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おかしい……。
僕はただ肩揉みをしているだけなのに母さんから色っぽい声が聞こえてくる……。
確かにやる前に疲れがとれるように気持ち良くなってほしいと思いながらやってはいたが、これは別の意味で気持ち良くなり過ぎだろう……。
まさか……僕のユニークスキルが関係しているのだろうか?
ちなみに僕のユニークスキルは『感度操作』だ。
これは性的な意味合いでの感度が高くなっているのかもしれない。
しかし、僕も健全な男の子だ。この声は頂けない……10歳だし、まだ精通はしていないけど──
顔が熱くなる……母さんも僕と同じ金髪で長さは腰まである。30歳だけど、見た目は凄い美人だ。間違いが起こってはならない。
何度も言うが精通はしていないから間違いは起こらないはずだ。
そして、僕は前世では童貞だった。
──大丈夫だ。
これぐらい、童貞の僕なら耐えられるはず。なんせどうやったら良いかわかってないからな! 知識で知ってるだけだ!
童貞のまま死んだ僕は魔法使いになっているはず(適当)。
──いや、これは鍛錬だ。精通していない僕に精神力を鍛えろという事だろう。
そう、これは将来──屈強な精神力を習得するのに必要な鍛錬だ!
無心だ──
僕はまだ子供だ……子供なんだ(体が)。
実の母親に欲情なんかしやしないっ!
「はぅん……」
欲情しない!
「……あぁん……」
しないったらしない!
「……ロイもっとぉ~」
「母さん……その声なんとかならない?」
僕は心情を声に出していた。
「……はぁ……はぁ……無理よ……気持ちいいもの……」
「……身体に悪い気がするから今日はここまでね?」
「──!?」
手を止めてそう言うと母さんは絶望の表情を浮かべていた。
「いや、またしてあげるから……」
「絶対よ!? 毎日よ!?」
鬼気迫る母さんの表情に僕は頷いて返す。
こんな母さん見た事ないんだけど?
まぁ、これで僕の危機は去った。
でも、これから毎日する事になってしまったようだ。
「……母さん、今日はしばらく休みなんでしょ? レラと遊んでくるね」
僕はそう言って家から逃げるように外に出た。休みとは訓練の事だ。僕は最近参加してないけど……。
◇◇◇
「レラ~遊ぼう~」
僕はレラの家まで到着して、外から呼ぶ。
レラとは幼馴染のツンデレちゃんだ。
いつも殴ってくる。今の所は全くデレた事が無い。
これがツンデレか? と聞かれると疑問符を浮かべてしまうが、きっといつかデレてくれるだろうと願っている。もしかしたら今日デレてくれるかもしれないしね!
「……ロイ……相変わらずムカつく顔してるわね?」
不機嫌そうに目の前に現れるレラは銀髪のポニーテールを尻尾のように揺らしながら、少しつり目の真紅の瞳で僕を見据える。
「えっ? そう? 母さんは男前になれるって言ってたよ?」
「ふん、ぶん殴りたくなるわね!」
「いや、やめてよね? 昨日とか吹っ飛んだじゃないか……」
そう、昨日も久しぶりに会って遊んだらレラから木剣で殴られて数m程吹っ飛んだ……。
それにも関わらずあまり痛くなかったけど。
正確には痛かったんだけど、耐えていると痛くなくなっていた。
というか、レラは『開花の儀』でユニークスキル『剣の極み』を授けられている。
これは母さん曰く、歴代の『剣聖』が持っていたと言われる希少なスキルだ。
以前は殴られても、そこまで痛くなかったのだが──今では悶絶級だったりする。
僕からすると戦闘系のスキルはとても羨ましい。
僕のスキルなんて前世の記憶があっても、何に使えるのか全く不明だ!
あれか!? マッサージ屋でも開けばいいのか!?
いや、無いな……商売するには商業ギルドに登録して高い税金を納めなければならない。それに僕は冒険者がしたいからね!
