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二年目 勧誘員現る
体力づくり
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「んーとですね、アッシェが見たのはとんがった岩でできたお家で、コンちゃんとポッシェちゃんと一緒に暮らしてる自分の姿なのです。」
「私とポッシェ?」
「ですー。」
「俺らは?!」
「欠片も見当たらないかったです。」
とんがった岩のお家か。
取り敢えず、フレトゥムールの近辺ではそういった住居は存在しない。
先に聞いちゃったせいもあるかもしれないけど、確かに迷宮都市グラムナードでは岩山を刳り抜いて住居にしてるって、何かの本で読んだようなきがする。
「なにはともあれ、グラムナードが外れだった場合に他の場所を探すのにも、探索者は丁度いいと思ったです。」
「アッシェも適当に言い始めた訳じゃないんだねぇ。
じゃあ、明日の朝から一緒に探索者になる為の特訓をしよう!」
「特訓ですー?」
「体力づくりとか、素振りとかだね。」
「頑張るです。」
私が物思いにふけっている間に、ふと気が付くと何故かアッシェとポッシェが麻一緒に走りに行くことになっている。
「それは、私もした方が良い?」
「コンカッセが疲れた時には僕がおんぶしてあげるから平気。」
――それはちょっと嬉しい……じゃなくて。
「私が力尽きるのが前提……?」
「だって、コンカッセは校庭1周が限度だよね?」
「旅をするのに体力は必要不可欠なのです。
コンちゃんも、レッツ朝練!
なのです☆」
そうか。
私がアッシェと一緒に岩でできたお家のあるどこかに行くのは確定なのか。
それで、そのためには体力が必要。
なるほど、納得できないけど必要らしいのは理解。
理解したのは、明日から筋肉痛と戦う羽目になった事。
こんなことなら、勉強ばっかりしてないで体力づくりもしておけばよかった……。
そんな訳で翌朝。
早速、アッシェとポッシェに寝床から引きずりだされて、私は街中を走っていた。
――過去形なのは、体力が尽きてきて既に足が上がってないから。
うう……歩くのすら、既につらい。
「アッシェ、もう、コンカッセの事おんぶしてもいい?」
「ここまできたらそれも仕方ない事なのです?」
「うう……もうダメ……。」
ポッシェの甘い言葉にとうとう地面に膝をつく。
ゼーヒーゼーヒー
もう、死ぬかもしれない。
「とは言え、コンちゃんのこの体力のなさは致命的なのです。」
「そこは僕が何とかフォローするよ?」
「せめて、2キロくらいは走れるようになってほしいところなのです……。」
「少しづつ……少しづつ頑張る……。」
ちなみに、孤児院からグルーっと東門に向かって500メートルくらいまで走ったところで力尽きた。
頑張ったんだ、これでも。
それにしても、この辺りはどうにも獣臭い。
丁度、貸し馬屋のある場所の近くで力尽きたから仕方がないけど。
でも、こんなに早朝から貸し馬屋が開いてるなんて初めて知った。
確か……、去年孤児院から独立したアルビンがここで働いてるんだっけ。
孤児院出身だと、やっぱりこういった労働環境が厳しい場所で働くことになるんだな、とちょっと悲しくなる。
それでも学校に通ってこない貧困家庭の子よりも、きちんとお給料が貰えるところで働けるだけずっと良い。
文字が読めず計算も出来ないようでは、客商売なんかは出来ないし。
「じゃあ、残りの時間はポッシェちゃんはコンちゃんをおんぶした状態でって事です?」
「そうだねぇ。
そういう訓練もした方が良いかも。」
ポッシェは、アッシェの言葉に頷きながら私を背に載せ立ち上がった。
「私とポッシェ?」
「ですー。」
「俺らは?!」
「欠片も見当たらないかったです。」
とんがった岩のお家か。
取り敢えず、フレトゥムールの近辺ではそういった住居は存在しない。
先に聞いちゃったせいもあるかもしれないけど、確かに迷宮都市グラムナードでは岩山を刳り抜いて住居にしてるって、何かの本で読んだようなきがする。
「なにはともあれ、グラムナードが外れだった場合に他の場所を探すのにも、探索者は丁度いいと思ったです。」
「アッシェも適当に言い始めた訳じゃないんだねぇ。
じゃあ、明日の朝から一緒に探索者になる為の特訓をしよう!」
「特訓ですー?」
「体力づくりとか、素振りとかだね。」
「頑張るです。」
私が物思いにふけっている間に、ふと気が付くと何故かアッシェとポッシェが麻一緒に走りに行くことになっている。
「それは、私もした方が良い?」
「コンカッセが疲れた時には僕がおんぶしてあげるから平気。」
――それはちょっと嬉しい……じゃなくて。
「私が力尽きるのが前提……?」
「だって、コンカッセは校庭1周が限度だよね?」
「旅をするのに体力は必要不可欠なのです。
コンちゃんも、レッツ朝練!
なのです☆」
そうか。
私がアッシェと一緒に岩でできたお家のあるどこかに行くのは確定なのか。
それで、そのためには体力が必要。
なるほど、納得できないけど必要らしいのは理解。
理解したのは、明日から筋肉痛と戦う羽目になった事。
こんなことなら、勉強ばっかりしてないで体力づくりもしておけばよかった……。
そんな訳で翌朝。
早速、アッシェとポッシェに寝床から引きずりだされて、私は街中を走っていた。
――過去形なのは、体力が尽きてきて既に足が上がってないから。
うう……歩くのすら、既につらい。
「アッシェ、もう、コンカッセの事おんぶしてもいい?」
「ここまできたらそれも仕方ない事なのです?」
「うう……もうダメ……。」
ポッシェの甘い言葉にとうとう地面に膝をつく。
ゼーヒーゼーヒー
もう、死ぬかもしれない。
「とは言え、コンちゃんのこの体力のなさは致命的なのです。」
「そこは僕が何とかフォローするよ?」
「せめて、2キロくらいは走れるようになってほしいところなのです……。」
「少しづつ……少しづつ頑張る……。」
ちなみに、孤児院からグルーっと東門に向かって500メートルくらいまで走ったところで力尽きた。
頑張ったんだ、これでも。
それにしても、この辺りはどうにも獣臭い。
丁度、貸し馬屋のある場所の近くで力尽きたから仕方がないけど。
でも、こんなに早朝から貸し馬屋が開いてるなんて初めて知った。
確か……、去年孤児院から独立したアルビンがここで働いてるんだっけ。
孤児院出身だと、やっぱりこういった労働環境が厳しい場所で働くことになるんだな、とちょっと悲しくなる。
それでも学校に通ってこない貧困家庭の子よりも、きちんとお給料が貰えるところで働けるだけずっと良い。
文字が読めず計算も出来ないようでは、客商売なんかは出来ないし。
「じゃあ、残りの時間はポッシェちゃんはコンちゃんをおんぶした状態でって事です?」
「そうだねぇ。
そういう訓練もした方が良いかも。」
ポッシェは、アッシェの言葉に頷きながら私を背に載せ立ち上がった。
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