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グリニャック聖女編

024 隣国の第二王子

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 草木が芽吹く四月になりました。
 わたくしの生活は変わらず、トロレイヴ様とハレック様に愛を囁かれながら、そして、お二人で妄想を滾らせながら、幸せな日々を送っておりました。
 そうして四月に入ってすぐ、わたくしは国王陛下に呼び出しを受けました。
 同伴については何も言われておりませんでしたので、トロレイヴ様とハレック様に同伴していただくことに致しました。
 お二人をお迎えに行って、三人で馬車に揺られて王宮に向かいます。

「なんだろうね、国王陛下からの呼び出しなんて」
「わかりませんわ、ただ、内密にとの事だそうですわ」
「そんな呼び出しに、私達が同伴してよかったのか?」
「同伴についてはなにも言われておりませんでしたし、一人で来いと言われておりませんでしたので、構わないのではないでしょうか?」
「そっか、それならよかったけど、こんな時期に本当にいったい何なんだろうね」

 三人で首を傾げながら、王宮に着きますと、使用人が馬車停めの所で待っており、国王陛下のいらっしゃる玉座まで案内してくださるとのことでした。
 はて、玉座で何が行われるのでしょうか?
 わたくし達三人は、使用人の後をついて玉座に向かいます。
 玉座の間に着きますと、大きな扉が開き、中に入るように言われましたので、三人で中に進んでいきます。
 玉座に近づくと、カーテシーをして頭を下げます。

「国王陛下、本日はどのようなお呼び出しでございましょうか?」
「うむ……トロレイヴとハレックも一緒なのだな」
「何か不都合でもございましたか? 同伴についてはなにも言われておりませんでしたので、ご一緒に来ていただいたのですが」
「いや、うむ……まあ、構わないだろう」

 国王陛下は何か歯切れが悪く言いますと、とりあえずわたくし達に王族の方々や大臣方が並んでいる列、それでも上座の方に控えているように言われました。
 列の中にはデュドナ様が居らっしゃいましたので、その隣に並びました。

「デュドナ様、いったい何事なのですか?」

 わたくしが小声で聞きますと、デュドナ様も小声で答えてくださいました。

「隣国の王子が、終戦協定を結ぶためにやってくるんだ。今日はその調印式だね」
「まあ」

 遅くないですか? 半年以上前から隣国の王子はこの国にいらっしゃいましたわよね?
 その間何をなさっておいでだったのでしょうか? この国の情勢を探っていたとか? ありえそうですわね。
 えっと、隣国の王子の性格は確か、無能な兄を蹴落とせるぐらいに有能で、隣国の王子、エドワルド=リック=ブライシー様は基本的には温厚な性格をなさっていますが、切り捨てる場合は容赦なく切り捨ているという、切り替えの早い方、好みのタイプの女性は明朗な人、でしたかしら?
 まあ、わたくしの推しではないので大して興味がなく、それほど攻略をやり込んだわけではないのですけれども、確かそうだったはずですわ。

「隣国の王子がいらっしゃるなんて噂は聞いたことがありませんでしたが、いつ決まりましたの?」
「約半年前から調整はしていたんだよ。ただ、やはり終戦協定となるからには、調整に時間がかかってね」
「然様でございましたか」

 なるほど、確かに終戦協定ですものね。綿密に話し合う必要もございますし、裏で密かに調整を繰り返していたのですね。
 けれども、その間エドワルド様はどこに居らっしゃったのでしょうか?
 以前お見掛けしたときは街にいらっしゃいましたけれども。

「隣国の王子様は、その間ずっと王宮に滞在なさっていたのですか?」
「離宮の方に、密かに滞在していただいていたよ」
「そうなのですか、それにしても一切噂にならないだなんて、余程秘密裏に行動なさっていたのですね」
「そりゃ、隣国の王子が滞在しているなんて噂になったら、いらぬ詮索をされてしまうからね。宰相や各大臣ぐらいにしか知らせていなかったんだよ」
「なるほど、そうだったのですね」

 それでも、メイド達などから通常でしたら噂が漏れていくものなのですが、余程王家に忠実な使用人をあてがっておりましたのね。
 そんな風にデュドナ様と会話をしていますと、エドワルド様が入場するとの声がかかり、わたくし達は口を閉じました。
 入場していらしゃったエドワルド様は、手に二通の書簡をお持ちで、迷いなく国王陛下のもとまで行くと、膝をつき頭を下げました。

「ご機嫌よう、アトワイト王国、国王陛下。この度は、我がブライシー王国との終戦協定にご理解を示していただきありがとうございます」
「うむ。こちらとしても、無駄な争いはしたくはない故な」