「大して痛がってなかった癖に……」
「……確かに……まぁ、とりあえず遊ぼうよ! 何する!?」
「模擬戦」
「…………わかった」
それは遊びじゃないと断言したい。
だけど小さい頃からずっと2人で木剣を使って模擬戦をしているから彼女にとってこれが遊びになってしまった。
剣に憧れて勧めた昔の僕をぶん殴りたい……。
『開花の儀』以降の模擬戦では僕がずっと吹っ飛ばされて終わっている。昨日も久しぶりにしたぐらいだ……。
全力で断りたかったけど、ここで断ると木剣が飛んでくるから了承する。
「じゃあ、やるわよ?」
レラは僕に木剣を渡して構える。
僕もレラも母さんから剣を教えてもらっている。
それに『開花の儀』以前は互角に撃ち合えていた。
だけど、スキルの有り無しで一方的な展開になるなんて思ってもいなかった。
ただ、昨日はなんとなく攻撃が来る方向がわかるから一方的な展開ではあるけど、一撃でやられるという事はなくなったんだけどね……。
「いつでもいいよ~」
僕の返事と共に全く見えない攻撃が迫ってくる。
なんとなく、来るであろう方向に木剣を置くと──
カンッと木剣が当たる音が聞こえて来た。
「ふん、やるじゃない! どんどん行くわよっ!」
レラの攻撃はどんどん加速する。
手元なんか全く見えない。
僕は来ると感じる場所に木剣を置いて防いで行く。
その時、僕はふと思う。
『感度操作』って感じる事が出来る感覚を操作するんじゃないのだろうか?
──と。
本来、見えない攻撃なんて防ぐ事は出来ないはずだ。それにレラから受けた痛みの感覚も鈍くなっていたし、母さんが気持ちよくなったのも感じていたからだろう。
もしかして──
このユニークスキルって戦闘に応用出来るんじゃ……。
そんな事を考えていると、木剣が重なる音が連続で鳴っていく。
どんどん加速する音──
「ゔっ……」
次第に僕は体が追いつかなくなっていき、攻撃が当たり蹲る。一応手加減はしてくれているみたいで骨は折れていない。
これがデレなのか!?
いや、違うか……。
「今日も私の勝ちねっ! ロイってば昨日から防ぐのだけは上手くなったわよね! 大人でも見えないって言ってたのに」
大人でも見えない攻撃なのか……レラは将来どこまで強くなって行くんだろう?
「僕も置いていかれないように日々頑張っているんだよ」
「なら、昔の約束通り──将来は冒険者になってパーティ組みましょうよ!」
「そういえばそんな約束してたね……でも僕は戦闘スキルが無いから足手まといだよ?」
本当、どうにかしたいな……。
「別にいいわよ! ロイといたら楽しいし。私が守ってあげる」
ぷいっと顔を背けるレラの顔は少し赤かった。
こ、これは──
ついにデレた!?
苦節5年……ツンツンしてた幼馴染がついにデレました!
