悪役令嬢、闇ギルドの稼ぎ頭になる

砂糖 真湖

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15 ギリーside

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ギリーside

ギリー覚えてる?お爺様だよ

ぶっちゃけ、存在忘れてたから全然出せんかった。

___________________


サクとレイが喧嘩したそうじゃ。

バルトのやつ、ゲラゲラ笑いながらサクを慰めにいったのに、なんじゃか深刻な顔で戻ってきた。


「サクのやつ…ちょっとやばい。まじやべぇ。レイを説得してくる」


なにがやばいんじゃ。気になったからサクんとこに行くと確かにやばい。

「レイが僕の前から消えるなら…もう一緒に死ぬしか…」


…やめとくれよ、縁起でもない。年寄りをもうちっと敬っとくれよ、心臓に悪いぞい。


わしも怖くなってレイを探しとったら、あやつ、道端で自分の髪をナイフで切っておった。


「ちょ、ちょ。レイ!何しとるんじゃ?!」


「あ!お爺様、お願い!」

後ろの髪の毛切ってくれる?

なんて、ものすごい笑顔でいわれたもんじゃからわしも、なんか、気が抜けてしまってな。


「はぁ、ほらナイフを貸しなさい。切ってやるからな」


髪の毛を切りながら話を聞くと、バルトのやつ、責任をとってから謝れとか言ったそうじゃ。


「だから頭を丸めようと思って!」


…なんか、違うぞ。それは。

レイがガタガタに切った髪の毛を整えてあげながらため息をつく。


「ほら、できたぞぃ。サクとちゃんと、仲直りするんじゃぞ。ついでに大好き!って言ってやりなさい」


「うん!分かった!」

本当に分かってるのか分からんがレイは笑顔でサクのところへ向かっていった。


「…元気になったのう」


最初は何か我慢しているみたいに笑わなかったレイは、今ではよく笑うようになった。


「子供は元気が一番じゃ」

___________________

髪を丸める→頭を丸める
修正しました、、、
読み直してて爆笑した、ごめんなさい

    
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