 アドバンテージは、アーティファクトを所有している我が国にあると言った感じなのでしょうか?
 エドワルド様の態度からそんな感じがいたしますわね。

「終戦協定の書簡はこちらになります」

 エドワルド様がそう言って、持っていた書簡を掲げます。それを、侍従が受け取り国王陛下のもとまで持って行きます。
 国王陛下はその内容を確認し、問題がないと判断したんのでしょう、二通の書簡にサインを致しますと、一通をエドワルド様の元に返しました。

「それでは、ブライシー王国第二王子エドワルド=リック=ブライシー殿は、しばらくの間我が国に滞在し、交流を深めたいという事でよろしいのだな」
「はい」
「学園にも通いたいとの希望も聞いているが、相違ないだろうか?」
「はい」

 ……え、学園にエドワルド様が通いますの?
 って、まるで人質扱いですわよねえ、無能な第一王子の周囲が、有能な第二王子を国から離すように画策しているのでしょうか? その間に第一王子の地盤を固めて、立太子させようとしているとか?
 うーん、政は難しいですわねえ。

「では、学園での世話役として、我が息子ウォレイブを任命しよう。年も同じだし、通うクラスも同じになるだろう」
「ありがとうございます」
「ウォレイブ、前へ」
「はいっ」

 国王陛下の言葉に、列に並んでいたウォレイブ様が国王陛下の前、というかエドワルド様の隣に並びます。
 ……あ、そういえばウォレイブ様とエドワルド様のカップリングも結構ありましたわよね。まあ、興味はなかったので手は出しませんでしたけれども。
 友人曰く、ロミオとジュリエットのような関係が萌えるとの事でしたわ。
 ところで、わたくしは何のために呼び出されたのでしょうか? 世話役をウォレイブ様がなさるのでしたら、わたくしは必要ないのでは?

「ウォレイブよ、エドワルド殿をしっかり世話するのだぞ」
「かしこまりました、国王陛下」
「うむ。では一度下がるがよい」
「はい」

 そう言いますと、ウォレイブ様は列に戻りました。

「聖女グリニャック、前へ」
「はい」

 え!? わたくしですか? 何の用ですか? 余計な事に巻き込まないで欲しいのですけれども。

「エドワルド殿、彼女が聖女グリニャックだ。学園ではクラスこそ違うが、会うこともあるだろうから、よろしく頼む」
「こちらこそ、是非ともよろしくしていただきたいと思います」

 そういってエドワルド様がわたくしの方を見ます。
 艶やかな黒髪に、わたくしの瞳の色とよく似た、冷たいサファイアをはめ込んだような青い瞳、その瞳がわたくしを観察するように射抜いてきます。
 わたくしは出来る限り優雅に見えるように、エドワルド様に向けて微笑みました。

「では、聖女グリニャックよ、下がるがよい」
「はい」

 わたくしはカーテシーをしてから列に戻りました。
 え、こんなことの為にわざわざ呼び出されましたの? ウォレイブ様だけでいいのではないでしょうか?
 聖女の肩書を持っていると言うだけで、こんな目に合うなんて、本当に厄介ですわよね。誰かに押し付けることが出来るのなら押し付けてやりたいですわ。
 そうして、終戦協定の調印式と申しますか、契約は済みまして、エドワルド様がウォレイブ様に案内されるような形で玉座の間から出て行きました。
 事前に数か月間準備してきただけの事はあって、あっさりしたものですわね。
 わたくし達も解散となりましたので、王宮を後にしようとしたのですが、ふと、プリエマの事を思い出して、プリエマの元に向かうことにいたしました。
 プリエマは今五歳児の記憶しかございませんので、教育を詰め込まれている状態なのですが、詰め込み教育が行き過ぎているのか、時折癇癪を起こしては、お母様やお父様に会いたいと駄々をこねているそうなのです。
 わたくし達三人は、プリエマが滞在している客室の前に行くと、護衛騎士に扉を開けていただくようお願いいたしました。護衛騎士のお一人が中に入って行って入室の許可を取っているようです。
 すぐに護衛騎士の方が出てきて、扉が開けられます。

「お姉様!」
「プリエマ、久しぶりですわね。お勉強の方は頑張っておりますか?」
「そんなことよりも、折角来たのですから、一緒に遊びましょう」

 プリエマは目をキラキラさせてそう言ってきます。その後ろでは講師の方でしょうか? 額に手を当ててため息をつきながら首を左右に振っております。

「プリエマ、お勉強の途中なのではなくて? 放り出すのは良くありませんわね」
「そんな、私いっぱいお勉強してます! だから、たまには遊んだっていいじゃないですか!」
「そうは言いましても、貴女の為にも一日も早く元の水準まで持っていく必要がございますのよ?」
「そんな事言わないでください。私、こんな所に一人にされて、不安なんです」
「然様ですか」