「ははっ、それは男として情けないね。僕もいつか追いつくよ。それより──レラ、顔が赤いよ?」
僕はデレたレラに少しちょっかいをかけてみる。
返ってきたのは──
「──うっさいっ!」
横薙ぎに放たれた木剣だった。
当然ながら不意打ちに近かった為、そのまま吹き飛ばされて僕は意識を失った。
◆
私はロイをおんぶしながらロイの家に連れて行っている。
ロイは呑気に私の背中で寝ている。
でも──なんか嬉しそうだ。
今では私の方が強くなってしまったけど、『開花の儀』より前の時はロイの方が断然強かった……。
私はクウォーターエルフ……耳は尖っていないけど、混ざり者。
混ざり者は半端者と呼ばれ──迫害される。
これはいつの時代でも変わらない。この街はまだマシだと両親から聞いているけど──
純血じゃないだけで私は幼い頃、虐められていた。
殴られる事も頻繁だった。
そんな日常を送っていると──
「弱い者虐めは許さないっ!」
そう言いながらロイは現れて、年上であろう子供達に向かって行き、私を助けてくれた。
私にはその姿が英雄に見えた。
私だけの英雄に──
その後、私達は頻繁に遊ぶ事になる。
でも、私は今まで友達なんかいなかった……付き合い方なんて知らない……。
今まで通りの付き合い方をすると──
ロイは「ツンデレの幼馴染だ!」とか言っていたけど意味がわからなかったけど。
聞けばロイのお母さんはとても凄い騎士だったそうだ。
そして、ある日──ロイは私が虐められても大丈夫なように提案してきた。
「理不尽な力に負けないように一緒に強くなろう!」
──と。
それから私達はロイのお母さんに稽古をつけてもらった。
面と向かっては言ってないけど、ロイのお母さん──いえ、ライラさんは今では私の師匠みたいなものだったりする。
ずっとロイには連敗し続けたけど、私がユニークスキル『剣の極み』を習得すると立場は一変する。
戦闘系のスキルを習得出来なかったロイは私に負け続ける日々が続き──
いつしか訓練をしなくなってしまった。
だけど、昨日久しぶりに誘うと模擬戦をしてくれた。以前は反応すら出来なかったはずなのに昨日今日は私の攻撃を防ぐ事が出来た。
昔に──
『冒険者に一緒になろう』
──と約束した言葉を確認すると、乗り気だった。
私は顔が赤くなるぐらい、とても嬉しかった。
感傷に浸っているとロイの家に到着する。
「あら、レラちゃん。ロイ担いでどうしたの? それに何か嬉しそうね?」
ライラさんが私を見つけてそう言う。
「──ロイが2日連続で模擬戦してくれました!」
私は今日の出来事を話していくと、ライラさんは嬉しそうに話を聞いてくれた。
ロイを預けた後は私も帰宅する。
道中に──
もっと訓練してロイを守るんだ!
そう決意して──
僕はただ肩揉みをしているだけなのに母さんから色っぽい声が聞こえてくる……。
確かにやる前に疲れがとれるように気持ち良くなってほしいと思いながらやってはいたが、これは別の意味で気持ち良くなり過ぎだろう……。
まさか……僕のユニークスキルが関係しているのだろうか?
ちなみに僕のユニークスキルは『感度操作』だ。
これは性的な意味合いでの感度が高くなっているのかもしれない。
しかし、僕も健全な男の子だ。この声は頂けない……10歳だし、まだ精通はしていないけど──
顔が熱くなる……母さんも僕と同じ金髪で長さは腰まである。30歳だけど、見た目は凄い美人だ。間違いが起こってはならない。
何度も言うが精通はしていないから間違いは起こらないはずだ。
そして、僕は前世では童貞だった。
──大丈夫だ。
これぐらい、童貞の僕なら耐えられるはず。なんせどうやったら良いかわかってないからな! 知識で知ってるだけだ!
童貞のまま死んだ僕は魔法使いになっているはず(適当)。
──いや、これは鍛錬だ。精通していない僕に精神力を鍛えろという事だろう。
そう、これは将来──屈強な精神力を習得するのに必要な鍛錬だ!
無心だ──
僕はまだ子供だ……子供なんだ(体が)。
実の母親に欲情なんかしやしないっ!
「はぅん……」
欲情しない!
「……あぁん……」
しないったらしない!
「……ロイもっとぉ~」
「母さん……その声なんとかならない?」
僕は心情を声に出していた。
「……はぁ……はぁ……無理よ……気持ちいいもの……」
「……身体に悪い気がするから今日はここまでね?」
「──!?」
手を止めてそう言うと母さんは絶望の表情を浮かべていた。
「いや、またしてあげるから……」
「絶対よ!? 毎日よ!?」
鬼気迫る母さんの表情に僕は頷いて返す。
こんな母さん見た事ないんだけど?
