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しおりを挟む急いで僕から離れてって言ったのに、あの子はしめじと名乗ったっけ……?しめじ君という男の子が僕の口に自分のペニスを入れさせて……ぎゃあーーー恥ずかしい!!
何て幻覚を見たんだ僕は!!
僕の心の中の欲望にはそんな本能が隠れていたとか?
いやいや違う!!
僕の好みは一貫して小さな男の子なんかじゃない筈だ。僕もヘルスも見た目年齢より若く見られてしまうから、こう、もっと大人っぽい、でも普通の爽やかな男の人と……。いや、もう少し年上のイケオジと呼ばれる人達も素敵だと思うし……あはは……自分はモテないから、こうして頭の中で妄想している時が1番楽しいかも。
(ニールはさー、妄想ばかりして年を重ねていく内に理想が高くなり過ぎるのが心配だ。もっと経験が必要だぞ!!)
よくヘルスにそうやって怒られていたっけ。
ヘルスは何だかんだ言って僕の事を気にかけてくれる。それで強引に自分の恋人の知り合いを僕に会わせた事もあったけど、「ヘルス君の親友だと聞いていたから、ヘルス君みたいな子が来るかと思っていたんだけど君はなんか違うね」と言われて、その先の進展は無かった事もあったな。
こんな霧の中で1人で歩いていると、心がネガティブになってしまう。泣いていたしめじ君の泣き声もまだ聞こえてるみたいに耳に残っているし……。
「ねえ?ねえ?貴方!!」
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