
相手の返答は予想通りの面白みのないものだった。
しかし、相手が統制の取れた軍隊であることは分かった。ならば、交渉もそれに見合ったものにするまでだ。
「俺たちはウルーシュの民間人だ。あんたらが何をしているかは知らないし、興味もない。あんたらの邪魔をしちまったってんなら謝るし、抵抗もしない。だから、さっさと俺たちを解放してくれんかね?」
「それは本国が判断することです。小官にはなんともお答えできませんね」
ロレンスの相手は、年若い新米士官のように見える。しかし、相手の見た目が宛てにならない例をロレンスはいくつも知っていた。
海棲種族や神族など、少年のような姿で数千数万という年齢であったりするのだ。
「じゃあ、あんたらは誰だ? それくらい教えてもいいだろう」
その質問は、ある意味で相手が自分たちをどのように捉えているか、確認するためのものだった。
相手が自分たちを軍かなにかの工作員だとみているならば、何も答えないか嘘を教えるだろう。
しかしこちらを無害な一般人だと認識していれば、或いは正体の一片くらいは掴めるかもしれない。
(さあ、どう答える?)
嘘ならばそれはそれで収穫になるだろう。
緊張するロレンスに対し、相手はゆっくりとした動きで懐に手を差し入れた。
「!?」
武器を取り出すのかと身構えるロレンス。
だが、相手は薄い板状の何かを取り出し、それをロレンスに差し出した。
「いやはや、すっかり身分証を身に付けるのを忘れていました」
「身分証……って、おい、こいつはなんの冗談だ? 嘘ならもっとまともな嘘吐けよ」
ロレンスが困惑するのも当然だ。
士官が差し出した身分証は、ウルーシュから遠く離れた場所にある大陸国家〈アルトデステニア〉の海軍士官であることを示していた。
彼はこの国と関わりを持ったことはほとんどない。
本国にはアルトデステニアからの商人が出入りしているが、それも決して大きな数ではなかった。
そもそも、この国には自分たちウルーシュの近海で行動する理由がない。
彼らの海軍が巡邏する航路からは逸れているし、そもそも利害がぶつかり合うような場所でもない。
「本当はどこの奴だ? エリュシオンか? それかトランか?」
「生憎ですが、小官は皇王陛下と皇国以外に忠誠を誓ったことはありません。まあ、信じられないのは理解できます。我々とて、ここに派遣されて驚いているのですから」
相手が嘘を吐いているのかどうか、ロレンスには判断できなかった。
しかし、これだけの艦を運用できる国が自分たちの近くで行動していることの意味は分かる。
「もうあんたら自身のことはいい。だが、その目的くらいは教えて欲しいもんだ」
「一応、これはあなたに対する尋問の時間なのですけどね。――まあ、事情をお話しした方が、あなたの口が軽くなるかもしれません」
士官が机の上に手を翳すと、投影窓がいくつも浮かび上がる。
それを見たロレンスは、驚いたように身を退いた。
「お、おまえ、それ……」
「ああそうだった。これって他国にはあんまりないんでしたよね。驚かせて申し訳ありません。触っても危険はありませんよ」
そう言って士官は自分の手で投影窓に触れて見せた。
投影窓は接触部が光るものの、手にはなんの影響も出ていないようだった。
「あ、ああ……」
「では、軽く状況をお教えしましょう。もっとも、艦を降りる際には忘れて貰いますけど」
「――記憶操作までやるってか。失敗しないことを祈るぜ」
「ここ百年で取り返しのつかない失敗をしたとは聞いていません。おそらく大丈夫でしょう」
彼らの国の記憶情報操作技術は卓越していた。
他者の精神情報を糧とする種族が数多暮らしているのだ。精神情報のひとつである記憶の操作技術が発達しない理由はなかった。
「では、これをご覧ください」
言葉と同時に、投影窓に見慣れた海中の光景が浮かび上がる。
しかし、すぐに実際の海中を映した映像は消え、立体描写された潜航艇の標本がするすると下りていく模式映像へと切り替わった。
「この場所は、ミドルガ海溝か?」
「よくご存じですね」
「なんども潜ったからな。だが、ここはずっと水竜の巣だった。あんまり潜ると捕まって潰されちまう」
「ええ、その通り、ここは水竜の巣“だった”」
ロレンスは士官が言葉を強調した意味を理解した。
おそらく、海溝から主である水竜が姿を消したのだ。
「――ちくしょう、その情報があれば俺だって潜ったのに!」
「いえ、そうしなくて正解でしたよ」
「なんだと?」
ロレンスが士官の顔を見ると、そこには深い憐憫があった。
「潜ったせいで彼らはそれを見つけてしまった。見つけてしまったがゆえに、狙われることになったのですから」
士官が手を振ると、模式化された海溝の底に巨大な何かが映し出される。
「こいつは……」
「あなたの国の潜航艇が見つけた、星船の残骸です」
「星船!? こりゃまたどえらいものを見つけたな……。いやまて、俺はなにも聞いてないぞ!? これはいつのことだ!」
「二週間前です」
「二週間!? 俺は陸にいたぞ! でも何も聞かされていない! 星船の残骸のことなんて……」
ロレンスはそこまで口にして、恐ろしいことに気付いた。
情報が封鎖されている。伝える人間がいれば、どう足掻いても漏れ出る情報が完全に封じ込められている。
それを実現する方法はひとつしかない。
「――沈められたのか?」
「ええ、本国への通信を傍受されたようです」
「ああああっ!!」
拳を机に叩き付け、唸る。
会ったことのある奴か、それとも顔も知らない誰かかは分からない。
だが、海虫乗りが獲物を前にそれを横取りされた悔しさは理解できる。しかも、それを取り返す機会と命まで奪われたとあっては、その悔しさは計り知れないほど大きなものだろう。
「我々は撃沈した側の動きからこの海域に沈む星船の存在を確信した本国によって、こうして派遣されてきました。星船の残骸がどのような状態かは分かりませんが、戦乱の種になるのは間違いありません」
「――そうだろうよ! おい、本国はどうなってる!?」
「今のところは平穏です。しかし、耳ざとい商人たちは早々にお国から脱出を始めていますよ」
「クッソが!!」
再び拳を叩き付け、立ち上がる。
檻の中の獣のように唸りながら歩き回った。
「本国は知ってるんだな!? 我らが〈ウルーシュ海上船団王国〉の国王陛下や、各地の船団藩王殿下は!!」
「おそらくは」
ならば、最悪の事態は避けられるかもしれない。
ロレンスは本国に残した家族の顔を思い出し、自分の心を落ち着ける。
その様子を眺めていた士官は、投影窓を総て消し、ロレンスに優しく話し掛けた。
「お国の相手はエリュシオンとトラン。――ご協力願えますね?」
事実は分からない。しかし、それを確かめる術はない。
確かめている間に、自分の国を形作る船が総て海底に沈められる可能性もある。
ロレンスの返事は決まっていた。
「船員には、俺から伝える……」
「どうぞ、ご随意に」
椅子に崩れるように座り込んだロレンスは、知っている総ての神に祈りを捧げるしかなかった。
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