まぁ、これで僕の危機は去った。
でも、これから毎日する事になってしまったようだ。
「……母さん、今日はしばらく休みなんでしょ? レラと遊んでくるね」
僕はそう言って家から逃げるように外に出た。休みとは訓練の事だ。僕は最近参加してないけど……。
◇◇◇
「レラ~遊ぼう~」
僕はレラの家まで到着して、外から呼ぶ。
レラとは幼馴染のツンデレちゃんだ。
いつも殴ってくる。今の所は全くデレた事が無い。
これがツンデレか? と聞かれると疑問符を浮かべてしまうが、きっといつかデレてくれるだろうと願っている。もしかしたら今日デレてくれるかもしれないしね!
「……ロイ……相変わらずムカつく顔してるわね?」
不機嫌そうに目の前に現れるレラは銀髪のポニーテールを尻尾のように揺らしながら、少しつり目の真紅の瞳で僕を見据える。
「えっ? そう? 母さんは男前になれるって言ってたよ?」
「ふん、ぶん殴りたくなるわね!」
「いや、やめてよね? 昨日とか吹っ飛んだじゃないか……」
そう、昨日も久しぶりに会って遊んだらレラから木剣で殴られて数m程吹っ飛んだ……。
それにも関わらずあまり痛くなかったけど。
正確には痛かったんだけど、耐えていると痛くなくなっていた。
というか、レラは『開花の儀』でユニークスキル『剣の極み』を授けられている。
これは母さん曰く、歴代の『剣聖』が持っていたと言われる希少なスキルだ。
以前は殴られても、そこまで痛くなかったのだが──今では悶絶級だったりする。
僕からすると戦闘系のスキルはとても羨ましい。
僕のスキルなんて前世の記憶があっても、何に使えるのか全く不明だ!
あれか!? マッサージ屋でも開けばいいのか!?
いや、無いな……商売するには商業ギルドに登録して高い税金を納めなければならない。それに僕は冒険者がしたいからね!
「大して痛がってなかった癖に……」
「……確かに……まぁ、とりあえず遊ぼうよ! 何する!?」
「模擬戦」
「…………わかった」
それは遊びじゃないと断言したい。
だけど小さい頃からずっと2人で木剣を使って模擬戦をしているから彼女にとってこれが遊びになってしまった。
剣に憧れて勧めた昔の僕をぶん殴りたい……。
『開花の儀』以降の模擬戦では僕がずっと吹っ飛ばされて終わっている。昨日も久しぶりにしたぐらいだ……。
全力で断りたかったけど、ここで断ると木剣が飛んでくるから了承する。
「じゃあ、やるわよ?」
レラは僕に木剣を渡して構える。
僕もレラも母さんから剣を教えてもらっている。
それに『開花の儀』以前は互角に撃ち合えていた。
だけど、スキルの有り無しで一方的な展開になるなんて思ってもいなかった。
ただ、昨日はなんとなく攻撃が来る方向がわかるから一方的な展開ではあるけど、一撃でやられるという事はなくなったんだけどね……。
「いつでもいいよ~」
僕の返事と共に全く見えない攻撃が迫ってくる。
なんとなく、来るであろう方向に木剣を置くと──
カンッと木剣が当たる音が聞こえて来た。
「ふん、やるじゃない! どんどん行くわよっ!」
レラの攻撃はどんどん加速する。
手元なんか全く見えない。
僕は来ると感じる場所に木剣を置いて防いで行く。
その時、僕はふと思う。
『感度操作』って感じる事が出来る感覚を操作するんじゃないのだろうか?
──と。
本来、見えない攻撃なんて防ぐ事は出来ないはずだ。それにレラから受けた痛みの感覚も鈍くなっていたし、母さんが気持ちよくなったのも感じていたからだろう。
もしかして──
このユニークスキルって戦闘に応用出来るんじゃ……。
そんな事を考えていると、木剣が重なる音が連続で鳴っていく。
どんどん加速する音──
「ゔっ……」
次第に僕は体が追いつかなくなっていき、攻撃が当たり蹲る。一応手加減はしてくれているみたいで骨は折れていない。
これがデレなのか!?