 だからと言って、なにかにつけてお父様やお母様を、王宮に呼び出させるようなことはしないほうが良いと思うのですけれどもね。
 お二人とも暇ではないのですから。三日に一度はどちらかが呼び出されておりますものねえ。

「プリエマ、再度言いますが、お勉強は貴女の為なのですよ。がんばりなさいませ」
「そんな……だって私は、大人になった記憶なんてないのに、こんな無理やりお勉強させられるなんて……」
「これも、ウォレイブ様の正妃になるためです」
「そんなの、私は知りません」

 完全に思考が五歳児ですわね。

「では、ウォレイブ様の事が嫌いなのですか?」
「そんなことありません! ウォレイブ様は、絵本に出てくる王子様みたいでかっこいいです!」
「では、その正妃になれるのですから、お勉強も頑張らなくてはいけませんよ」
「そんなの、あんまりです。絵本のお姫様はそんな苦労していませんでした」
「絵本のお姫様も、陰ながら努力をしているのですわよ」

 わたくしの言葉に、プリエマは頬を膨らませて、納得できないという感情を表現しています。
 淑女教育も初期化されてしまったとわかっていても、十六歳にもなった令嬢がしていい表情ではございませんわね。
 エルネット様の怨霊を浄化してから数か月、プリエマは今ではすっかり健康そうな様子ですけれども、首にはくっきりと噛み痕が残っておりますので、常にスカーフを首に巻き付けている状態でございます。

「とにかく、講義の時間なのでしょう? わたくし達は帰りますので、続けて講義を受けるようになさいませ」
「そんな! 遊びましょうよ、お姉様」
「駄目ですわよ。お勉強は必要な事なのですから。今日はプリエマの顔を見に来ただけですもの」
「……私も、お姉様みたいに自由になりたいです」
「はい?」

 わたくしが自由? 聖女になって自由時間が減っているように思うのですけれどもね。

「プリエマ、わたくしも暇と言うわけではございませんのよ」
「嘘です。お母様が言っていました、お姉様は婚約者の方々と仲良くしているって!」
「それは、婚約者なのですから、仲良くして何か問題がございまして?」
「だって、私は違うもの。最近はウォレイブ様もあんまり遊びに来てくれなくなっちゃったんですもの」
「あら、そうなのですか? まあ、ウォレイブ様もお暇ではないでしょうし、多少は我慢しなければいけないのではないでしょうか?」
「そんなの、絵本と違います!」
「何もかもが絵本の通りとは限りませんのよ?」
「そんな……」

 プリエマはショックを受けたように、ポロポロと涙を流し始めます。はあ、この程度の事で泣くだなんて、本当に教育がゼロに戻っておりますわね。
 ああ、でも。エルネット様に意地悪を言われたとか言って、よくセルジルに泣きついていたそうですし、変わらないのでしょうか?

「とにかく、お勉強を頑張りなさいませ。では、わたくし達はこれで失礼いたしますわ」
「え! 待って、お姉様!」

 わたくしはプリエマの声を無視して、トロレイヴ様とハレック様を連れて部屋を出ます。
 まさか講義の途中だとは思いませんでしたわね。

「プリエマ様、本当に記憶が五歳児に戻ってしまったんだな」
「そうだね、なんというか、癇癪? っぽいものを良く起こしてるっていう噂だよね」
「困ったものですわよね。まあ、確かにいきなりウォレイブ様の婚約者になっているからお勉強をしろと言われては、混乱してしまうのかもしれませんが、それでも数か月経っておりますし、そろそろ慣れてくれてもいいと思うのですけれどもね」
「まあ、確かにな。体は大人なんだし、中身も伴わないとな」
「はあ、それにしても本当にわたくし、今日は何のために呼び出しを受けたのでしょうね」
「聖女自慢じゃないか?」
「そんな事の為に、いちいち呼び出しを受けては困ってしまいますわね」
「しかたがないよ、グリニャック様は聖女なんだから」

 はあ、本当に聖女なんて面倒なだけですわよね。
 その後、三人で馬車に乗り込み、トロレイヴ様とハレック様をお家に送り届けてから、我が家に帰宅いたしました。
 家に帰ると、セルジルにすぐにお父様の執務室に行くように言われましたので、セルジルの後をついてお父様の執務室に向かいました。

「お父様、グリニャックですわ」
「入りなさい」

 扉をノックしてそう言えば、すぐに入室許可がおります。
 わたくしはセルジルが開けてくれた扉に入り、お父様の近くまで行きました。

「今日は、いったい何の用で国王陛下に呼び出しを受けたんだ?」
「それが、隣国の第二王子がやってきていて、我が国との終戦協定を結ぶ調印式が行われましたの。わたくしは聖女としてその場に呼ばれたという感じでしたわ」
「そうか……、貴族達にはこれから周知されるのだろうな。それにしても、隣国と言うのはどこの隣国だ?」
「ブライシー国ですわ」
「なんと、あの好戦的な国が終戦協定を結んでくるとはな。意外だ」
「それだけ、アーティファクトの力がすごいという事ではないでしょうか?」
「そうだな」
「そうそう、あとはプリエマに会ってまいりましたわ」

