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僕の好きになった気持ちに嘘は無いけど、悲しくてウジウジしていた気持ちから、もう少し天使君を見習ってこれからの人生もっと精一杯生きていかなければと思った。何より天使君と同じ様に僕は精一杯生きているかなと自問すると自信はないし少し反省した。
「じゃあ天使君、僕の名前はね、ニールって言うんだ。一緒について来てくれる?」
「ああ。最初からそのつもりだ。宜しくなニール。いい名前だな」
そんな訳で結局天使君と一緒に歩く事になった。毒を持っている天使君とは一定の距離を保っているし、天使君も僕が天使君の頭皮のフケがつきそうになると自分から距離を保って避けてくれる様になった。
僕も天使君が本当に僕を殺さないだろうと少し安心してからは元々華奢で僕より体力がない天使君の為にゆっくり歩いてあげる。
天使君と仲良くなると天使君は僕が質問してくれれば自分の分かっているきのこの知識は何でも教えてくれる。例えば僕が感じたきのこのルールについて質問してみた。
「ああ?きのこはほとんど誘っても同意がなければ責めて来ない。人間に興味を持たれて収穫されないと食べて貰えないからな。まあ例外はあるが」
「やっぱり!!」
「じゃあ天使君、僕の名前はね、ニールって言うんだ。一緒について来てくれる?」
「ああ。最初からそのつもりだ。宜しくなニール。いい名前だな」
そんな訳で結局天使君と一緒に歩く事になった。毒を持っている天使君とは一定の距離を保っているし、天使君も僕が天使君の頭皮のフケがつきそうになると自分から距離を保って避けてくれる様になった。
僕も天使君が本当に僕を殺さないだろうと少し安心してからは元々華奢で僕より体力がない天使君の為にゆっくり歩いてあげる。
天使君と仲良くなると天使君は僕が質問してくれれば自分の分かっているきのこの知識は何でも教えてくれる。例えば僕が感じたきのこのルールについて質問してみた。
「ああ?きのこはほとんど誘っても同意がなければ責めて来ない。人間に興味を持たれて収穫されないと食べて貰えないからな。まあ例外はあるが」
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