いや、違うか……。
「今日も私の勝ちねっ! ロイってば昨日から防ぐのだけは上手くなったわよね! 大人でも見えないって言ってたのに」
大人でも見えない攻撃なのか……レラは将来どこまで強くなって行くんだろう?
「僕も置いていかれないように日々頑張っているんだよ」
「なら、昔の約束通り──将来は冒険者になってパーティ組みましょうよ!」
「そういえばそんな約束してたね……でも僕は戦闘スキルが無いから足手まといだよ?」
本当、どうにかしたいな……。
「別にいいわよ! ロイといたら楽しいし。私が守ってあげる」
ぷいっと顔を背けるレラの顔は少し赤かった。
こ、これは──
ついにデレた!?
苦節5年……ツンツンしてた幼馴染がついにデレました!
「ははっ、それは男として情けないね。僕もいつか追いつくよ。それより──レラ、顔が赤いよ?」
僕はデレたレラに少しちょっかいをかけてみる。
返ってきたのは──
「──うっさいっ!」
横薙ぎに放たれた木剣だった。
当然ながら不意打ちに近かった為、そのまま吹き飛ばされて僕は意識を失った。
◆
私はロイをおんぶしながらロイの家に連れて行っている。
ロイは呑気に私の背中で寝ている。
でも──なんか嬉しそうだ。
今では私の方が強くなってしまったけど、『開花の儀』より前の時はロイの方が断然強かった……。
私はクウォーターエルフ……耳は尖っていないけど、混ざり者。
混ざり者は半端者と呼ばれ──迫害される。
これはいつの時代でも変わらない。この街はまだマシだと両親から聞いているけど──
純血じゃないだけで私は幼い頃、虐められていた。
殴られる事も頻繁だった。
そんな日常を送っていると──
「弱い者虐めは許さないっ!」
そう言いながらロイは現れて、年上であろう子供達に向かって行き、私を助けてくれた。
私にはその姿が英雄に見えた。
私だけの英雄に──
その後、私達は頻繁に遊ぶ事になる。
でも、私は今まで友達なんかいなかった……付き合い方なんて知らない……。
今まで通りの付き合い方をすると──
ロイは「ツンデレの幼馴染だ!」とか言っていたけど意味がわからなかったけど。
聞けばロイのお母さんはとても凄い騎士だったそうだ。
そして、ある日──ロイは私が虐められても大丈夫なように提案してきた。
「理不尽な力に負けないように一緒に強くなろう!」
──と。
それから私達はロイのお母さんに稽古をつけてもらった。
面と向かっては言ってないけど、ロイのお母さん──いえ、ライラさんは今では私の師匠みたいなものだったりする。
ずっとロイには連敗し続けたけど、私がユニークスキル『剣の極み』を習得すると立場は一変する。
戦闘系のスキルを習得出来なかったロイは私に負け続ける日々が続き──
いつしか訓練をしなくなってしまった。
だけど、昨日久しぶりに誘うと模擬戦をしてくれた。以前は反応すら出来なかったはずなのに昨日今日は私の攻撃を防ぐ事が出来た。
昔に──
『冒険者に一緒になろう』
──と約束した言葉を確認すると、乗り気だった。
私は顔が赤くなるぐらい、とても嬉しかった。
感傷に浸っているとロイの家に到着する。
「あら、レラちゃん。ロイ担いでどうしたの? それに何か嬉しそうね?」
ライラさんが私を見つけてそう言う。
「──ロイが2日連続で模擬戦してくれました!」
私は今日の出来事を話していくと、ライラさんは嬉しそうに話を聞いてくれた。
ロイを預けた後は私も帰宅する。
道中に──
もっと訓練してロイを守るんだ!
そう決意して──
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