 わたくしの言葉に、お父様は若干疲れたような顔をなさいました。

「そうか、どんな様子だった?」
「そうですわね、講義を受けていたにもかかわらず、わたくしと遊ぼうと言ってきたり、本当に五歳児に思考が戻ってしまったようですわね。けれども、五歳児でも講義の間は遊ばないと言うのは当然でございましたので、幾分わがままになっているのではないかと思いましたわね。あと、最近はウォレイブ様があまり遊びに来てくれないと膨れておりましたわ」
「そうか……、ウォレイブ様は側妃になる婚約者選びに忙しいからな、プリエマにばかりかまけてはいられないのだろうな」
「そうですわね」

 まあ、それをプリエマに説明しても、今のプリエマには理解できないでしょうね。

「他には何かなかったか?」
「そうですわねえ、隣国の第二王子が今後学園に通うことになったと言うことでしょうか?」
「学園に? 接待役はウォレイブ様か?」
「ええ、クラスも一緒になるそうなので」
「そうか。本来ならウォレイブ様も特進科に入るはずだったのだがな」
「そういえばそうですわよね、どうして特進科に入らなかったのですか? アルエノ様にも言えることですけれども」
「アルエノ殿はウォレイブ様に付き添って普通科クラスに入ったのだが、ウォレイブ様が普通科に通っているのは、プリエマと一緒のクラスになりたかったからだそうだ」
「は? そんなことで?」

 馬鹿ですか? 付き合わされているアルエノ様がお気の毒ですわね。まあ、それだけプリエマにご執心と言ったところなのでしょうか?
 三学年に上がったら、お二人は特進科に変わっているかもしれませんわね。

「ではお父様、報告は以上となりますので、着替えるために部屋に戻りますわ」
「ああ、ご苦労だったな。今日はゆっくり休むといい」
「ありがとうございます、そうさせていただきますわ」

 わたくしはお父様に頭を下げると、執務室を後にして自室に向かいました。
 自室にはリリアーヌとドミニエルの他にシャルナン様がいらっしゃいました。

「ただいま戻りましたわ」
「おかえりなさいませ、グリニャックお嬢様、早速お着替えをなさいますか?」
「ええ、リリアーヌ、手伝ってくださいませ」
「かしこまりました」

 わたくしはリリアーヌの手を借りて着替えを済ませて、簡素なドレスに着替えると、部屋のソファーにゆったりと座りました。
 すぐさまホットミルクをドミニエルが差しだして来ます。

「ありがとう」
「いえ」

 わたくしはホットミルクを一口飲んで、「ほぅ」と一息吐き出しました。

「聖女になったからとはいえ、わたくしはただの令嬢ですのに、あのような場に呼び出されるのは困ってしまいますわね」
「あのような場、ですか?」
「ええ、ブライシー王国との終戦協定の調印式に呼び出しを受けておりましたのよ」
「まあ、然様でございましたか。お疲れ様でございました」
「しかしグリニャック様。グリニャック様は聖女となったのですから、やはりこの国の顔としてご活躍なさるのは仕方がないのではないでしょうか?」
「シャルナン様、そう仰られましても、やはりわたくしには荷が重すぎますわ」
「そのようなことはございません。グリニャック様は立派な聖女であらせられます。それと、何度も行っておりますが、私の事はどうぞ呼び捨てになさってください」

 買い被りもいいとこですわね。それにしてもシャルナン様を呼び捨てですか……先々代の国王陛下の血を引く方を呼び捨てにするなんて、よろしいのでしょうか?

「本当に呼び捨てにしてよろしいの?」
「はい、もちろんです!」
「わかりましたわ、シャルナン。リリアーヌ、寝室でひと眠りいたしますわ。夕食の時間になったら起こしてくださいませ」
「かしこまりました、ごゆっくりお休みください」

 わたくしは一人で寝室に入りますと、いつものようにドレッサーの一番上の引き出しを開いて、アルバムを堪能致します。
 ああ、疲れた時にはやはりコレですわね。
 馬車の中でも、並んで座っていらっしゃるお二人を堪能することもできましたし、まあ、今日の呼び出しはそれで帳消しと致しましょうか。
 それにしても、エドワルド様が学園に通うなんて、ゲームではございませんでしたわね。
 わたくしも知らない展開……少しワクワク致しますが、不安もございますわね。まあ、予想通りの未来なんてございませんし、仕方がありませんわよね。
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